小籔千豊、スピードワゴン小沢…演技が板につきすぎのお笑い芸人たち

2019/3/18 08:50 日刊SPA!

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 お笑い芸人の千原ジュニアが、現在放送中の月9ドラマ『トレース~科捜研の男~』(フジテレビ系)にレギュラー出演しており、毎週のようにその演技が話題になっている。

 警視庁刑事部長に史上最年少というスピードで昇進したエリートを演じる千原。昨年には主演映画『ごっこ』も公開されており、本業の芸人としてだけではなく、役者としても株を上げているのだ。

 そんな千原のように、ドラマや映画などの分野で幅広く活躍しているお笑い芸人は少なくない。そこで今回は、役者の経験があるお笑い芸人を紹介していこう。

◆小籔千豊:『陸王』など

 まずは、毒舌芸人として人気の高い小籔千豊。近年はモデルやバンドのドラム担当としても活動するなど、多方面でその才能を発揮しているが、2017年にはテレビドラマ『陸王』(TBS系)に出演し、役者としても評価されていた。

『陸王』で小籔が演じたのは、自身の所属する会社の社長に腰巾着のようについて回り、保身のための発言を繰り返すという嫌な役どころ。実際、視聴者からは「顔を見るだけでムカつく」などという声が上がり、嫌われ役を見事に演じきっていたと言っていいだろう。

 小籔は2001年から吉本新喜劇の一員として活動を続けており、2006年には座長を任されているため、新喜劇で長年培った演技力がドラマに活かされるようになったのも、ごく自然な話なのかもしれない。

◆宮川大輔:『隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS』など

『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)などでの身体を張った姿が目立ち、どうしてもバラエティ芸人のイメージが強い宮川大輔にも、実は多くの演技経験がある。

 宮川といえば、吉本のお笑い芸人養成スクール・NSC大阪校の9期生。NSCにはもともと役者志望で入ったところ、周りの生徒がほぼ全員芸人志望だったために、自分も芸人を目指すようになったというエピソードの持ち主なのだ。

 だが、NSC入校から3年後の1993年にはドラマ『ワタナベ』(関西テレビ)で俳優デビュー。2000年には宮本亜門演出の舞台『BOYS TIME』のオーディションに合格し、その後も映画『パッチギ! LOVE&PEACE』(2007年)や、ドラマ『チーム・バチスタの栄光』(フジテレビ系、2008年)などのキャストに名を連ねている。

 2008年、黒澤明監督の名作映画をリメイクした映画『隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS』に出演した際には、「俳優業とお笑いを分けて意識しないことで、力が入りすぎないようにしている」と、自身のスタンスを語っていた。

◆小沢一敬(スピードワゴン):『4号警備』など

 個性的でキザな言い回しで人気のスピードワゴン・小沢も、役者として活動しているお笑い芸人の一人だ。

 以前から『絶対零度~特殊犯罪潜入捜査~』(フジテレビ系、2011年)などのドラマにたびたび出演していたものの、いまいち大きな話題にはならず。そんな小沢の演技が脚光を浴びたのは、2017年4月に放送されたドラマ『4号警備』(NHK)だった。

 この作品で小沢は、ホテルのフロント従業員にストーカー行為を繰り返す犯人役を怪演。その圧巻の芝居は「リアルすぎる」「演技に見えない」と、各所で絶賛が相次いだのである。

 メディアでは自身の独特な恋愛観を語ることも多い小沢だが、今後はもしかすると、ストーカーなどの一癖ある配役で見かける機会が増えるかも?

◆徳井義実(チュートリアル):『セシルのもくろみ』など

 続いては、吉本の男前ランキングで殿堂入りを果たしているだけでなく、2006年にはM-1グランプリでチャンピオンにもなっている実力者、チュートリアル徳井だ。

 俳優と並んでも見劣りしないほどのイケメンである徳井は、『Nのために』(TBS系、2014年)や『私結婚できないんじゃなくて、しないんです』(TBS系、2016年)などのドラマに出演。

 2017年のドラマ『セシルのもくろみ』(フジテレビ系)では、カリスマメイクアップアーティストという難しい役どころを、まるで長年その仕事に携わっているかのような“こなれ感”とともに表現。高い評価を得た。

 すでに30本以上の映画、ドラマに出演経験のある徳井。これから先もさまざまな作品で、その甘いマスクを目にすることになるだろう。

◆設楽統(バナナマン):『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』など

 最後に紹介するのは、午前中の帯情報番組『ノンストップ!』(フジテレビ系)をはじめ、今や数々の番組でMCを務めているバナナマンの設楽統だ。

 ドラマ『流星の絆』(TBS系)や、ドラマ『MR.BRAIN』(TBS系)では刑事役を務め、映画『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』ではライター役として主演に抜擢された実績を持つ。

 コンビ結成から25年ほど経ったいまでも、毎年、夏に単独コントライブを行っているバナナマン。そのコントで養われたひょうひょうとした演技力が、観る者を引き込んでいくのである。それは舞台で共演した女優・水野美紀に「設楽さんのぶれのなさ、舞台上で空気を読む瞬発力、俳優としてのスキルの高さに感動し、助けられた」と言わしめるほどだった。

 ――今回紹介した5人のほかにも、高い演技力で有名な宮迫博之(雨上がり決死隊)や、ドラマ界から今引っ張りだこの児嶋一哉(アンジャッシュ)、二代目“裸の大将”という大役を任された塚地武雅(ドランクドラゴン)なども、各方面で活躍している。

 お笑いという自分たちのフィールドから飛び出し、役者の世界でもしっかり爪痕を残していくお笑い芸人たちに、今後も注目していきたい。<文/A4studio>

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