カーマニアが新型マツダ3(アクセラ)に期待すること。デザインも中身も相当イイ!?

2019/3/17 08:53 日刊SPA!

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 担当Kです。クルマ担当になって10年余りですが、いまだにマツダの試乗イベントは緊張します。それは神経を研ぎ澄まして、五感を駆使して感じようとしないといけないから。これまでいくつかの新技術の体験イベントに行きましたが、一流モータージャーナリストのみなさんと違い、その進化を感じることができませんでした、涙。しかし、ついに地獄のシゴキの成果が!

MJブロンディ改め永福ランプ=文 Text by Shimizu Souichi

池之平昌信=写真 Photographs by Ikenohira Masanobu

◆マツダ3に乗るため北海道まで行ったら地獄のシゴキが待ち受けてました

 マツダ様より、雪上試乗会のご案内をいただきまして、北海道へ行ってまいりました。

 実は、雪道を走ってもクルマの真価はよくわからないし、専門的すぎてあまりネタにならないのですが、今回は次期アクセラこと、輸出仕様の「マツダ3」に乗せてくれるというので、秘かに期待しておりました。

 マツダ3はマツダの主力モデルで、VWゴルフやカローラスポーツなどがライバル。その出来にはマツダの命運がかかっておるのですが、写真を見る限り、5ドアハッチバックのデザインは美しく高尚で、走りもたぶんスバラシイんじゃないかという予感がしました。

 雪の上で乗ってもたぶんよくわかんないけど、とりあえずマツダ3の5ドアハッチバックの実物と対面して、ちょっとでも乗れればそれでいいや! と思って、わざわざ北海道まで出向いたのです。

 マツダの雪上試乗会は2年前にも参加しましたが、ものすごくオタッキーなプログラムでビビリました。マツダが開発した「Gベクタリングコントロール」などの新技術の優秀性を、雪のテストコースで体感してください! といったことでしたが、シロートには絶対わからない微妙な差で、ソムリエなみの敏感な舌が要求される、シゴキのような内容だったのです。

 近年のマツダのクルマ作りは、「走る歓び」「自分の信じた道を進もう」といったキャッチフレーズのもと、宗教的な高みを目指しておりまして、マツダ車はこんなにイイ! という、洗脳の色彩も帯びております。

 実際、近年のマツダ車は、デザインもメカもすばらしく、その志の高さはカーマニアの心を打ちますが、今回もシゴキかと思うと、少し気が重いなあ。そんなことを考えながら、旭川のちょっと北にあるマツダのテストコースに到着すると、なんと新型マツダ3には、すべて迷彩が施されているじゃないですか!

◆いよいよ乗れると思ったら…座るのは助手席?

 これじゃ形がよくわからない。「心眼で見ろ!」ということでしょうか。さすが修行。

 心眼で見ようにも、置いてあるのはセダンだけで、目当ての5ドアハッチバックはありません。仕方なくセダンのほうに目を凝らしたのですが、それほどカッコよくない。

 今回の雪上試乗会は、マツダ3の試乗会ではなく、マツダの新技術である「Gベクタリングプラス」を体感セヨ! というのが主要命題らしく、セダンとかハッチバックとか、形なんかにこだわるな! 邪念を捨てて真理を悟れ! ということのようです。

 仕方なく我々は、雪のテストコースで、従来のGベクタリングコントロール搭載のアクセラと、新技術搭載のマツダ3(セダン)をドリフトさせるなどして乗り比べ、助手席の監視員(マツダのエンジニア)と「新型のほうが収束がイイですね!」「FFでも4WDみたいに安定してます!」といったオタッキーな会話を楽しみつつ、修行に励みました。

 最後の最後、夕方になって、テストコースの奥の奥、絶対わからないようなところに隠してあった5ドアハッチバックと、ようやく対面することができました。

 現行アクセラと比べると、ボディラインはシンプルかつ滑らかで、力感にあふれたフォルムがステキです。迷彩でよくわかんないけど。

 いよいよコレに乗れるのかと思ったら、座るのは助手席。しかもバランスチェアみたいなものの上に座って時速3kmで走り、「新技術を体感セヨ!」という、座禅もビックリのミッションでした。

 わざわざ北海道まで来て、こんなヘンテコな試乗をするとはつゆ知らず、愕然としましたが、しかし確かに新型は、バランスチェアの上でも安定して座ってられた! さすがマツダ! クルマ作りにかける思いの強さは本当にスバラシイ!

 ということで、しっかり洗脳されて帰ってきたのですが、やっぱ早いとこ迷彩の貼ってないヤツを、フツーの道路で乗ってみたいです。じゃないとよくわかんないので。

【結論】

たぶんマツダ3は、デザインも中身も相当イイと思います。全世界のクルマ好きに、しっかりアピールできるんじゃないでしょうか。カーマニアは全員火の玉となって応援いたします!(洗脳済み)

【清水草一】

1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中。清水草一.com

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