カンニング竹山、震災報道のあり方に苦言 「悲劇だけを切り取るメディア」

2019/3/11 17:30 しらべぇ

(画像はカンニング竹山ツイッターのスクリーンショット) (画像はカンニング竹山ツイッターのスクリーンショット)

『ビビット』(TBS系)でお笑いタレントのカンニング竹山が、東日本大震災について言及し、様々な意見が寄せられている。

 

■8年が経過した「東日本大震災」

同番組で月曜コメンテーターを務める竹山は11日、「カンニング竹山の福島ふれあい旅」と題して、東日本大震災から8年が経過した福島県(浪江町)を訪れ、現在の復興状況などについて取材をする様子が流れた。

浪江町は、東京電力福島第一原発事故によって、2万1千人の町民に避難指示が出され、一時期は町民が0人になった場所だ。2017年3月に避難指示が部分解除されたが、戻ってきた町民は今年2月の時点で910人(599世帯)だという。

 

■福島は「第2の故郷」

竹山は、大震災の起きた直後から、プライベートで何度も福島へ足を運び、多くの被災者との交流を重ねてきた。福岡県出身の竹山が「福島は第2の故郷」と強い想いを抱き、9日には『福島のことなんて、誰もしらねぇじゃねえかよ!』(KKベストセラーズ)を上梓したほどだ。

自身の目で見てきたものと、報道されているものへの大きな違いを感じているのだろう。取材映像の後、スタジオでは「悲劇だけを切り取るメディアに怒り」と、持論を展開した。

■報道の伝えかたに「もうやめてくれ」

「3・11になると、必ず昔の映像とかやります。福島の中の人は『もうやめてくれ』と言っている人もいる。『我々は前を向いて歩き出しているんだ』と」と自分を含めた報道のあり方に指摘。

続けて、福島だけではなく震災により被害を受けた人達に対して「今、楽しく笑顔でみなさん暮らしている人がいっぱいいるんですよ。それを東京のメディア、いつも我々は『厳しいでしょう』『つらかったでしょう』『大変でしょう』という切り取り方しかしないけど、現地に住んでいる人はみんな幸せにちゃんと暮らしてるんですよ!」と訴えた。

 

■「代弁してもらえたような」「グッときた」

「ちゃんと地元の言葉を拾って我々は流していかなきゃいけない。これをもっと考えていかないといけない」と締めた竹山の言葉には、胸を打たれた視聴者も多いようだ。

多くの命を奪った東日本大震災。竹山が代弁するように、苦しみの中で前を向き、生きている人もいる。映像による衝撃を受ける人への配慮も必要だろう。

一方で「風化してしまうことが何よりも恐ろしい」と声を上げる人もいる。風化と忘却を防ぐことを第一に、被災地の状況や人々の姿や言葉を届けてほしいと願う。

(文/しらべぇ編集部・長谷川 瞳)

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