昼夜、炊き立てご飯を提供で人材確保 ユニークな福利厚生を打ち出す企業

2019/3/9 09:31 しらべぇ

(bennyartist/iStock/Thinkstock) (bennyartist/iStock/Thinkstock)

就職活動の際に、多くの人が重要視するであろう「福利厚生」。会社で働く上での「特典」ともいうべき大切な制度だ。数年前までは就職難が続き、福利厚生に文句など言っていられないという時代だったが、現在は逆に人材獲得が難しい企業もあるという。

そんな中、応募を増やすために個性的な福利厚生を実施する企業が増えてきた。

 

■炊き立てご飯をタダで確保

社会人の財布を地味に攻撃するものといったら、何を思い浮かべるだろうか。毎日欠かす事のできない、そして楽しみのひとつである「ランチ」ではないだろうか。

最近では、栄養や味を考えると、コンビニエンスストアでも500円以内では難しい場合があり、お弁当でも持参しない限り、満足なお昼と節約の両立は、なかなか難しい。特に、給料も少ない新入社員にとっては見過ごせない問題である。

ならば「ご飯の現物支給だ」と、大分県にある会社が斜め上の取り組みを実施した。会社で大型の炊飯器にご飯を炊いておき、昼食はもちろん、夕食のために持ち帰りも可能にしたという。昼も夜もタダでご飯を確保できるのである。

金銭的な嬉しさはもちろん、炊飯器で炊いた温かいご飯を会社で食べられるというのは、なかなか味わえない幸せではないだろうか。

■奨学金の肩代わりも

さらにこの会社では今春から、新入社員の希望者に毎月2万5000円を5年にわたって支給する「奨学金の肩代わり」もはじめるという。

目にみえて金銭的な負担を減らせる、実質的な内容が功を奏したのか、昨年には4人の採用に対して50人の応募があったという。

働くということは「やりがい」や「成長」も大切であるが、やはり「お金」を稼ぎ「生きていく」ということが大前提にある。そんな働く側の心をダイレクトに刺激した結果だったのではないだろうか。

■個性豊かな福利厚生…嬉しいか負担か

仕事をするにあたり、避けて通れないのは人間関係。ひと昔前は、勤務時間外での飲み会「飲みニケーション」も、会社員としての義務と見られがちだったが、最近は飲み会に出たくない人も多いという。

そのためか、社員同士の交流をはかる個性的なイベントをうちだす企業も増えている。たとえば、夜ではなくランチの時間を交流の場にした「シャッフルランチ」。会社から食事代が支給され、普段交流のない部署の人たちでランチをするというもの。

また、「別部署の人と飲みに行ったら、飲み代補助」という会社も。新人の歓迎会や社員の誕生日を祝うため、毎月大規模なパーティを行う会社もあるそうだ。

交流をしづらい社員同士も仲良くなれる試みだ。しかし、そうはいっても交流自体が苦手な人にとっては、これらは負担になりかねないだろう。人のタイプによって感じ方はさまざま。自分の性格に合う福利厚生を探してみるのもいいかもしれない。

 

■「会社に行きたくない」割合は…

会社に行く時に社会人はどんな思いを抱いているのだろうか。しらべぇ編集部では、全国20~60代有職者の男女748名に「出勤について」の調査を実施。「毎日、行きたくないなと思いながら会社に行っている」と答えた人は、全体で35.7%と約3人に1人もいることが判明した。

会社に行きたくない性年代別グラフ(©ニュースサイトしらべぇ)

会社は1日の大半の時間を過ごす場所。ユニークな福利厚生で柔軟な勤務時間を過ごすことによって、少しでも行きたくなる人が増えればいいのだが。

(文/しらべぇ編集部・与沢 舞)

【調査概要】方法:インターネットリサーチ「Qzoo」調査期間:2018年5月18日~2018年5月21日
対象:全国20代~60代有職者の男女748名(有効回答数)

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