『TIGER & BUNNY』のメカデザインや『S.I.C.』の造形師の安藤賢司さんの好物は虫!?

2019/2/24 12:02 教えて!gooウォッチ

『TIGER & BUNNY』のメカデザインや『S.I.C.』の造形師の安藤賢司さんの好物は虫!? 『TIGER & BUNNY』のメカデザインや『S.I.C.』の造形師の安藤賢司さんの好物は虫!?

数々のアニメヒット作に“安藤賢司”のクレジットあり!☆☆☆ そんな安藤さんが造形師になったのはインタビュアーの水島裕さんも出演されていたあの名作がきっかけであった……。

■子どもの頃の夢は科学者!

――安藤さんはキャラクターデザインはもちろん、造形師としてもトップクリエイターのおひとりですが、子どもの頃から図画工作は得意だったんですか?

得意なほうではありましたね。ただ、そんなに興味はなかったです。

――え!それは何故?

学校では良い点数をつけてもらえますけど、それだけの事という感じでした(苦笑)。

――へー、では興味のあった学科は?

理数系でした。

――そうなの?じゃ子どもの頃の将来の夢とか、なりたかった職業は?

漠然と科学者になりたかったですね。

――僕、子どもの頃は“お茶の水博士”になりたいと思っていましたが(笑)

ほぼ同じ思考です(笑)。ロボットを造ったり、あと虫の研究をして新たなバイオを生み出したりとか、科学系の世界に憧れを持っていました。
子どもの頃の夢は科学者だった安藤賢司さん

■虫への愛

――虫に興味があったのですか?!

はい。田舎生まれで虫はそこらへんにいくらでもいたので。

――特に好きな虫は?

カブトムシですね。

――カブトムシを獲って同寸ですか? 観察するんですか?

ツガイをひたすら飼い続けて、卵を産ませ、幼虫から成虫を育て、次の年にまた卵を産ませて成虫にするのを繰り返していました(苦笑)。

――もしかして、カブトムシ販売の業者をしてたとか?

いえいえ(笑)。いまなら商売として成り立つかもしれませんが、昔はカブトムシなんか山に行けば獲り放題でしたから……(笑)。

――ですよね(笑)。で、それの何が楽しかったんだろう?(笑)。

なんだったのでしょうね…それこそヤゴを捕まえてはトンボにしたり、幼虫から蝶々にしたり……。幼虫にエサを与えながら成虫になったら飛んでどっかに行っちゃうのを繰り返していましたけど……本当になんだったのでしょうね?(笑)。

―― 子どもの頃の自分を思い浮かべると、虫を育てていた記憶が多かったりするんですか?

そうですね。それこそ小学生から始めて、高校生になっても休み時間になれば、外へ出て虫を探していました。

――周りにそういうお友だちはいました?

いません(苦笑)。

――ですよね(苦笑)。でも、そういう、人とは違う部分に没頭する感性が、いまの安藤さんの美しいクリエイティブの世界を創っていると思いますよ。

そう思いたいですね(苦笑)。

好きな虫はカブトムシ

■造形師になるきっかけは“マミ”

――そもそも最初に造形を作るきっかけはなんだったのですか?

子どもの頃から駄菓子屋さんで100円くらいで買える戦闘機のプラモデルを作るのが好きだったのですが、組んでしまえばあっという間に終わってしまうので、自分で翼を変形させたり、接着剤を使わず分離するような改造をして遊んでいたんですね。

――なるほど〜

それから自分が欲しいキャラクターが全てプラモデルで発売されているわけではないので、自分で創ろうという発想になりまして。

――それはいくつの頃ですか?

小学2年生くらいからですね。

造形を作るきっかけは自分で創ろうという発想から

――やっぱり感性が違うわ~(笑)。

最初は紙を丸めて切ったり、貼ったりしながら立体でカブトムシとかを作っていましたが、そんな事を20代になっても続けていた時に友だちから「世の中にはフィギュアってものがあるから、お前創ってみないか?」と言われまして。

――安藤さんが自主制作で造形物を作っていた事は、友だちにも知られていたんだ。

そうですね(笑)。それでその友だちとも一緒にハマっていたアニメ作品の『魔法の天使クリィミーマミ』の主人公のマミのフィギュアを作ってとリクエストされまして。

――あらまっ! 僕も出ていたやつ(笑)。

もちろん、マミの恋人の大伴俊夫ですもんね(笑)。

――ありがとうございます(苦笑)。ちなみに素材は何で作ったんですか?

紙粘土の少し上等なやつで作ったら、自分でもびっくりするくらい作れてしまいまして……(苦笑)。

――そのマミは手元に残っていないの?

はい。リクエストした友だちにあげました。

――うわ~、見たかったなぁ……。

自分で造形した物はほとんど友人や知人にあげちゃうので(笑)。それまで『鉄人28号』や『ウルトラマン』や『機動戦士ガンダム』なんかも見ていましたが、自分の中で現在の仕事に就くのに決定づけたのはマミのフィギュアを造った事ですね。

――安藤さんにそう言われると僕も本当に嬉しいな~。ちなみに俊夫の印象はどうでしたか?

俊夫ばっかりマミにモテやがってと……。それにいつも水島さんが出演されていたぴえろ魔法少女シリーズでは主人公の女の子にモテてばかりで……。

――あっ、もういいです(苦笑)

造形師になるきっかけは『魔法の天使クリィミーマミ』の主人公のマミのフィギュア

■“破壊”の美しさ……?

――安藤さんにとっての“美しさ”は、造形以外にもありますか?

美しさと喜びを混同させた部分ですと“破壊”ですね。特に自分がデザインしたメカが破壊されると、この上ない喜びを感じてしまいますね(笑)。

――やっぱり安藤さんは芸術家の思考だなぁ…(苦笑)。じゃ、いままでご自身がデザインされたメカで、破壊されて一番嬉しかったのは?

タイバニ(※『TIGER & BUNNY』)の最終回でタイガー(※ワイルドタイガー)とバーナビー(※バーナビー・ブルックスJr.)が乗っているバイク(※ダブルチェイサー)を海に放り捨てられたシーンは最高に嬉しかったですね! 思わず「やった! これは壊れた!!」ってテレビの前で歓喜の声を出してしまいましたから!(満面の笑み)。

――いや~、その感性、わっかんねぇ~!(苦笑)。

インタビュー後も“破壊”の美学について語っていた安藤賢司さん

インタビュー後も“破壊”の美学について語っていた安藤賢司さんと水島裕さん。そして辿り着いた答えは「花火師と同じ気持ちなのかも」ですって! なるほど、打ち上げ花火のごとく煙火玉を造って、夜空で爆破されたときに観られる花火に“破壊”のデザインした最後美学があるのですね! ……うん、やっぱり凡人には理解し難いですっ!(笑)☆☆☆

●安藤賢司プロフィール
安藤賢司神奈川県生まれ。同県在住。20代の頃からサブカルチャーに首まで浸かり、結果、生業とする。玩具、アニメーション、ゲーム等に登場する【怪物】、【ヒーロー】、【メカニック】等を創り出すモンスターなデザイナー&スカルプター。20年余り続く玩具シリーズのバンダイ(現:Bandai Spirits )『S.I.C.』の片棒を担ぐ。『TIGER & BUNNY』、『ガッチャマン クラウズ』、『聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY』等のアニメーション作品に参加。また2018年のアニメーション界で話題沸騰であった『DOUBLE DECKER! ダグ&キリル』ではコンセプトデザインおよびクリーチャーデザインで参加。大好評につき2019年には本編の中で描かれることのなかったストーリー、『DOUBLE DECKER! ダグ&キリル EXTRA』として全3話が新エピソードとして制作。

●インタビュアー:水島裕
インタビュアー:水島裕声優、タレント、プロデューサーとしてマルチな活動を展開。日本民間放送連盟賞(ラジオ・CM部門)や日本アニメグランプリ最優秀賞キャラクター賞を受賞。代表作はサモ・ハン・キンポー、マーク・ハミル、マシュー・ベリー、マイケル・J・フォックス作品の吹き替え、『タイムパトロール隊オタスケマン』(星野ヒカル / オタスケマン1号)『六神合体ゴッドマーズ』(マーズ/明神タケル)『一球さん』(真田一球)他、多数の主役を務める。TBS系列『ひるおび!』(月~金:10時25分―13時50分)では毎日ナレーションを担当中。

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)

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