モテたければ「ギブ・ギブ・ギブ」の精神を! モテ男の条件を、脳神経外科医とベテランライターが考察

2019/2/22 15:51 日刊SPA!

(左から)山田ゴメス、菅原道仁先生 (左から)山田ゴメス、菅原道仁先生

 古今東西、すべての男女が大なり小なり生涯囚われ続ける「恋愛」の悩みを脳の見地から分析する、ワタクシ山田ゴメスと脳神経外科医の菅原道仁先生による共著『「モテ」と「非モテ」の脳科学~おじさんの恋はなぜ報われないのか~』(ワニブックスPLUS新書)が、発売されました!

 Dr.菅原が恋愛のマインドを脳神経外科医の立場から分析し、それに百選錬磨のベテランライター・ゴメスがチャチャを入れる……風な、タイトルのわりには(笑)取っつきやすい構成となっており、おミズのオネエサンの攻略法から下ネタのリスクにセックスレス問題、モテるLINE術まで、あらゆる“恋のノウハウ”がてんこ盛りの会心の自信作……ではあるのだけれど、そもそも我々はなぜ、どういった衝動、きっかけからこういった題材の書の執筆に取り組んでみようと思い至ったのか? そこらへんについて今日は盟友・Dr.菅原とトコトン語り明かしてみた。

山田ゴメス(以下、ゴメス):昔、「鼻糞を食べると免疫力が高くなる」とかって学説を、それなりにちゃんとした教授だか学者さんが、それなりに正式な学会だかなんだかで公的に発表したことがあったじゃないですか。

菅原道仁先生(以下、菅原):ありましたっけ? そんな学説……。

ゴメス:あまりに荒唐無稽すぎる珍説だったのは認めますけど、「自身が分泌した雑菌(=鼻糞)をみずからの身体に害のない量だけ摂取する(=食べる)行為は、ある意味ワクチンと同じような理屈なのではないか」と、不思議なくらいボクの胸にはすっと入ってきたんですよ。

菅原:なるほど……で、その珍説が今回の対談とどんな関係があるんですか?

ゴメス:あとね……最近、週刊現代のセックス特集にあった、英国の生物学者ロビン・ベイカー博士による、

「女性器の粘液(俗に言う“愛液”)は、強い酸性という特徴を持っており、大量に濡れるということは精子の殺傷能力も高くなるということ。ただし、それは精子の受け入れを拒否しているとはかぎらず、これだけの悪条件を課しても、私を妊娠させる能力があることを証明してみなさい、と相手男性の生命力を試している…との見方もできる→かぐや姫が求婚してきた男性にさまざまな無理難題を突きつけるのは、女性の本質を表している」

……といった提唱も、ボクにとってはじつに納得ができる言であって、つまりボクはこのように生態学的な根拠を大雑把な裏付けとして“ややこしい部分”を徹底的に端折り、それが正しかろうが間違っていようが物事を文学的に単純化するロジックが大好きなの。

菅原:鼻糞の珍説が文学的と呼べるのかは疑問ですが(笑)、ゴメスさんの言いたいことはなんとなくわかる気がします。

ゴメス:だからボクは、菅原先生と出会ったころから「恋愛」なる複雑難解な、全人類共通かつ永遠のテーマを、医師の監修を後ろ盾に「脳科学の観点から理路整然とした単純化をはかる作業」に並みならぬ意欲を感じていたわけです。今回、ようやくそれが実現し、まさに感無量といったところで……。

菅原:光栄です。僕は「どうして自分だけがモテないんだろう」「なぜフラれてばかりなんだろう」「年のせいかなぁ」「顔のせいかなぁ」「お金に余裕がないせいかなぁ」……なんて自問自答をしている人たちに「モテるためには、モテようとしないこと」というシンプルな定理を知ってもらおうと考え、この本を書きました。

ゴメス:ほう! そのココロは?

菅原:食事をご馳走したから、プレゼントをあげたから、仕事を手助けしたから……と、お金と時間と労力を使った見返りを期待していることがちらつけばちらつくほど、人は「モテ」から縁遠くなります。アッシー君でもメッシー君でも別にかまわないじゃないですか。「ギブアンドテイク」ではなく「ギブ・ギブ・ギブ」の精神こそがモテの王道だということです。

ゴメス:それ、知り合いの「モテ男」の名をほしいままとする某アパレル企業の社長も同じこと言ってました。彼に「モテる秘訣は?」と問えば、「無償の愛です」と瞬時に答えが返ってきて……。

菅原:僕は「モテないおじさんの3要素」として「くどい」「目線が定まらない」「見返りを求めすぎ」があると睨んでいるのですが、なかでも一番やっかいなのは3つめの「見返りを求めすぎ」!

ゴメス:でも、若い男子だって恋愛している相手にそれなりの見返りは求めません?

菅原:求めてはいるんだけど、その切迫感に大きな違いがあるんです。

ゴメス:痛いとこ突くなぁ~(汗)! たしかに、我々中高年世代は、恋愛したらどうしても「このヒトしかいない!」「この出会いを逃したら、次がない!」「今回がラストチャンス!」……と、自分を追い込みがちだったりする。

菅原:そう。年長者が積み重ねてきた経験の多さが、逆に“不安”を生み、あらゆる「メンタルブロック」が働いてしまう。「次の試合はない」と勝手に思い込んじゃう。だから、焦りのあまり性急に見返りを求めるのです。「もうおじさんだから…」という、自己へのレッテル張りは絶対に禁物! 10代や20代の子たちは、仮にフラれても「もっとオレに相応しい素敵なヒトがいるんじゃないか…」と、自然にリセットできますから。こういった若者のポジティブマインドは、何歳になっても素直に見習うべきではないでしょうか。

ゴメス:相手に過度な期待を抱かず、とりあえずは「自分のやれることからきちんとやる」という姿勢を持てってことですね。それがイコール「見返りを求めない男」への第一歩。相手の出方ばかりを気にしていても、ストレスが溜まるいっぽうだし……。

菅原:そもそも恋愛において「相手の気持ちをどうにかしたい」と望むこと自体が傲慢なんですよ。見方を変えれば「相手に期待しすぎ、依存しすぎ」。人間性の面からみてもおこがましい。人のメンタルを操作するのは、極論すると「洗脳」と同じですから。

ゴメス:まさに達観の境地ですな。フラれても逆恨みしちゃダメ……。

菅原:「フラれること」がモテないのではなく、「フラれることを恐れて一歩を踏み出せないこと」が「モテない」ということです。苦しいし、嫌だし、逃げ出したくなるかもしれませんが、まずは現状を認めること。大切なのはそれをどう捉え、自分を変えることができるかということ。

ゴメス:現状を、先生が言うところの「メタ認知」(※自身の思考・感情や周囲の状況を客観的に評価し、それをコントロールすること。自分の言動を空の上から神様の目線で見るようなこと)の視点でもって認め、そのうえで本書にあるさまざまな脳科学的恋愛テクニックを駆使せよ……と?

菅原:そのとおり。ただ、ここで紹介したノウハウは、あなたが想いを寄せている女性には通用しない可能性もあります。女性たちは画一的なプログラムではなく、生まれ育った環境が違い、遺伝子も違い、考え方も違う生身の人間です。なので、「相手を楽しませる」という気持ちを常に念頭へと置きながら、この本を上手く応用してみてください。

<取材・文/山田ゴメス 撮影/citrus編集部>

【山田ゴメス】

1962年大阪府生まれ。マルチライター。エロからファッション、音楽&美術評論まで幅広く精通。西紋啓詞名義でイラストレーターとしても活躍。脳神経外科医の菅原道仁先生との共著『「モテ」と「非モテ」の脳科学~おじさんの恋はなぜ報われないのか~』(ワニブックスPLUS新書)、ツイッターアカウント@gomes12081

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