アントニオ猪木氏が国民・自由会派入り 小沢一郎氏と訪朝の可能性も?

2019/2/22 11:00 しらべぇ

アントニオ猪木

2013年に日本維新の会から出馬し当選し、現在無所属のアントニオ猪木参院議員が21日、東京都内のホテル・ニューオータニで記者会見し、国民民主党会派入りを表明した。

参院では立憲民主党会派と国民民主党会派が27人の同数で並んでおり、猪木氏の加入で国民民主党会派が一時的にではあるが野党第1会派となる。

 

■圧力を跳ね返していきたい

アントニオ猪木

会見は真ん中に猪木氏が座り、左に国民民主党の玉木雄一郎代表、右側に国民と会派を組む自由党の小沢一郎共同代表が座った。テーマソングに乗って登場した猪木氏は、マイクを握るなり「元気ですかー?」と叫ぶいつものお家芸を披露。

猪木氏によると、小沢氏とは前々から面識があったが、ここ約1カ月で小沢氏から複数回打診を受けて、「野党大連合という部分でみんなが力を合わせる手伝いをしたい」と会派入りの理由を説明。次のように冒頭挨拶した。

「30回以上、北朝鮮を訪問してきた。師匠・力道山の生まれ故郷でもあり、師匠が分断された国家で、日本であれだけ英雄になったのに、親兄弟にも見せられないと。そんな思いを届けようということから、94年に訪朝したのがきっかけで今日に至っています。

 

ひとつ大事なことは、やっぱり人の流れ、同時にやっぱり積み重ねということ。いろんなところから圧力もありましたが、私がこんな性格ですから、圧力が掛かれば掛かるほど跳ね返していこうという。時々あごが引っ掛かりますけどね。

 

小沢先生と連合を組んでなんとか、やはり強い野党として自民党の独断じゃなくて、やはり今のスキャンダルが起きるたびに『こういう政治の在り方よりも、やはりバランスの取れた政治でなくちゃいけないのかな』と思っております」

 

■猪木氏との訪朝を小沢氏が明言

アントニオ猪木

小沢氏は猪木氏に会派入りを打診入りした理由を次のように説明した。

「私としては(猪木氏に)非常に信頼と親近感をずっと以前から持ち続けておりましたが、日韓関係、日中関係、そして特に日朝関係、まったく政府は対話の窓口さえありません。

 

何が世界中で進行していても、米朝であれ、米韓であれ、米中であれ、日本政府、安倍政権はまったく蚊帳の外。日本の将来を考えると、そういうことでは危うい。

 

北朝鮮との対話の窓口を持っておられる猪木先生が参加していただくということは、ひとつの突破口ができたら、なおいいんのではないか」

 

 

スポーツ紙記者が小沢氏に、「猪木氏が北朝鮮を訪朝するときに同行する考えはあるか」と質問すると小沢氏は、「今、北朝鮮と対話のできる人は猪木先生しかいない。そういう対話の中でもし実現するならば、来いと言われれば私はいつでもご一緒したい」と明言し、会場を沸かせた。

■玉木氏「北朝鮮問題で猪木氏の知見生かしたい」

猪木氏と本日、初めて対面したという玉木代表は、昨今の北朝鮮情勢について触れ、次のように挨拶した。

「朝鮮半島の問題をどうしていくのかということが、これからの日本にとっても極めて大切。ただ残念ながら今の安倍政権の取り組みは膠着状態というか、なかなか前に進まないという状況がある。

 

拉致、核、ミサイルといった北朝鮮との問題についても、これまでの猪木先生の知見、経験を生かしていただいて、少しでも前に進んでいけるように、その力を十分に発揮していただければと期待している。

 

拉致問題の解決においても、やはりアメリカに頼むだけでは進まない。わが国として具体的にできることを一歩一歩進めて、ぜひ解決につなげていきたい」

 

■「野党第一党」は一時的だが

筆者は会見後、全国紙の野党担当記者に話を聞いた。

「国民民主党の会派が正式に参院事務局に猪木氏の入会を届け出れば、参院会派では野党第一会派となり、国会運営などで野党の代表として与党との交渉役を担うことになります。

 

しかし、国民は立憲民主党に入党の意向を表明している茨城選挙区選出の藤田幸久・参院議員の除籍(いわゆる除名)処分の手続きを進めている。

 

藤田氏が国民会派をやめて立憲会派に入れば、立憲が28人、国民は27人となり、参院の野党第1会派はまた立憲になります。ただ、国民会派には国民的人気がある目立った議員が乏しい中、幅広い世代から人気のある猪木氏の入会は頼もしい限りでしょう」

(文/しらべぇ編集部・及川健二)

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