最新版!おすすめ資産運用、保険、イデコ、国債など13種類を徹底比較

2019/2/22 07:00 mymo

最新版!おすすめ資産運用、保険、イデコ、国債など13種類を徹底比較 最新版!おすすめ資産運用、保険、イデコ、国債など13種類を徹底比較

こんにちは、FP(ファイナンシャルプランナー)の中村賢司です。

2019年、今年こそは資産運用を始めようと年初に目標を掲げた人も少なくないでしょう。今までリスクを取った資産運用をしていない方には、投資というとちょっとハードルが高いかもしれません。

そんな資産運用初心者のみなさんに、資産運用にはどんな種類や方法があるのか、おすすめの資産運用はどのようなものがあるのか、今回は徹底的に比較してご紹介していきます。

資産運用というと100万円ほど資金がないと始められないようなイメージがありますが、実は少額から始められる資産運用もたくさんあります。また、最近ではアプリを使って1000円から外国株式に投資できるようなサービスも増えており、少額でも始めやすくなりました。

今年から資産運用を始めようという初心者の資産運用には株式投資や投資信託のほかに、保険やイデコ(iDeCo)、地方債などさまざまなものがありますよ。最後まで読んで、ぜひ理解を深めてください。

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1. 資産運用ってそもそも何?

資産運用を始めるにあたり、まずどれぐらいの資金を投資に回すかを決めなければいけません。注意してほしいのは、貯金100万円という方が100万円すべて投資に回すのは危険ということです。まずはお手持ちの資金を以下の目的別に分けてみてください。

・流動性資金(使うお金)

普段使う生活費や急な出費に備えた緊急予備費など、すぐに引き出すことができる資金のことをいいます。金額の目安は、毎月の生活費の2~3ヵ月分くらい、いつでもATMで引き出すことができる銀行口座に預けておきましょう。
例)普通預金、タンス預金など

・確実性資金(貯めるお金)

すぐに使うお金ではないが、概ね2~3年後の使い道が決まっている資金はあまり損失のリスクを取った資産運用を行うことができません。しかし普通預金に預けたままにしておくのももったいないので、少しでも利率の良い商品を選んで預けておきましょう。子供の入学金や住宅の頭金、車の車検代や旅行積み立てなどはこちらに割り振ります。
例)定期預金、国債、社債、一時払の生命保険など

・利殖性資金(増やすお金)

これから先10年以上使う予定のない資金は積極的にリスクを取って資産運用しましょう。銀行に預けているだけでは増えないばかりか、インフレによって逆に目減りしてしまうこともあります。資産運用に回すお金の目安は「100 −自分の年齢」くらいの割合がちょうど良いといわれています。30歳の方であれば70%程度ということになります。
例)株式、投資信託、金など

次の章から、この利殖性資金をどのような方法で運用していくか、FPがおすすめする資産運用方法を比較しながら紹介していきます。

2. 資産運用の種類、それぞれの特徴やメリット・デメリット

少額投資【画像出典元】「iStock.com/Photobuay」

ひと口に資産運用といってもたくさん種類があります。一番に思いつく資産運用は、株式投資ではないでしょうか。株式と聞くとちょっと難しそうなイメージがありますが、今ではスマートフォンのアプリで簡単に株式を売買できるようなサービスもあります。資産運用にはさまざまな種類がありますので、自分に合った資産運用方法を見つけてください。

2-1. 日本人のほとんどが預けている「預金」

日本人の金融資産のほとんどが銀行預金といわれています。資産運用をする前にまずはその元手になるお金を貯めなければいけませんので、銀行預金を否定するわけではありませんが、ただずっと貯金だけしておくのはもったいないと思います。

先に紹介したように普段の生活資金は銀行口座に預けておいても良いでしょうが、その他の資金は積極的に資産運用に回していきましょう。

最近では国内の預金金利が低いので、外貨建て(米ドルや豪ドル、ユーロなど)の預金に注目が集まっています。円以外の外国の通貨で預けることにより、日本よりも高い金利で運用することができます。

しかし外貨預金は、預けたときよりも円高ドル安になると自分の資産は目減りしてしまいますので、利用する際は十分に気をつけてください。

2-2. 為替リスクに注意「外貨建てMMF」

預金よりも金利が高いのが特徴で、高格付けの債券で運用しているのがこのMMF (マネーマーケットファンド)です。証券会社に口座を開設して預けることができます。先進国の通貨であればさほど高い金利は期待できませんが、新興国の通貨になると10%や20%といった金利のMMFもあります。

しかし外貨預金同様、為替リスクがあります。投資した国の通貨が下がると投資した資金も目減りしてしまいますので注意が必要です。

2-3. 普通預金よりも金利が高く、リスク低い「国債・地方債・外国債券」

2~3年使う予定のない資金を運用するには最適な資産運用商品です。国債には「窓販国債」と「個人向け国債」の2種類がありますが、個人向け国債の方がおすすめです。個人向け国債は元本割れすることはありません。運用期間が3種類あり、3年満期と5年満期は固定金利タイプ、10年満期は変動金利タイプです。

今は低金利なので、固定で預けるよりは変動金利の10年満期タイプを選ばれると良いでしょう。途中換金する際は、額面金額で必ず国が買い取ってくれますので安心です。

銀行の普通預金と比較して、預金よりは高い金利が設定されているのでぜひ検討してみてください。

また、地方自治体が発行している債券が地方債です。国債と並んでデフォルト(債務不履行)のリスクも低いので、地方債も資産運用の候補に入れておきたいですね。

債券の種類には円建てばかりではなく外貨建ての債券もあります。アメリカやヨーロッパ諸国の国債などにも投資することができるのですが、取り扱っている証券会社が少ないので、後から紹介する投資信託で外国債券に投資をしている商品を購入する方が良いかもしれません。

2-4. 企業が倒産すると元本そのものもゼロに「社債」

国債や地方債と比較して、より高い金利が期待できるのが企業が発行している債券「社債」です。企業の信用格付けに応じて金利が決まるので信用の高い会社はさほど金利が高くなく、信用の低い会社は金利が高く設定されています。

もちろん発行元の企業が倒産してしまうと投資した元本もなくなるので、投資する際は充分注意が必要です。

皆さんがよく耳にするような大企業でも5年満期の社債が年利率3%~4%といった金利で発行しているので、興味のある方は証券会社のホームページをよくチェックしてみましょう。

2-5. 比較的リスクが低いため人気「保険」

定期預金と比較して高い利回りが期待できる商品が、生命保険が販売している一時払いの保険商品です。昨今のゼロ金利政策の影響で、新しく加入する商品の利回りは正直あまり良くありませんが、少し前までは良く売れていた商品です。

銀行窓口でも販売していますが、最近人気がある商品は預金や債券同様、外貨建ての一時払保険のようです。年利3%~4%といった商品もあるようなので、投資期間が決まっているなら比較検討する価値はあるようです。

ただし、保険商品なので保険関連費などの余計な経費がかかっています。また、外貨で運用しているので為替リスクがあります。投資したときよりも円安(ドル高)になれば為替益が発生しますし、逆に円高(ドル安)になると元本割れの可能性もあります。


今まで紹介してきた債券投資や保険は、比較的リスクが低い資産運用方法なので、2つ目の財布「確実性資金」の運用先として考えて良いでしょう。

次から紹介する株式や投資信託などは、リスクが高いため10年以上使わないお金など、しばらく使い道がないお金を投資するようにしてください。

2-6. 企業の業績と国の景気に左右される「株式投資」

資産運用の代名詞といっていいほど株式投資は誰もが知っている資産運用方法ではないでしょうか。

証券取引所に上場している企業の株価は、日々秒刻みで変動があり、業績が良ければ株価は上がりますし業績が悪ければ株価は下がります。では、業績の良い会社に投資をすれば良いのではないかと簡単に考えてしまいがちですが、企業の業績だけでなく、日本やアメリカの景気にも左右されるところも多少あるので、いろいろなリスクを許容しなければなりません。

また、株式投資で得られる利益には、購入額と売却額の差で利益を得るキャピタルゲインと、長期間保有して毎年配当収入を狙うインカムゲインの2種類があります。

株式投資にはデイトレーダーのように頻繁に売買を繰り返して利益を出すようなこともできますが、他に仕事を持っているサラリーマンや自営業ではなかなかそうもいきません。企業の業績を分析して投資をするのも良いですが、まずは自分が応援したい企業などを見つけて投資するのが良いのではないでしょうか。

著者も昔は株式投資をしていましたが、日々の値動きが気になり仕事が手につかなかったので、今は個別銘柄への投資は一切していません。

2-7. 投資のプロが運用してくれるので投資初心者におすすめ「投資信託」

自分で個別銘柄を選んで株式投資ができないような人には、投資信託がおすすめです。投資信託とは投資のプロ(ファンドマネージャー)が皆さんに代わって投資先を選んで投資をしてくれます。また一緒に投資をするだけでなく、投資家から集めたたくさんのお金をいくつもの企業へ分散投資するので、企業の倒産リスクもかなり低くなります。

一口に投資信託といっても種類はたくさんあり、国内や海外の株や債券に投資をしている商品から、不動産に投資をしている不動産投資信託(REIT、リート)というものまであります。また、それらをバランスよく持っているバランスファンドや、指標に連動するようなETF(上場投資信託)やインデックスファンドというのもあります。

インデックスファンドやETFは、比較的手数料が低いので初心者にはおすすめの投資信託です。アクティブファンドという種類の投資信託もありますが、手数料が高いので初心者はまずインデックスファンドへの投資から始める方が良いでしょう。

2-8. 自己資金を年金として積み立てながら運用「イデコ(iDeCo​)」

イデコ(iDeCo)とは、個人型確定拠出年金のことをいい、公的年金の国民年金や厚生年金の上乗せする年金を自分の資金で積み立てて運用していく商品です。

運用商品は先に紹介した投資信託などを組み合わせて運用していくのですが、イデコ(iDeCo)の最大のメリットは掛け金が全額所得控除になるところにあります。年間の掛金が全額所得控除となるので、節税効果は抜群です。

ちなみに掛金の上限は職種によって決められており、自営業であれば毎月6万8000円(年間81万6000円)、会社員は毎月1万2000円~2万3000円(年額14万4000円~27万6000円。会社の退職金制度により異なります)、公務員でも毎月1万2000円(年間14万4000円)をかけることができます。また、主婦(夫)も加入でき、毎月2万3000円(年額27万6000円)が掛金の限度額となっております。

掛金の最低金額は5000円で、上記の金額まで掛けることができます。例えば、自営業の方が限度額の約80万円を拠出していた場合、所得税率10%の人であれば約16万円の節税効果があります(住民税の節税額も含む)。これを運用益ととらえると、魅力的な資産運用の方法だと私は思います。

2-9. 現物投資のため金利はなし、それでも人気の「金投資」

今まで紹介してきたものはすべて金融商品なので、ペーパーアセットともいわれています。貿易摩擦や戦争などが起きるとその価値は暴落したり価値がなくなったりすることもあるので、そのような事態が心配という方には現物資産への投資がおすすめです。

現物投資の代表格が「金投資」です。

名称の通り、金を実物で保有するわけですが、1キロの金の延べ棒が大体500万円ぐらいします。もちろん100グラム、10グラム単位で買うこともできますし、また毎月1万円で積み立て投資をすることもできます。積み立て投資をして、ある程度まとまれば金の現物を自宅まで届けてくれるようなサービスもあります。

「有事の金」とも呼ばれるように、金融市場が混乱したときなどは、世界中のマネーが金投資に流れてきたりします。また景気が良くなったときでも余ったお金が金に投資されたりするので、年々金の価格は上昇しています。

この金投資と先に紹介した金融資産への投資を比較した場合の大きな違いは、金利がないということです。買ったときの価格と売却するときの角の差がリターンになるだけなので、毎年利息や配当が欲しい方に向かない投資方法です。

また、金投資には昔のヨーロッパなどで発行された「クラシックコイン」などへ投資する方法もあります。クラシックコインは金の重量に対する価値だけではなく、その希少価値からプレミアも付くので年数が経てば経つほど価値が上がるという期待もできます。

日本でも昭和の時代、10万円金貨というのが発行されましたが、それに投資をしていると金の株が上がればその分利益が出ますし、例え金相場が暴落しても、日本銀行が発行しているので10万円という価格は保証されています。実はこの金貨、今でも人気があります。

2-10. 空室リスクをよく考えて投資を検討「不動産投資」

金投資と並んで現物資産に投資する方法として、不動産投資もおすすめです。不動産投資と聞くと、まとまったお金がないとできないようなイメージもありますが、ビル一棟やマンション一棟という規模でなく、ファミリータイプやワンルームタイプのマンションの区分所有という投資方法もあります。

ワンルームマンション投資では、築年数にもよりますが100万円~200万円で販売されているような物件もあります。不動産投資の最大のポイントは入居者からの家賃収入で、毎月安定した収入が得られるという点です。

一昔前は、テンパー物件といって利回り10%以上という物件がひとつの目安でしたが、最近は不動産価格の高騰により10%の利回りが望める物件も少ないようです。

また、ずっと入居者が住んでいてくれればいいですが、不動産投資のデメリットは空室リスクです。入居者がいなければ収入は全くありませんので、借り入れをして不動産投資をする場合などは、この空室リスクもよく考えて投資する必要があります。

さらに地震などの天災リスクもありますので、よく吟味して物件を選ぶ必要があります。初心者には少しハードルが高いかもしれませんが、信頼できる不動産業者とお付き合いできればチャレンジする価値はあります。

2-11. 売却益が魅力的「FX」

先に紹介した外貨を取引するという点では外貨預金と似ていますが、FXは全くそれとは異なる投資で証拠金取引といわれています。

為替の変動を利用して売却益を狙う方法もありますが、スワップポイントといって、投資する通貨との金利差を利用して利益を得る方法もあります。スワップポイントは必ず受け取れる利益なのでそれが目的で投資をする人もいますが、ほとんどの方が売却益を期待してFXで資産運用をしています。

FXの最大のポイントは、自分が投資している金額の最大25倍までの取引が可能で、それをレバレッジといいます。レバレッジをきかせることで手元には100万円しかなくても、最大2500万円までの外貨取引が可能となり、為替の価格が1円でも変動すればその利益はとても大きくなります。しかしこのレバレッジを利用するとリスクも増大しますので、損をするときもまた25倍の損をすることになります。

最近では、自動売買をしてくれるFXサービスもあるようです。通常FXは24時間動いているので寝ているときも仕事をしているときも家事をしているときも為替の値動きが気になって仕方がありませんが、自動売買であればある程度放置していても良いので安心ですね。忙しい方には向いているといえるでしょう。

2-12. これから始まる事業に投資する「ソーシャルレンディング」

聞き慣れない名称で初めて聞く方も多いと思いますが、株式投資が上場している会社の株を取引するのに対し、このソーシャルレンディングはこれから始まる事業に投資をすることができますので、その事業内容によっては大きなリターンを得ることも可能です。

お金を借りたい企業と、お金を貸したい個人をインターネット上でつなげる金融仲介サービスで、大手の金融機関も参入してきていますのでどんな事業に投資をするのかよく見極めて投資をしてください。

小さな事業者では、投資家から集めた資金が実際その事業に使われていなかったという事件もありましたので、事業者選びは慎重に行ってください。

2-13. その他(先物取引や仮想通貨)

金融商品の先物取引として、日経平均先物という資産運用方法もあります。

3ヵ月や6ヵ月先の日経平均の価格を予想して取引するもので、買うばかりではなく売りから入る取引もあります。

その他にも原油や大豆などの先物取引もありますが、そもそも先物取引とはあらかじめ決められた期日(満期日)に決められた価格で取引をするという取引のことをいいます。

通常株式であれば安く買って高く売る、その価格の差で利益が出るのですが、先物取引の場合は下落しても利益が出るようになっています。

半年後の日経平均が今よりも下がると予想するのであれば、今売りの注文を出して期日が来たら買い戻すということになります。逆に価格が上がってしまうと損をするのでこれも注意が必要です。

FX同様、手持ちの資金以上の何倍もの金額で取引をすることができるので、利益が大きくなる分、損失も大きくなる可能性はあります。

また、昨年話題になった仮想通貨も資産運用のとして取り入れている人もいますが、私は時期尚早と考えています。いずれキャッシュレスの時代が来るでしょうから、仮想通貨のようなブロックチェーン技術が一般的になるでしょう。しかし今は投機目的で取引されている人がほとんどで、「億り人」など夢のまた夢・・・私のまわりでは損をしたという声をよく聞きます。

3. FPがアドバイス!初心者のタイプ別おすすめの資産運用方法

3-1. 月1万円未満の少額資金で運用したいAさん

まとまった資金がなくても積立投資という方法で投資をすることができます。初心者には投資信託の積立投資がおすすめです。

今は株式投資も投資信託も金投資も、最低積立金額が500円や1000円といった金額でスタートできる会社も多いので、ぜひ積立投資を検討してみてください。

まずは資産運用がどういうものかわからない初心者の方は、1000円といった少額の単位でもいいので日本株の投資信託を選んでみてください。購入した投資信託の価格が上がったり下がったりするので少しハラハラするかもしれませんが、それもまた良い勉強になるでしょう。今まで目を通さなかった新聞やニュースなどにも目が止まるようになるので、経済の勉強にもなりますよ。

3-2. 月1万円の資金で運用したいBさん

近い将来使う予定があるものであれば個人向け国債が良いでしょう。元本割れの心配はありませんし、普通預金の利息より高い金利を受け取ることができます。個人向け国債は1万円から購入することができるので比較的おすすめです。

また、前述したAさんのように積立投資も良いでしょう。5000円は株式の投資信託、5000円は債券の投資信託といったように投資先を分散してリスクも分散することがおすすめです。

積み立てるお金の目的が近い将来使うための積立であれば、国内の債券で運用している投資信託を選びましょう。比較的リスクが低いので、初心者にはおすすめの方法です。

3-3. 月10万円の資金で運用したいCさん

毎月10万円を運用に回せるお金がある方でしたら、投資先を4つ以上に分散することをおすすめします。

国内の債券と株式、海外の債券と株式というように4つのマーケットに分散をして投資してみてください。また金や不動産を対象とした投資信託もあるので、そういった投資信託へも投資をすることで6つのマーケットに分散でき、さらにリスクを軽減することが期待できます。

もしその資金が老後まで使わないものであれば、イデコ(iDeCo)を利用して税優遇を最大限に生かしてください。

4. 資産運用を始める前に知っておきたい金利とリスク

金利【画像出典元】「iStock.com/G0d4ather」

皆さん金利とリスクについて十分理解していますか。

金利には単利と複利があり、その増え方も異なります。またリスクとは一般的に危険、怖い、元本割れなどのイメージがありますが、本来投資の世界ではそういう使われ方はしません。

この章では金利とリスクについて少し解説しますので、最低限言葉の意味は把握しておくようにしましょう。

4-1. 金利の仕組み(単利・複利)

基本的なことですが、金利には一定の利息しかつかない単利と、元本と利息にさらに利息が付く複利というものがあります。

国債など元本に対して毎年決まった金利がもらえるのが単利です。それに対して銀行預金は、利息にもまたさらに利息がつくので複利といえます。しかし、最近の低金利ではその複利の効果は実感しにくいですね。

投資信託の分配金等も単利と複利に分けることができます。分配金が出るタイプの投資信託に投資して、毎回分配金を受け取っていればそれは単利となります。その分配金を受け取らず再投資しておくことで、またさらにその再投資した金額から発生する分配金を得ることができる場合は、複利の効果を得ることができます。

複利で運用して元本を2倍にするには何年かかるかという計算をするときに用いられる計算式が「72の法則」です

「72 ÷年利率(%)=元本が2倍になる年数」

これは自分が投資した元本を複利で運用して何年で2倍にすることができるかという大まかな計算をする計算式です。

例えば、年7.2%の利率で運用していけば10年でその元本は倍になることを意味します。覚えている方もいらっしゃるかもしれませんが、バブルの頃の銀行金利は平均で7~8%ほどありましたので、ちょうど10年で倍になっていましたよね。

今の低金利ではなかなかそうはいきません。仮に0.2%の預金金利では手元の資金が倍になるのに360年もかかってしまいます。

少しリスクを取って5%で運用できたとすると、約15年で投資した資金は倍になります。今後皆さんが資産を運用する際の目安にこの計算式を使ってください。

4-2. リスクについて(価格変動・為替変動・金利変動など)

リスクにはさまざまな種類があります。まず価格変動リスク、買った商品の価格が上昇したり下落したりというリスクです。続いて為替変動リスクとは、外貨建ての金融商品で為替相場の変動により損益が生じるリスクのことをいいます。次に金利変動リスクとは、債券投資などで債券を保有中に市場の金利が上昇するとその債券の取引価格が下落するというリスクです。

他にも発行元の企業や団体が倒産するかもしれないという信用リスクや、物価上昇率に価格が追いつくことができないインフレリスク、国の政治情勢が不安定になるカントリーリスクや地政学的リスクなどがあります。

実は投資の世界では一般的にこの「リスク」という言葉は収益の変動幅のことをいい、その価格が高くなったり低くなったりするその「ブレ幅」のことを指します。よってリスクとリターンの関係は大きなリターンを期待するときは大きなリスクをとらなければいけませんし、小さなリスクしか取らなければ小さいリターンしか望めなくなります。リターンの源泉はリスクともいわれています。

4-3. 運用資金をいくらにするかの判断基準

先にも述べたように資産運用の目的を明確にすることが大切です。運用期間を明確にして資産運用先の投資商品を選ぶことが基本中の基本。日本人はそれがなかなかできていない人が多いようです。

ただなんとなく資産運用を始めてちょっと儲かったら売ろうかな、と期間を決めずまた目標金額も決めず資産運用をしている方がほとんどです。一方、アメリカ人は投資をする目的は「何年先までにどれぐらいの資金が必要」とゴールラインを明確に設けて投資をしている人が多いと聞きます。

皆さんも資産運用を始める前にそれぞれの資金について何の目的で運用をするのか、どれぐらいリスクを取れるのか、などを必ず明確にして資産運用を始めてください。

基本は財布を3つに分けて(使うお金、貯めるお金、増やすお金)それぞれの運用商品を選ぶということです。

5. おすすめの資産運用についてまとめ

もう少しで平成が終わろうとしていますが、平成という時代はバブル崩壊に始まり証券会社や企業の倒産、リーマンショックやマイナス金利など、資産運用をする上であまり明るいニュースがありませんでした。しかし、今後は金利の上昇や物価上昇(インフレ)も期待されています。

何十年も低金利やデフレの時代が続いたのでなかなかイメージしにくい人も多いかもしれませんが、外国に目を向けると確実に物価上昇していますし、金利も上昇しています。

そんなご時世に、何もリスクを取りたくないといって銀行預金に預けているだけでは皆さんの資産は増えないどころか、逆にインフレによってお金の価値が下がってしまい資産が目減りしてしまいます。

お金はたくさんあって困るものではありません。今まで資産運用をしたことがない初心者の皆さんも、少額からでもいいので投資を始めてみましょう。どの投資がいいかは「資産運用ランキング」を参考にしてください。

資産運用には、よく耳にする株式投資のほかにも、外貨預金や国債、地方債、イデコ(iDeCo)、保険商品などさまざまな種類があることが分かりましたね。それぞれの商品の特徴やメリット、デメリットもご紹介しましたので、自分に合いそうなものを選んで、資産を増やしていくのがおすすめです。

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