10歳女児が死亡した事件 「重篤な虐待ではなく…」児相所所長の言葉に批判相次ぐ

2019/1/30 05:00 しらべぇ

(spukkato/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです) (spukkato/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

連日ニュースで報じられているが、千葉県野田市の自宅で10歳の女児が死亡し、父親が逮捕された。

28日、女児を一時保護していた県の柏児童相談所所長などが記者会見を開いた。所長の発言には多くの批判が集まっている。

 

■身体には複数のアザ

今月24日、野田市の自宅で10歳の女児が死亡しているのが見つかった。父親である男が、冷たいシャワーをかけ、首をわしづかみにするなどをして怪我をさせたとして傷害の疑いで逮捕された。事件当日には、「スクワットをさせた」「廊下に立たせていた」との供述をしているそうだ。

また、女児の身体には複数のアザがあったことから、日常的に虐待をしていた可能性もあるとみて、詳しく調べているという。

 

■「父からいじめ」と市から児相所へ連絡

28日、県の柏児童相談所所長などが会見を開き、当時の経緯などを説明した。

女児は、通っていた小学校がおこなったいじめに関するアンケートで「父からいじめを受けている」と回答。市から連絡を受けた同児相所の職員が2017年11月から12月にかけて一時保護をしたという。その際、「お父さんが怖い」「お母さんがいない時に叩かれることがある」など話していたという。

一時保護の期間中、生活状況などの確認のため、女児の両親と計8回にわたり面談。父親は「虐待は思い当たらない」母親は「わからない」と話していたとのこと。

■「虐待としては重篤なものではなく」

同年12月。同児相所は「安全に生活できる見込みがついた」と判断し、一時保護を解除。女児は親族の家で過ごしたのち、昨年3月から両親の元に戻された。

その後は、同児相は学校に聞き取り調査を行うなどをしたというが、自宅訪問や両親との面談などは一度も行っていなかったという。

所長はその理由として「身体的な傷が薄いので、傷害事件としては考えなかった」「虐待としては重篤なものではなく、関係機関の情報で足りると思っていた」と話した。

 

■「虐待は虐待」「また地獄へ突き落とした」

所長が述べた言葉には、「虐待は虐待だろ」「もう少し真剣に子供の命を守って」など、理解ができないとの意見が多数寄せられている。

 

■親から殴られた経験は…

しらべぇ編集部は、全国20〜60代の男女1,365名に「親からの暴力」について調査を実施。3人に1人が「殴られたことがある」と回答した。

親から殴られたことがある性年代別グラフ

もっとも多いのは40代男性で約4割。一方で、20代や60代では男女ともに3割以下となっている。「殴られた」とひとことで言っても「しつけ」としてのものもあるだろう。

線引きは難しい問題ではあるが、ケガをさせたり、アザを残すような行為が教育に繋がると言い難いのではないだろうか。事情を知りながらも、子供の命を守り切れなかった児相所の人たちも、取り組みを今一度見直し、しっかりと向き合ってほしい。

(文/しらべぇ編集部・長谷川 瞳)

【調査概要】方法:インターネットリサーチ「Qzoo」調査期間:2016年9月23日~2016年9月26日
対象:全国20代~60代の男女1,365名 (有効回答数)

このネタ読んでどう思う?

投稿ありがとうございます。
よかったらログインしてコメントも書きませんか?閉じる

このネタへのコメント213

コメントを投稿するにはログインが必要です。

ログインしてコメントを書く

カテゴリ別アクセスランキング

トップ