余罪20件以上 イベントサークルの信じられない“恐喝実態”

2019/1/12 09:26 日刊ゲンダイDIGITAL

(右から)村尾翼、村尾光康、阿世知信治容疑者(ツイッターより)(C)日刊ゲンダイ (右から)村尾翼、村尾光康、阿世知信治容疑者(ツイッターより)(C)日刊ゲンダイ

 イベントサークルを辞めようとしたメンバーに約35万円を支払うよう脅したとして、警視庁麻布署は10日までに自称会社経営者でイベントサークル「TL」会長の村尾翼(25)、副代表で弟の日本大学4年の光康(21)、副幹部で無職の阿世知信治(22)ら3容疑者を恐喝の疑いで逮捕した。光康容疑者は昨年11月に続き、2度目の逮捕となった。

 3人は「(被害者に)無理やり契約書を書かせたり、脅すようなことはしていない」(翼容疑者)、「借用書を書かせたが、無理やり書かせてはいない」(光康容疑者)、「その場にいたが、恐喝はしていない」(阿世知容疑者)とそろって容疑を否認している。

 光康容疑者は組織では会長、代表に次ぐナンバー3で、阿世知容疑者は最高幹部に次ぐ3人いる副幹部。被害者のAさん(20)は副幹部の下に位置する15人の幹部補佐のうちの1人。さらにその下に約100人のメンバーがいて、幹部補佐はイベントの勧誘を指導するのが主な役割だった。

「出会いがたくさんあるよ。豪華にやるよ」

 他のイベントサークルに所属していたAさんが、光康容疑者と一緒に逮捕された最高幹部から勧誘されたのは2017年2月のことだった。そして8月、当時の幹部補佐15人全員がイベントの集客や新入会員の勧誘のノルマをめぐるトラブルで辞めたため、Aさんは幹部補佐に“昇格”した。幹部補佐になると無料で豪華パーティーに参加できるが、そのためにはイベントに必要な金として3カ月で11万円を上納する必要があった。そこでAさんはとりあえず9~11月の3カ月分、計11万円を支払った。

■「おまえ裏切るの?」

 しかし、厳しいノルマや勧誘などで次々と友達をなくしたAさんは、別の幹部補佐と退会を決意し、9月6日、翼容疑者と光康容疑者らがいる新宿2丁目の事務所を訪れた。

 そこでAさんたちが「辞めたい」と懇願すると「おまえ、裏切るの?」とキレ、「未達成分のノルマを支払うか、12月までに2人ずつ勧誘するか、どちらかを実行しろ。この条件をのめば帰してやる。のまなかったら辞められねぇんだよ」と脅し、その場で光康がパソコンで作成した「金銭消費貸借契約書」にサインさせた。

「Aさんたちはあまりの恐怖と一刻も早くその場から逃げ出したい思いから、ついサインをしてしまったそうです。契約書に書かれていた35万3000円には今後、生じるはずのノルマ分が含まれていた。そもそも2人は幹部補佐らに、『3カ月のノルマが達成できなかったら金を支払う』という契約書を書かせていた。光康は11月に元メンバーの首を絞めてバッグを奪ったとして逮捕されていますが、余罪が二十数件あるとみて調べています」(捜査事情通)

 最近はこんな「トンデモサークル」があちこちにあるというから、この手の誘いには安易に乗らない方がいい。

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