「走行距離」に惑わされない中古車選び

2018/12/7 12:00 ビーカイブ

前回は、中古車を購入する際、事故車を買わないようにする方法をお伝えしました。今回、お伝えする内容は走行距離の見抜き方です。価格は比較的手頃で、特に修復歴があるわけでもなく、外見もそこそこきれいだけれど、走行距離の項目に「10万キロ」などの数字を発見してしまうと、急にたじろいでしまいますよね。「ネットに騙されない本当の中古車選び」(野瀬貴士著)には、そんな悩ましい問題を解くカギが記されています。

10万キロ寿命説は過去のこと

「結論から言えば、走行距離が10万キロを超えていても、まったく問題ありません」と、著者の野瀬貴士さんは明言します。かつては10万キロ寿命説などと言われましたが、それはもう過去のことだそうです。
もちろん、これまでの所有者がどのくらいメンテナンスしていたかにもよりますが、基本的には、20万キロまでは普通に走ると考えていいでしょう。

走行距離にこだわりすぎない

長く使うことを考えるならば、走行距離は短いほうを選ぶのが正しいのは確かです。しかし、10万キロ以下のクルマだけに絞り込んでしまうと、安くていいものを手に入れられる可能性は格段に低くなるということになってしまいます。

走行距離に関係するのはエンジンとミッション

野瀬さんによると、走行距離が直接的に関係してくるのは、エンジンとミッション(駆動部)だと指摘します。タイヤやブレーキパッド、機械類については、消耗している場合、新品に交換すれば問題ありません。しかし、エンジンとミッションの場合は消耗したとしても簡単に替えがきくものではありません。それができるくらいなら新車を買ったほうが早いかもしれません。それが故に、走行距離の長さが中古車の販売価格と密接に連動するわけです。
それらを踏まえても、ここ10年以内に発売されたクルマであれば、10万キロ程度ならまだまだ走行系に問題が生じるレベルに達することはなく、20万キロまでは普通に走れると考えていいと、野瀬さんは言っています。

最新の事実を知って賢く買おう

10万キロ寿命説がいつ頃からまかり通っていたかは定かではありませんが、日本車の耐久性能はこの数十年でも格段の進歩を遂げているのは確かです。下手な通説に惑わされることなく、正確な事実を知っておくことが、中古車に限らず無駄に損をしない賢い買い物の方法に違いありませんね。

「ネットに騙されない本当の中古車選び」
野瀬貴士 啓文社書房 11月22日

足立謙二(ライター)
1966年生まれ。さいたま市出身。通信社記者を経てフリー。雑誌、ニュースサイトなどに執筆。得意ジャンルは昭和カルチャー、特撮、アニメなど。

posted with野瀬貴士 啓文社書房 2018-11-22

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