林海象監督 TVドラマ初メガホンで描く十津川警部の人物像

2018/12/7 12:06 日刊ゲンダイDIGITAL

林海象監督(提供写真) 林海象監督(提供写真)

 映画「夢みるように眠りたい」「アジアン・ビート」「我が人生最悪の時」などで知られる林海象監督(60)が、テレビドラマを手掛けた。TBS系「西村京太郎サスペンス 十津川警部シリーズ」の第7弾、「浜名湖殺人ルート」(10日夜8時放送)の監督だ。その胸中を本紙に語った。

「60歳を過ぎ、今までやっていなかったことに挑戦したい。そう思っていたところ、森下和清プロデューサーに今回のお話を頂いたんです。ことし9月に放送されたシリーズ第6弾には俳優としてゲスト出演させてもらいました。俳優もやりたかったのでうれしかったのですが、短いシーンでもセリフを覚えるのがいかに大変かが分かった。共演のベンガルさんに褒めていただき、お若いメークさんからは『次作撮るんですって? すごいですね、俳優さんが』と言ってもらったんですよ」

 ――テレビドラマはいかがでしたか。

「テレビ業界には、映画監督に対して悪いイメージもあるみたいなんです。わがままで、スケジュールを守らず、引き画ばっかり撮るといったもので。今回で2作目になるのですが、僕は絶対にそれらを覆そうと思った。他人の台本で仕事をするのも初めてだったんですけど、原作との整合性をとり、なぜその演技が求められるか、わかるように加筆して臨みました」

 ――手ごたえは?

「十津川警部はクールで真面目というイメージがあるように思いますけど、原作や旧作ではもっと感情的で、愛の発露とか怒りをあらわにしたりしているんですね。そういうところを端々に演出したつもりです。撮了して助監督と飲みに行ったら、現場で僕は『固定観念をやぶれ』と『写っていればいいんだよ』の2つしか言っていなかったって。十津川警部ファンの期待を裏切らないよう(同シリーズの)伝統的な撮り方は踏襲しつつ、ドローンを使ったり、映画での視点を取り入れたりして、結構面白い作品が撮れたと思います」

 林監督演出のドラマは「シリーズに新風を吹き込んだ」と評判も上々。オンエアは10日夜8時。中高年には、林監督の夢ある男の生き方も感じられそうだ。

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