結局、犬にどんなしつけ方をするのが正しいの?

2018/12/6 11:00 わんちゃんホンポ

犬のしつけの方法①ほめるしつけ(陽性強化)

トレーニング中の飼い主とレトリバー

最近の犬のしつけの主流は「ほめるしつけ」。
正しい行動、好ましい行動に対しておやつやおもちゃ、ほめ言葉などのごほうびを与えることで、その行動の定着を図るというしつけの方法です。

ほめるしつけのメリットは、とにかく犬も飼い主も楽しいということ。
特にしつけというのは、犬にとってはじめは楽しいものではない場合も多いのですが、ほめられてごほうびももらえることで、しつけを楽しいを思うようになり、積極的に取り組むようになるのです。
犬のしつけにおいて、犬のやる気を引き出し、モチベーションを上げるということは非常に重要です。
飼い主がいくら一生懸命になろうとも、犬がやる気を持って自分の頭で考えながら取り組まなければ、十分な結果が得られないからです。

ほめるしつけは手軽で楽しく、多くの飼い主におすすめできるしつけ方法ですが、デメリットもあります。
ほめるしつけでは、行ってほしくない行動を犬に伝えることが難しく、問題行動の修正のためのしつけなどでは、ほめるだけでは対応できない場合もあるのです。

犬のしつけの方法②叱るしつけ(強制訓練)

スパイクチェーンをしているドーベルマン

叱るしつけの中でも、体罰などを使用した強制訓練は一昔前まで日本の主流のしつけ方法でした。チョークチェーンやスパイクチェーンなどをつけて訓練を行うことが多く、正しくない行動や好ましくない行動に対して、叩いたり蹴るなどして罰を与えたりするというもの。

体罰を与えた後は、正しい行動を取ることができれば体罰を行わないため、犬は痛みや苦痛を回避するために従うようになります。
メリットとしては、問題行動の多い犬などへのしつけにも対応しやすく、即効性もあるということ。痛みや苦痛などの罰を回避するために、キビキビとした動きで適切な行動を取るようになります。

しかし、犬に対して痛みや苦痛を与えるということに疑問や抵抗を感じる訓練士や飼い主も多く、イギリスなどの動物愛護先進国に倣って日本でも、20年ほど前から少しずつ陽性強化を中心としたしつけに変化してきました。
また、体罰を含めた叱るしつけでは犬を萎縮させて考える力を奪います。
体罰を与える相手に対して恐怖を感じて指示に従うため、人が変わると正しい行動を取れなくなってしまうこともめずらしくありません。
また、正しい行動は何かということを犬自身が考えず強制的に行わせるだけでは身に付きにくく、一度覚えてもすぐに忘れてしまうということもあります。

犬のしつけはひとつの方法にこだわりすぎないこと

お手をしている白茶の犬

ほめるしつけも叱るしつけも、どちらもメリットとデメリットがあります。
つまりどちらのしつけも万能ではないのです。
現在世界中の主流となっており、日本でも人気のほめるしつけであっても、それだけでは適切に犬をしつけることはむずかしいのです。

特にすでに問題行動を抱えている犬のしつけにおいては、ほめることだけでは十分にしつけることができないと思います。
もちろん、叱るだけのしつけでも同様のこと。
特に叱ることで正しい行動に導くには、絶妙なタイミングと力加減など高度な技術が必要なため、一般の飼い主には困難だと思います。

大切なのは、ほめるしつけと叱るしつけどちらを使うかということや、しつけの“流派”のようなものにこだわりすぎることなく、状況に合わせて使い分けるということ。
そのためには、様々な訓練士・ドッグトレーナーの様々なしつけの方法を知っておくことが必要です。

<まとめ>愛犬に合ったしつけ方を見つけよう

グループレッスン中の飼い主と犬たち

楽しくしつけを行うことは、犬のやる気を引き出し、飼い主との信頼関係を高めるため、基本的にはほめるしつけを行うことをおすすめしますが、必要に応じて叱るべき場面もあるはず。
ただし、叱るとはいっても痛みや苦痛を与えるような体罰は、基本的には不要だと思います。

万が一、体罰を与えなければしつけることができないような犬の気質、状況であれば、ドッグトレーナーや訓練士などプロの手を借りるようにしましょう。

「どんなしつけが正しいか」という疑問の答えは正直言ってありません。
様々なしつけの方法をその種類にこだわりすぎることなく柔軟に行っていくことが大切です。そして、自分の愛犬の性格を見極めて適切な方法を選ぶようにしましょう。

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