【派遣女子・更新なし】不倫がもとで会社を退職…婚活も直接雇用も厳しいアラフォー派遣~その1~

2018/11/9 10:00 Suits-woman.jp

パートやアルバイトというような非正規雇用が増え続けている現代。いわゆるフリーターと呼ばれているアルバイトやパート以外に、女性に多いのが派遣社員という働き方。「派遣社員」とは、派遣会社が雇用主となり派遣先に就業に行く契約で、派遣先となる職種や業種もバラバラです。そのため、思ってもいないトラブルも起きがち。

自ら望んで正社員ではなく、非正規雇用を選んでいる場合もありますが、だいたいは正社員の職に就けなかったため仕方なくというケース。しかし、派遣社員のままずるずると30代、40代を迎えている女性も少なくありません。

出られるようで、出られない派遣スパイラル。派遣から正社員へとステップアップできずに、ずるずると職場を渡り歩いている「Tightrope walking(綱渡り)」ならぬ「Tightrope working」と言える派遣女子たち。「どうして正社員になれないのか」「なぜ派遣を選んでいるのか」を、彼女たちの証言から検証していこうと思います。

☆☆☆

今回は、都内で派遣社員として働いている千葉晴美さん(仮名・38歳)にお話を伺いました。

緩やかなウェーブのあるロングヘアを、ヘアクリップで後ろに1つにまとめ、グレーのリブ素材のニットに、紺地にグレーのストライプのタイトスカートを履いた服装は、仕事ができそうな女性という雰囲気。丸顔の童顔はぱっと見30代前半のような印象を受けますが、受け答えからはしっかりとした年相応の落ち着きがみえます。

「実はもう38歳なのに、まだ派遣なんです。少し前に契約が3年に到達したのですが、直接雇用になれなかったんです。別の派遣会社から仕事を紹介してもらって、今は紹介予定派遣で働いています」

“今まで10年近く派遣社員として働いていたけれど、正社員になりたい”という晴美さん。いったい、どのような経歴なのでしょうか。

晴美さんは東京都で生まれ育ちました。実家は大手建築会社に勤務していた父と、地銀に勤務していた母の3人家族です。

「うちは、親が35歳を越えてからの高齢出産だったんです。両親は最初から一人っ子のつもりだったので、教育熱心でしたね。幼稚園の頃にはピアノを習いに行ったり、小学校では水泳を習いに行ったり、お稽古事もしていました。近所の中学校が荒れているという噂があったので、中学受験をして、中高一貫の女子校に進学しました」

中学から私立に通い、大学受験をすることなく過ごします。

「通っていた学校は、付属の大学に8割くらいが進学するんです。そのため、普段の成績が悪くなければ大学までは進学ができるので、部活動に時間を割いていました。バスケ部だったんですが、強くはなかったけれどみんなで体を動かすのが楽しかったんです。部活がないときには、友達と遊んだりする余裕がありましたね。社会人になって、みんな大変な思いをして大学に入学したっていう話を聞くと、付属校でよかったなあって思いました」

大学では、就職内定率が高かった英文科に進学します。

「うちの女子大は、歴史が古いのもあって金融や保険業界にはOGが多いので入りやすかったんです。母も地銀で働いていたことがあったので、金融業界にも就活しました。でも事務や準総合職での就職なら可能でも、大手銀行だと総合職での就職が無理そうだったんです……。結局、総合職で内定が貰えた保険会社に入社しました」

企業合併でやってきた肉食系男性社員と不倫……

新入社員として入社した企業では、営業部に配属されました。

「保険全体の仕組みや、商品を覚えるために営業補助として働いていました。ずっと女子校だったので、男性が多い部署なのが、最初は戸惑いました。仕事は見積書や申込書の作成や修正など、細かな作業が多かったです。最初の頃は、書類の見間違いミスもしてしまい、付箋やマーカーなど自分のやり方で区別するように心がけました」

営業事務職の女性社員は、どんどん派遣社員などに切り替えられるため、30歳前には結婚退職する人が多かったといいます。

「私も30歳くらいまでには結婚退職して、子どもを産んでからはパートとして保険会社で働こうかと考えていました。そのためには保険の知識も無駄にならないと思って、ルーティンワークをこなしていました。でも、26歳の時に、働いていた保険会社が合併などを経て、元々は別の企業だった社員と一緒に働くようになったんです。

自分が入社していたのは合併した側の企業だったので、大部分がリストラされずに残ったんです。それまではのんびりした気分で働いていたのですが、合併で同じ部署になった他企業の社員が、いわゆるガツガツした肉食系で今まで会ったことがないタイプ。仕事も必要以上に数字にこだわって、結果を出す人だったんです」

営業職のエリートとして異動してきた男性社員と、仕事上でペアになったことが彼女の人生を一変します。

「彼は、年上で役職上では私よりも上なのに、“僕の方がここでは社歴が短いから”と、私に敬語で話してきたんです。仕事とプライベートの境がないほど、自腹を切って飲みに行って営業をしたり、とにかくトークスキルもすごかったんです。最初は、彼に褒められるようになりたい一心で、頼まれてもいない書類の作成をしたり、出張の手配を手伝ったりしていたんです。それがいつしかスケジュールなどを共有しているうちに、恋愛感情が芽生えてきて、付き合うようになっていました」

彼は結婚していて、念願の子どもが生まれたばかりだと後から知ります。

「デートは時間差で会社から退社して、待ち合わせをしていました。会社ではわざと話さないようにしていたのですが、雰囲気で周囲にばれていましたね。一応、社内的には不倫は厳禁だったので、ある時、部長に呼び出されて“何か困っていることはないか”と問いただされ、ピンときたのですが、“特にありません”と答えました」

しかし、この部長の呼び出しがさらに部署でも噂となり、会社にいづらくなります。

「彼とは2年間付き合っていて、私が30歳になる時には奥さんと別れて結婚してくれるって約束してくれたんです。そんな時に、彼は部長から問いただされて“そんな事実はない”と答え、部署異動を受け入れてしまい、社内では会えなくなりました。だんだん連絡が途絶え、最後は電話も着信拒否されたので、自宅近くまで押しかけたんですけど、彼から“二度と連絡をしてくるな”と注意されたんです。これって、捨てられたってことですよね……。何もかもが嫌になってしまい、職場には未練がなかったので退社したんです。あの時は自暴自棄になっていたんですよ……」

この退社後、晴美さんの派遣社員人生が始まったのです。

不倫の代償として、仕事も恋愛も失ってしまった晴美さん。直接雇用されず派遣続きで、気づけばアラフォーに!?~その2~に続きます

このネタ読んでどう思う?

投稿ありがとうございます。
よかったらログインしてコメントも書きませんか?閉じる

このネタへのコメント5

コメントを投稿するにはログインが必要です。

ログインしてコメントを書く

カテゴリ別アクセスランキング

トップ