シニアになって睡眠時間が増えた愛犬、どのくらいなら正常?

2018/11/8 19:00 わんちゃんホンポ

年を取った愛犬が1日中寝ているけど大丈夫?

眠っているシニアの黒ラブ

シニアと呼ばれる年齢になった犬は、若い頃に比べるとずっと長い時間を、睡眠に当てるようになりますね。
でも時々、「ちょっと寝過ぎじゃないだろうか?もしかしてどこか具合が悪いんじゃないだろうか?」と、心配になることがあるという人も多いでしょう。

どのくらいの睡眠時間なら正常の範囲で、どのくらいなら病気を疑ってみた方が良いという目安はあるのでしょうか?

それぞれの犬の睡眠パターン、行動パターンを把握する

芝生の上で眠るグレイハウンド

ひとくちにシニアと言っても、単純に「7歳になったらシニア」というような線引きができるわけではありません。大型犬と小型犬では、同じ年齢でも老化のスピードが違いますし、同じ犬種でも個体差があります。

けれども一般的に、「年齢が高くなるほど必要な睡眠時間が増える」と認識しておいて問題はありません。10歳を超えた犬が、体に特に病気があるわけではない状態では、最長で1日に18〜20時間眠る場合もあります。均的には、1日に14〜15時間程度眠るシニア犬が多いと言われています。

愛犬の睡眠時間を飼い主は把握しておくべき

実のところ、犬の睡眠時間に関しては、公式なガイドラインというのはないのだそうです。つまり明確に、「○時間なら正常、△時間なら注意」というような線引きはできないのですが、老犬の睡眠時間について、どんなことに気をつければ良いのでしょうか?

睡眠に限らずどんなことでもそうですが、生き物はそれぞれに個体差があり、それぞれみんな違います。睡眠時間についても同じで、日頃から愛犬の睡眠時間や行動を観察して、パターンを把握しておくことが大切です。

前日に来客があって興奮した、遠出の散歩で初めての場所に行った、などふだんと違う行動をした日やその翌日は、自然と睡眠時間も長くなります。

その上で、ある日突然に思い当たる理由もなく、愛犬の睡眠行動に大きな変化があれば、注意信号です。変化が1日2日で元に戻ればよいのですが、睡眠行動が数日以上に渡って変化したときや、さらに他にも気になる症状がある場合は、獣医師の診察を受けましょう。

睡眠時間も含めて、愛犬の健康のベースラインを把握しているのは飼い主さんです。そのベースラインから外れたときには、速やかに病院に行くという意識を持っておくことが大切です。

こんな睡眠行動や症状が見られたら病院へ

病院で診察を受けるゴールデンレトリバー

ふだんよりも極端に、長い時間を眠っているなどもそうですが、睡眠パターンに変化が見られる場合は病気の兆候の可能性もあります。夜にぐっすりと眠っている様子がなく、夕方頃からウロウロと活動を始める場合は、認知症の初期症状の可能性があります。また、これと同じような睡眠パターンで心臓の疾患が疑われる場合もあります。

睡眠とは別に、次のような症状がある場合も診察を受け、その際に忘れずに獣医さんに伝えるようにします。

✔トイレの失敗が増えた
✔食欲が落ちた
✔遊ぶことに興味を示さなくなった
✔咳、くしゃみ
✔嘔吐
✔下痢
✔飲水量の変化(増えた場合も減った場合も)
✔無気力になった

シニア犬に適した睡眠環境を整えてあげる

ベッドで眠るシニアのダックスフンド

睡眠時間が長くなる老犬ですから、睡眠環境を整えてあげることは重要です。特に関節炎などで痛みがある場合は、負担の少ないベッドを選んであげましょう。関節に優しい設計で作られたベッドや、体への圧力が緩和されるハンモックタイプのベッドは、シニア犬にとって良い選択です。また、昼間でも犬が寝る場所は、誰にも邪魔されず静かに保つように気をつけます。

まとめ

あくびをするシニアのゴールデンレトリバー

歳を重ねた犬は、若い頃よりも長い時間、眠るようになるのは自然なことです。でも、その睡眠時間や睡眠行動を観察して、ベースラインになるパターンを把握しておくことは飼い主さんの大事な仕事です。

ベースラインがあれば、そこからかなり外れているときに、「何かおかしい」と気づくことが容易になり、迅速に獣医さんの指示を仰ぐことができます。シニアになった愛犬の睡眠管理は、健康管理の大きな部分を占めます。日頃から観察しておきたいですね。

《参考》
https://www.petmd.com/dog/should-you-worry-if-your-older-dog-sleeps-all-day-0

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