Amazon.co.jpが音楽イベントのストリーミング配信を開始。その狙いを訊く

2018/9/15 19:25 CINRA.NET

『ULTRA JAPAN 2017』会場風景 『ULTRA JAPAN 2017』会場風景

Amazon.co.jpが音楽ライブの無料ストリーミング配信をスタート。Amazon.co.jpにとって初の取り組みとなる今回は、『ULTRA JAPAN 2018』を生中継する。『ULTRA JAPAN 2018』は本日9月15日から17日まで開催される、日本最大級のEDMフェスだ。アマゾンジャパン音楽事業部の担当者に狙いを訊いた。

■なぜAmazonがライブ配信? 「来訪者の方全員に平等に楽しんでいただく機会を提供したい」

アマゾンジャパン音楽事業部ではフィジカルの音楽パッケージを販売。フィジカル販売は近年市場が縮小傾向にあり、音楽のサブスクリプションサービスもAmazonによるPrime Musicをはじめ、Spotify、Apple Musicなど、群雄割拠の時代だ。そんな中、アマゾンジャパンの担当者が「唯一市場を伸ばしている分野」として挙げたのが「フェス」である。事実、ぴあ総研の調査結果によると2017年の音楽フェス市場規模は前年比13.7%増の283億円で、動員数は前年比9.7%増の283万人となっている。

「ダウンロードミュージックで個人で音楽を楽しむことが当たり前になった今、あえて会場に出向いて体感する、周りの人たちと一体となり、喜びや楽しみを共有するニーズが増えているように思います。でも、行きたくても行けない、行く勇気がない、きっかけがない等という方も多いでしょう。特に今回の『ULTRA JAPAN』は20歳未満は参加不可という年齢規制もあるため(イベント会場で酒類が提供される理由から)当然そういう方がいらっしゃいます。そこで来訪者の方全員に平等に楽しんでいただく機会を提供したい、と考え、今回の「ライブストリーミング配信」を提供することにいたしました。」

■Amazonが提案する新鮮なフェス体験。各種サービスもアピール

Amazon.co.jpでは特設サイトを用意。Amazon.comが運営するライブストリーミングサービス「Twitch」と共同で配信を行なう。特設サイトではAfrojackやZedd、ニーナ・クラヴィッツ、アーミン・ヴァン・ブーレン、Axwell Λ Ingrosso、DJ Snakeといった出演アーティストをピックアップしているほか、『ULTRA JAPAN 2018』を予習できるプレイリストや、歴代のコンピレーションアルバムへのリンクを設置。

ユニークなのは、アルコール類とエナジードリンクの商品ページや、商品を1時間で届けるPrime Nowへのリンクを設けていることだ。家でライブ中継を楽しみながら、ドリンクを飲んでフェス気分を味わうことができる。Amazonのサービスを活用したフェスの楽しみ方の提案は、とても新鮮だ。

今回の配信の楽しみ方についてアマゾンジャパンの担当者は、『ULTRA JAPAN』を初めて知って興味を持った人にスマートフォンなどでも気軽に視聴してもらい、友人や家族と「FireTV」で見てもらう、そしてフェスを楽しむことをシェアし、「来年は行ってみよう」というアクションに繋がることを期待しているという。また、都合が悪く会場に行けなかった人にもフェスを楽しんでほしいという想いもあるとのこと。

■今後もライブ配信を予定。「新しいライフスタイルを提案したい」

ライブイベントのオフィシャル配信は今後も検討しており、これからの展開については、「具体的にはお伝えできない」としつつも、野外フェスなどを配信したいとお答えいただいた。音楽以外のイベント配信については「検討します」とのこと。

最後にアマゾンジャパンの担当者は、今回の取り組みついて以下のようにまとめた。

「AmazonはECサイト(通販)ではありますが、お客様に新しいライフスタイルをご提案したいと考えております。 音楽事業部では、CDを売るだけではなく、さらに「体感する」「一緒に楽しむ」「発見」を提供できるような新しいエンターテイメントを創出できればと考えています。」

Amazon.co.jpという巨大なサービスがライブ配信に乗り出したインパクトは大きい。今後の展開に期待したい。

『ULTRA JAPAN』は今年で5周年。世界各地で開催されている『ULTRA』はライブ配信に積極的で、『ULTRA JAPAN』はAmazon.co.jp、Twitchのほか、YouTube、LINE LIVEなどでも配信される予定だ。

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