無人の速度取締り装置を「オービス」と呼ぶ理由

2018/8/21 17:05 ラジオライフ.com

速度違反の取り締まりは「有人式」と「無人式」に分類可能。有人式はネズミ捕りやパトカー追尾式で、現場で警察官が違反キップを切ります。一方の無人式は、路上に設置したカメラと赤外線ストロボで自動で撮影する、いわゆる「オービス」です。なぜ無人の速度取り締まり装置はオービスと呼ばれるのでしょう。

オービスはラテン語で「眼」の意味

無人式の自動速度取り締まり装置「オービス」という名称は、1970年代にアメリカから輸入されたループコイル式の「オービス(ORBIS)Ⅲ」という製品名に由来しています。この装置が日本の無人式の速度取り締まり装置の元祖というわけです。

オービスⅢの開発元は、アメリカ・ボーイング社。精密機器メーカーの東京航空計器が、1970年代にパテントを取得して輸入しました。このため、無人式の取り締まり装置をまとめて「オービス」と呼ぶようになったというわけです。ちなみにオービスとは、ラテン語で「眼」という意味です。

オービスの元祖はループコイル式でしたが、無人式の速度違反の取り締まり装置はその後、10.525GHzのレーダー波で車速を測る「レーダー式オービス」と「Hシステム」が広く普及。旧松下通信工業や三菱電機が製造していました。

オービス個々の名称にも由来がある

しかし、旧松下通信工業や三菱電機はオービスの製造から撤退。近年の主流は道路に埋め込まれたループコイルで測る「ループコイル式オービス」「LHシステム」となっています。

オービスの個々の名称にも、それぞれ由来があります。三菱電機が製造していた「Hシステム」は正方形の白い“はんぺんアンテナ”が特徴ですが、正式名称は「高速走行抑止システム」。残念ながらHは「はんぺん」の頭文字ではありません。

この高速走行抑止システムが、それまでの旧型オービスと異なるシステムとして、初めて導入された場所が阪神高速道路。Hシステムと呼ばれているのは「阪神」に由来しています。なお、阪神高速道路に初めて設置された時は丸形アンテナでした。

全国的に配備が進む東京航空計器が製造しているオービス「LHシステム」は“ループコイル(Loop Coil)式”の「L」と「Hシステム」を組み合わせたもの。“ループコイル式の高速走行抑止システム”という意味になるわけです。

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