66歳で住宅ローンが月18万円…働き続けないと破綻する家庭の誤算

2018/8/14 08:55 日刊SPA!

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 平均寿命は4年連続過去最高を更新し「人生100年時代」といわれる一方で、年金制度はいつ破綻するかわからない昨今。もはや定年後も働くのは当然、死ぬまで働き続けるしかない時代の生き抜き方とは?

◆住宅ローンが重くのしかかる! 働き続けないと破綻は必至!?

 働き続けることで生活は成り立っているが、実質破綻状態。そんな65歳以上の世帯は案外多く、岸谷大介さん(仮名・66歳)もそのひとりだ。大手建築会社を35歳で退社して独立し、機械・電気系の会社を立ち上げた。

「現場を離れて管理職に就き、どんどんやる気や生きがいを失っていく上司たちを見ていると、どうしても自分は同じ道をたどりたくなかった。生涯現役を貫くためにも、起業する道を選びました」

 会社が軌道に乗るまでは借金まみれの極貧生活。しかし、その後は順調に業績を伸ばし、結婚、子供の誕生と順風満帆な生活が続く。

「バブルがはじけた後も、普通のサラリーマンよりは少し多く稼いでいたため、生活水準も上がり、今思えば気がつかないうちに贅沢もしていました。そして46歳のときに横浜市内に6000万円のマンションを購入。貯金は手元に残しておきたかったので、頭金なしでローンを組みました」

 だが、不景気の煽りを受けて収入はその後下降の一途。現在の年収は300万円台まで下がる。とはいえ借金時代もコツコツ払っていた年金の月15万円を合わせれば月収は40万円超。夫婦で生活していくには十分なのでは?

「66歳の今も家のローンで月18万円ほど引かれるので、実際の生活費は20万円ちょっとなんです」

 65歳以上の夫婦に必要なひと月の生活費は22万円程度といわれているので、ひと月の収支は実質赤字だ。貯金を取り崩してでもローンの返済に充てるべきでは?

「それが、一時期は2000万円ほどあった貯金も500万円程度しかなくて。これは生活費の補塡分として取っておきたいんです」

 実は、数年前に父親が亡くなったことで母親が心身共にダメージを受け、持病が悪化。介護が必要になり同居することになったのだが、自身も精神的なダメージや老老介護に疲れ果て、2年近く働けなくなってしまったのだという。

「その間の収入はゼロ。母の年金も微々たるものなので、貯金を取り崩して家のローンや生活費に充てたために一気に貯金が減ってしまったんです。でも、このまま働き続ければ、10年後にはローンも返済し終えるし、来年からは65歳の妻の年金も入るようになる。自営業だから定年はないし、もともとやりがいを求めて独立したわけですから、『生涯現役』をモットーに必死に生きています」

 ローンを払い終えるのが76歳。働けない時期が訪れると一気に破綻する綱渡り状態だ。

《岸谷大介さん(仮名)の仕事とお金》
現在の仕事  自営(機械系)
現在の年収  300万円前後
現在の年金額 月15万円
貯金額    500万円
住宅の間取り 3LDK(80㎡)
住宅ローン 月18万円

《死ぬまで働く世代へのアドバイス》
60歳以降に起きる不慮のトラブルも考えローンを組むべし!

― [死ぬまで働く]入門 ―

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