55歳を襲う3つの経済難。年収が下がったところに教育費が直撃で…

2018/7/17 08:54 日刊SPA!

(日刊SPA!) (日刊SPA!)

 年金の支給開始年齢の引き上げをにらんで、サラリーマンの定年が60歳から65歳へと引き上げられる過渡期にある現在。しかし、ほんの30年ほど前までは「55歳定年」が主流だった。そんな「55歳」というボーダーラインは、今日では見えざる壁となって現役サラリーマンの前に立ちふさがっている。例えば、サラリーマンは55歳を超えると会社から“戦力外”扱いされるという話もあり、実際SPA!で55~60歳の男性にアンケートを行ったところ(回答者数3018人)、58.9%が「55歳を境に人生が“下り坂”になった」と回答していのだ。

◆年収が下がったところに子供の教育費が直撃!

 55歳の壁にぶつかると、収入の激減に加えて、この時期に特有の家庭の事情が財政状態を直撃する……と警告するのは、人気FPの横山光昭氏。

「やはり大きいのは教育費の問題です。35歳で1人目、38歳で2人目のお子さんという近年の標準的な例で言えば、上の子が大学生で下の子がこれから大学受験という時期。そんなタイミングでの年収減は死活問題ですが、家計に余裕があったときに上の子にお金をかけていた人ほど、下の子に差をつけるのは可哀想だと言って年収が減っても無理をするんです」

 教育費の次に共働きの家庭では、妻が早めの“定年”を迎えて二馬力が機能しなくなるケースも散見される。

「女性は40代で肩たたきにあったり、体力的な問題で夜勤のある仕事を続けられなくなったりするケースもあり、奥さんの稼ぎをアテにできなくなると同時に、自分の年収が減るというダブルパンチを食らうことも。余裕があると思っていた家計が一気に冷え込みます」

 最後にもう一つ、“財源”であった親世代が要介護になり、援助を打ち切られるというのも“55歳あるある”だとか。

 次女の大学受験を控えて役職定年になったKさん(55歳・5人家族……妻48歳、長女18歳、次女15歳、長男10歳)の例を見てみよう。役職手当がなくなり月収45万円から36万円に。被服費は月1.5万円、娯楽費も8000円というつましい暮らしぶりだったにも関わらず、年収が減った直後、次女が大学受験に向けて塾に通うことになり教育費が増え、月12万円の赤字になってしまう。

 奥さんがパートを始め収入8万円プラスと、保険や通信費の見直しでなんとか黒字に戻したものの、末っ子の長男の教育費や老後を考えると心許ない限り。

「ウチは贅沢してないから大丈夫」なんて家庭でも油断は禁物だ。

<55歳を過ぎると……>
・子供の教育費がカブる
・共働きが難しくなる
・親の援助が打ち切りに
・でも贅沢はやめられない
・老後資金が貯められない

【ファイナンシャル・プランナー 横山光昭】
家計再生コンサルタント。マイエフピー代表。家計の借金・ローンを中心に、盲点を探りながら抜本的解決、確実な再生を目指す

― 55歳の壁に潰される人 ―

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