人生どん底の43歳が、畑違いの転職先で大成功できた理由

2018/7/13 08:51 日刊SPA!

エステーの鹿毛康司さん エステーの鹿毛康司さん

50代になっても高いモチベーションを保ち第一線で活躍する勝ち組50代。成功するには40代の働き方がカギだった!?

◆40代で転職。畑違いの部署で結果を残して今は執行役

「会社員である以上、上司と事業(部署)は選べない。若い頃はそれに不満を持ち、努力の仕方を間違えていましたね」

 こう切り出したエステーの鹿毛康司さんは宣伝担当として同社のCMを手がけ、耳に残る“消臭力”のフレーズや当時は画期的だったドラマ仕立てのCMを数多く生み出してきた。現在は勝ち組50代と言える地位にあるとはいえ、常に順風満帆なサラリーマン人生を送ってきたわけではない。

 転機となったのは、新卒で入社した大手乳製品メーカー・雪印乳業(現・雪印メグミルク)が’00年に起こしてしまった乳製品による集団食中毒事件だった。

「有志で結成された信頼回復チームに参加し、被害者・マスコミ対応などを行いました。そのとき、初めて努力の方向が間違っていたことに気がつきましたね。それまではいかに社内で目立って出世するかを考えて行動していましたが、それは間違い。会社存亡の危機に直面して初めて、消費者に喜んでもらえない会社は成立しないと知った」

 その後、雪印を退社。43歳で転職活動をしたものの、当然のことながらうまくはいかなかった。

「申し込んだ会社はすべて不採用。でも、会社員として実績は残したとの自負もあったので、色眼鏡で見る人事担当ではなく、経営トップが直接面接する企業のみに絞って転職活動をすることにしたんです。そこで、拾ってもらったのが現在の会社でした」

 配属されたのは畑違いの宣伝部署。当時は鹿毛さんを含め3人の小さな部署で、明らかに社内でもサブ的な位置にいたという。

「僕は転職したときに決めたことが3つあります。①拾ってもらった会社を好きになる。②言い訳を絶対にしない。③自分よりも優秀な人に会う。だから、小さな宣伝部といって予算や経験がないことを言い訳にせず、とりあえずやってみることを大切にした。自分は一・五流で、一流の人に仕事を託せば、結果はついてくると考え、がむしゃらに働きましたね。今もそうですが、仕事が趣味。休んだ記憶がありません」

 結果、’11年には手がけた作品がCM好感度ランキング総合1位を獲得。同社のシェア拡大に貢献し、今は執行役として辣腕をふるう。57歳の今も現場に立つ鹿毛康司さん。この衰えないバイタリティこそ“勝ち組50代”の証しなのかもしれない。

【エステー 鹿毛康司】
執行役・エグゼクティブ・クリエイティブディレクター。ミゲルくんや西川貴教さんを起用した同社の人気CMを手がける。著書に『愛されるアイデアのつくり方』(WAVE出版)がある

― 負け組50代になる人の特徴 ―

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