どうして?動物看護師が犬の「避妊・去勢手術」を勧める理由

2018/7/12 20:00 わんちゃんホンポ

犬の去勢手術のメリット・デメリット

車から脱走する犬

犬の去勢手術とは、雄犬に対して行う手術で、犬の睾丸を摘出する手術です。

犬の去勢手術のメリット

まず、若いころに手術を行うことで、マーキングやマウンティングといった行為をしづらくなります。犬と一緒に生活する上でこれらの行為を控えさせたい場合は、手術を行うことも検討しましょう。

未去勢の犬は、発情期の雌犬に気がつくと落ち着かなくなったり、遠吠え・脱走など交配の為に行動しようとします。ですが、お家での飼育環境下で交配を行うことはできません。そういった、犬自身の身体の仕組みと現実との差からくるストレスを減らすことができます。

また、前立腺肥大・肛門周囲腺腫等の未去勢の雄犬がかかりやすいと言われる病気にかかりづらくなります。

犬の去勢手術のデメリット

当然ながら、去勢手術を行ってしまうとその犬の子どもはできなくなります。

また、ホルモンの変化により太りやすくなってしまいます。手術後には食事の見直しが必要になります。

また、毛質が柔らかくなったり、性格が変化することがあります。

犬の避妊手術のメリット・デメリット

花畑の中にいるチワワ

犬の避妊手術とは、雌犬に対して妊娠出産ができないよう行う手術です。

犬の避妊手術のメリット

望まない繁殖を防ぐことができます。これが最も大切な、避妊手術のメリットです。発情期を迎えることもなくなりますので、交配できないことで犬が受けるストレスもなくなります。未避妊の犬に多い、偽妊娠や乳腺炎も防ぎます。

また、子宮蓄膿症や乳腺腫瘍等といった病気の予防にもなります。

犬の避妊手術のデメリット

手術を行うことで、交配できなくなります。もし、その犬の子どもが欲しいと考えていたり、迷っている場合には慎重に決定すべき問題です。

ホルモンの変化により、太りやすくなります。手術後は、食事を見直しましょう。

2才半以上の雌犬に避妊手術を行っても、乳腺腫瘍の対する予防効果は得られないという説があります。(子宮蓄膿症は避妊手術で100%予防できます。)

犬の避妊・去勢手術の悩み

首をかしげる犬

犬の避妊・去勢手術は、健康な犬の身体にメスを入れ、病気ではない部位に手を加えます。また、全身麻酔を用いますので「麻酔をかけること」へのリスクは避けられません。これは、どれだけ事前の検査を行っても、優れた麻酔薬を使っていても、完全になることはありません。こういった部分に抵抗を感じる方がいるのは当然のことです。

またその理由から「家族の同意が得られない」と悩まれている方も珍しくありません。
動物病院にも「家族が同意しない」と、手術についてご相談をいただくことが多くあります。そういった場合は、ぜひご家族皆さんで動物病院で説明を受け、その犬がその時期に手術を行うメリット・デメリットを個別に確認しましょう。手術をする場合・しない場合どちらでも、一緒に暮らす家族の皆さんが同意できることが大切です。

動物看護師が犬の避妊・去勢手術を勧める理由

動物病院スタッフと四匹の犬

動物看護師に避妊・去勢手術を行うかどうかを相談すると、手術を行うよう勧められるでしょう。これは何故でしょうか。それは、動物看護師は多くの「手術しておけばよかった」という声を聴いているからです。

✔雌犬が望んでいない繁殖をしてしまった時
✔手術をすることで防げる病気にかかってしまった時
✔雄犬が逃げてしまった時

飼い主の皆さんは、避妊・去勢手術をしないと決めた時に、これらのデメリットについても理解されていたのだと思います。それでもいざ愛犬にこういったことが起こった場合に、後悔し自責する様子を何度も見てきました。命に関わることもあることですので、当然の事だと思います。こういった経験から、動物看護師は避妊・去勢手術について相談を受けると「手術をおすすめしたい」という気持ちになるのです。

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