バブル期の生き残り「世界最長の鉄道橋・瀬戸大橋」を走る

2018/6/24 08:52 日刊SPA!

(日刊SPA!) (日刊SPA!)

SPA!30周年記念に合わせて国道30号線をめぐる本企画。いよいよ今回は、同じバブル期生まれの盟友・瀬戸大橋を渡って四国は香川県に上陸いたします。ちなみにSPA!の同期(今年30周年)は、ほかにアンパンマン、東京ドーム、B’zですが、このように勝手にコラボできるのは、国道30号線だけです

MJブロンディ改め永福ランプ=文 Text by Shimizu Souichi

◆SPA!と同じバブル期の生き残り。世界最長の鉄道橋・瀬戸大橋を走る!

 SPA!創刊30周年を記念して厳命された、国道30号線(岡山県岡山市-香川県高松市間)の走破。前回の岡山編に続いて、今回は香川編です。ふにゃ~。

 まずは瀬戸大橋を渡りましょう。瀬戸大橋は、正式には「一般国道30号 瀬戸中央自動車道」の一部。しかも今年で開通30周年!『週刊SPA!』と同じバブル期生まれだ。お互いよくぞ生き残った。涙が出ます。

 児島ICから瀬戸中央自動車道に乗って橋を渡り始めると、まるで空を飛んでいるようです。海面からの高さは65m。高すぎて眼下の島々はよく見えないので、正直あまり感動はなく、「レイボーブリッジのほうが眺めはいいな~」などと思ってしまいました。

 しかしスペックを見れば、両者の差は歴然。瀬戸大橋は連続する6つの橋によって構成され、全長約10kmにも及び、しかも道路・鉄道併用橋で、鉄道橋としては世界最長! レインボーブリッジなんざ、たったの800mで比較にならん。

 鉄道橋の大変なところは、電車は1両あたり40トンくらいあり、クルマとは重さがまるで違うこと。瀬戸大橋の吊り橋を重列車が通過すると、最大で1mも橋がたわむという。途中の与島PAでそのたわみを見ようと目を凝らしたが、通ったのが軽い普通列車だったせいか、まるでわかりませんでした。ガックリ。

 それにしても瀬戸大橋も30周年。首都高は55周年で老朽化が進み、一部造り直しが始まっているが、瀬戸大橋は大丈夫か。

 それについては昔、本四公団(現・本州四国連絡高速道路株式会社)に取材したことがあるのですが、「適切なメンテナンスを続ければ、100年はもちろん200年でも持ちます」と胸を張っておられました。SPA!も200年持つとイイネ!

 瀬戸大橋を渡りきると、残る国道30号線は、高松市内の約2kmのみ。ページ持つかな……。

 まずは、30号線沿いにある高松城跡へ。この城は海にせり出した水城として有名でしたが、今は埋め立てによって海のちょい奥に。天守は明治に取り壊されたが、月見櫓が残っており、海に直接面していればと惜しまれる風情であります。

 ステキなのは、城のすぐ脇を琴平電鉄が通っていること! 高松築港駅から乗ってみると、車窓から見える城の石垣がイイ! 天井には扇風機がクルクル。懐かしくて涙が出る。

 ひと駅乗って、讃岐うどんを食します。「讃岐うどんはうますぎてうどんじゃない」とも申しますが、私も十数年前に初めて本場で食べた時は超衝撃で、「これはマジでうどんじゃない!」と思いました。

 が、その当時から讃岐うどんはブームとなっており、今ではチェーン化がすさまじい。本場・香川県でも、街道沿いで目に付くのはチェーン店のハデな看板ばかり。もちろん昔ながらの名店には素朴な風情が残っているけど大行列。高松市の中心部ともなると、都会だけに素朴というわけにもいかず、いただいたうどんは、東京で食べる「はなまるうどん」とそれほど違わないものでした。いや、十分うまいですけどね。

 国道30号線もこれでおしまい。と思ったが、考えてみたら海上が残っていた。高松港から宇野港まではフェリーがつなぐ海上国道があるので。

 瀬戸大橋の開通で宇高連絡船は廃止。フェリーも大打撃を受け、今や1日5往復のみ。ただ、クルマ込みで片道2500円(旅客運賃1名を含む)と、意外とお安くなっている。1時間の船旅で旅を締めくくるのも悪くない。乗ってみると、メッチャ空いている! 1日5往復じゃなあ。積み込まれた車両はほとんどトラック。瀬戸大橋に対抗した運賃値下げにより、高松-岡山間で見れば、高速+瀬戸大橋経由よりちょっと安上がりになるからだろう。納得。

 ガラ空きのフェリーはとっても快適でした。島も間近に見えて、瀬戸大橋より眺めもイイ。旅って感じがする! SPA!も瀬戸大橋同様、あと170年がんばります。押忍。

結論
国道30号線は距離が短く、途中の名所も少なくて若干ネタ作りに苦労しましたが、来年の国道31号線は、広島県の海田町から呉市まで。呉軍港大特集になりそうで、今からワクドキです! ふにゃ~

【清水草一】
1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中。清水草一.com

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