「オオカミ」と「犬」 4つの違い

2018/5/21 09:00 わんちゃんホンポ

犬の先祖オオカミ

狼

犬の祖先については様々な説がありましたが最近のDNA研究により、オオカミと犬の遺伝子は非常に似ていて犬の祖先だと判明しました。

森の中で4~8頭前後の少数で群れを作り、リーダーに従って行動するオオカミが、自然の中より人が住む集落に近付き家畜を襲って食べるのが効率的だと気がついて、オオカミと人間の生活距離が縮まります。

大切な財産である家畜を奪うオオカミは人間の敵でした。本来、オオカミは人になつかない性質ですが群れの中には人間に興味を持ち近づく個体があり、その個体に廃棄する食材などを与えることでオオカミが人間に慣れたイエイヌになったのが今から2万年から4万年前と推測されています。

1万2千年から1万5千年前に犬はオオカミから分岐し、約7千年前には犬は世界各地にいましたが現在のノライヌのような存在でまだペットとしては飼われていなかったことも遺跡発掘された犬の化石からわかっています。

オオカミと犬の違い4つ

狼全体像

1.身体

オオカミは犬よりも体格ががっしりしており、首やシッポが太くてしっかりしています。犬に見られる巻尾はオオカミにはありません。足のサイズも大きく筋肉や骨格が太いです。狩りをして獲物を確実に捕らえるために、強靭な顎を持っています。そのため、頭蓋骨も犬よりも大きく形も異なります。犬の指の先は丸くなっていますがオオカミは先にいくにつれて細長い形をしています。オオカミは北半球の寒い地域に生息し寒さから身を守るために長毛です。

2.性格

犬は人間に飼われ食事を与えられることで生きているので当然人間への依存をしています。オオカミは本来警戒心が強く人には慣れません。幼い頃から飼育するとある程度なつくそうですが、目を合わせずコミュニケーションをとろうとしません。

3.吠え方

遠吠え

オオカミは「わん!」と吠えることはありません。群れの中の仲間とコミュニケーションを取るために遠吠えをします。犬も犬種によって、救急車のサイレンや夕方のチャイムなどに合わせるように遠吠えのように鳴きます。

4.食事

オオカミは肉食ですが、犬は人間と暮らす中で雑食動物として変化しました。

犬とオオカミは交配できる

昔に生活スタイルを変えることでオオカミから犬へと枝分かれしましたが、近種のため交配し子孫を残すことが出来ます。

オオカミの血が75%以上混ざっている犬を日本では「狼犬」、海外では「ハイブリッドウルフ」と呼ばれます。犬と呼ばれていますがその血の大半がオオカミのため、飼育するのは難しいといわれ、国内には500頭ほどしかいません。

✔サーロスウルフホンド(オオカミとジャーマンシェパードドッグの配合種)
✔チェコスロバキアンウルフドッグ(カルバティアオオカミとジャーマンシェパードドッグの配合種)

まとめ

振り向く白い狼

現代の暮らしの中ではなかなか本物のオオカミを見る機会が少なく、子どもの頃に見た絵本では悪者として登場することが多かったオオカミ。しかし、こうやって私たちのそばにいてくれる犬との関係を知ると親近感が芽生えます。

人間が森を切り開き、オオカミのテリトリーに侵入したにも関わらず、外敵として駆除し続け、絶滅してしまった種類もありますし、オオカミの全体数も減少しています。

ぜひオオカミへの理解を深め、これ以上絶滅危惧種が増えないように願います。

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