披露宴でスーパー商品を値札のままテーブルへ 悪質すぎるケータリング業者(英)

2018/3/2 14:42 Techinsight

値札シールのままテーブルに!(画像は『The Sun 2018年2月27日付「HERE CRUMBS THE BRIDE Wedding caterer blasted for charging £850 for buffet serving custard creams and Asda doughnuts」』のスクリーンショット) 値札シールのままテーブルに!(画像は『The Sun 2018年2月27日付「HERE CRUMBS THE BRIDE Wedding caterer blasted for charging £850 for buffet serving custard creams and Asda doughnuts」』のスクリーンショット)

披露宴会場でのケータリングサービスに決して安いとはいえない値段を請求しておきながら、届けられたのはあまりにも質素な商品の数々だった。詐欺行為とも言えるイギリスのあるケータリング業者に、少なくとも13人の花嫁らが怒りを露わにしている。英メディア『The Sun』『Daily Record』などが伝えた。

ケータリング会社「JLS Entertainment(以下、JLS)」の社長でスタッフォードシャー州バートン・オン・トレントに住むジェイソン・デビッドソン氏(34歳)は、それなりのケータリング費用を請求したにもかかわらず価格に全く見合わない悪質なサービスを提供し、花嫁らの怒りを買っている。このほど数人の被害者が英メディア『The Sun』に詳細を語った。

ノッティンガムに住むケリー・ディケンズさん(34歳)は、昨年3月に結婚した。その時の披露宴会場でのケータリングサービス費用としてジェイソン氏に850ポンド(約127,000円)を支払ったのだが、届けられた商品は粗末なものばかりだった。

ゲストに振る舞うビュッフェは通常、冷たいものや温かいものまで様々な食べ物が並べられる。ところがジェイソン氏はドーナツやビスケット、野菜スティックといった質素なスナックを用意したのみで、ドーナツのパッケージには大手格安チェーン店スーパー「ASDA(アズダ)」の値札がそのまま付いていたのである。また、セロリや人参スティックも適当に切ったような形をしており、見た目にも美味しそうとはいえないようなものばかりだった。しかもジェイソン氏は会場に酔っ払って現れたというから開いた口が塞がらない。

悪質なケータリング商品を目にした数人のゲストらは食事のためにマクドナルドへ行ったそうで、幸せいっぱいで終わるはずだった一日を台無しにされたケリーさんは涙が止まらなかったという。一方でケリーさんはジェイソン氏にケータリングの費用を全額返金するように約束させ、目の前で誓約書を書かせて証拠写真を撮影した。しかし現時点でも、いまだジェイソン氏からの返金はないという。

エマ・ケネディーさん(31歳)もジェイソン氏の悪質な被害に遭った花嫁だ。エマさんは昨年12月31日の大晦日に挙式をした。事前にケータリング費用として800ポンド(約12万円)を支払い、「この日は真夜中までサービスしてほしい」と依頼していた。だが当日、酔っ払って現れたジェイソン氏は午後10時半には片付けて帰る旨をエマさんに告げた。届けたケータリング内容もビスケットが大半で、「ホームメイドケーキ」と称したケーキはとても食べられたものではなかったという。「動物園の象の方がよっぽどいい物を与えられているわ」とエマさんは怒り心頭だ。

さらに、2015年に結婚したエドウィーナさんとマーク・エルソンさん夫妻はジェイソン氏に700ポンド(約10万円)を支払いサービスを依頼した。ところが当日はジェイソン氏が会場に現れることはなく、関係者らは急きょ大手チェーン店スーパー「Sainsbury’s(セインズベリーズ)」へ買い出しに向かったという。夫妻は現在、ジェイソン氏に対して法的措置を起こしている。

またある別の女性は、ソーシャルメディア上でジェイソン氏の悪質行為を非難した。2014年12月に誕生日パーティーを計画した女性は「パーティー・パッケージ」として400ポンド(約6万円)を支払い、100人のゲストのためにカラオケ・ディスコを含むビュッフェを申し込んだ。しかしジェイソン氏は現れず、食べ物や飾りつけなどもない誕生日は最悪なものになったようだ。この女性は「業者からは返金や謝罪も一切ありませんでした。みなさんはJLS Entertainmentを絶対に利用しないで」と警告している。

これらの苦情に対し、当のジェイソン氏は「必ずしも全ての客に満足してもらえたわけではないが、客に法外な値段を請求したことは一度もない」と口にしており、反省の欠片もないようだ。しかし、ネット詐欺を含むイギリスの詐欺犯罪を通報する政府機関「Action Fraud」から連絡があったことは認めているという。

人生において輝かしい一日となるはずの結婚式は、誰もが完璧に終えたいと願うことだろう。その思いを逆手に取り、内容にまるで見合わぬ費用を請求し詐欺行為とも取れる悪質なサービスを続けているジェイソン氏。このニュースを知った人からは「だから契約とかサービス内容をしっかり把握しなくちゃいけないんだね。利用者からの評価を知ることも必要不可欠だと思う」「これまで何の調査も行われていないなんておかしいのでは?」「『客に法外な値段を請求したことは一度もない』って…いやいや、850ポンドも請求してASDAの2ポンド(約290円)のドーナツはないでしょ」「850ポンドのケータリング費用というのが一般的には安すぎると思う。その値段だったら質の良いサービスは望めないと思うけど」「安いビスケットが嫌で、安いマックに走るところがウケた」「ケータリング費用としては安いけど、それでもこのサービスは請求された値段を支払う価値のないもの」といった声があがっている。

画像は『The Sun 2018年2月27日付「HERE CRUMBS THE BRIDE Wedding caterer blasted for charging £850 for buffet serving custard creams and Asda doughnuts」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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