年越しそばだけじゃない!大晦日に食べる年取り魚って知ってる?

2017/12/20 12:35 mamatenna

大晦日に食べる「年取り魚(としとりざかな)」。かなり古くから大晦日やお正月に食べる風習があったようですが、一体どんな魚でどんな食べ方をするのか、「年取り魚」の正体とその由来について調べました。

年取り魚って何?

年取り魚とは、大晦日に年越しの食事につける魚料理のこと。数え年では、1月1日に年齢が増えることから、年を取らせる神様「歳神様」を迎えるため、大晦日から新年にかけて神事がとり行われていたそうです。そしてその際に供えられる魚であることから、年取り魚と呼ばれるようになったのだとか。

地域で異なる年取り魚

大晦日に食べる魚と言って思い浮かべる魚は地域によって異なるようです。主に東日本は塩鮭、西日本は塩ブリが連想されるようですが、青森県の一部の地域ではタラが食べられていたり、三陸ではナメタガレイなど地域によって、独自の魚が年取り魚として食されているといいます。

鮭を食べる理由は「栄える」という言葉と鮭をかけていたこと、ブリは出世魚ということで、それぞれ縁起物として重宝されていたことが主な理由のようです。

お歳暮に魚を送る風習

最近はあまり目にしなくなってきていますが、一昔前はお歳暮に新巻鮭など大きな魚をまるまる一匹送っていたということも多かったようです。特にこのような風習は、山間部、内陸部で活発だったようで、現代のように物流が発達する前は、大都市と海に恵まれた土地以外は、海産物を食べる機会というのはほとんどなかったんだそう。

そこで、神事に魚を使うことから、保存用に塩漬けされた魚を大晦日やお正月に年に一度のぜいたくで食べていたというのが、年取り魚を食べるようになった理由ではないかとも言われています。特に山間部では、良質のタンパク質を多く含んでいる鮭やブリは、冬を乗り切るための貴重な栄養源だったみたいですね。

おせちでもないのに、大晦日やお正月に毎年魚料理が出てきていたり、お歳暮に魚が送られてくるというのは、このような年取り魚の風習が理由。現代ではどこでも刺し身が食べられるほどに魚を食べるのは当たり前になり、失われつつある風習となってきているようですが、年末年始に鮭やブリを食べる機会があったら、年取り魚の話をしてみてはいかがでしょうか。
(文・姉崎マリオ)

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