【妻からのDV】DV妻と離婚したい…ひと筋縄ではいかない理由

2017/11/17 20:02 教えて!gooウォッチ

【妻からのDV】DV妻と離婚したい…ひと筋縄ではいかない理由 【妻からのDV】DV妻と離婚したい…ひと筋縄ではいかない理由

先日リリースした「妻から暴言、暴力の日々…それでも離婚しない夫たち」という記事では、妻からDVを受けても周囲に相談しようとしない夫たちの心理について、離婚カウンセラーの阿部貴子さんに解説してもらった。今回はいよいよ、離婚に踏み出す際の注意点を弁護士に尋ねた。しかし夫の訴えは、妻が被害者の場合と比べて困難がつきまといそうだ。

■シェルター、診断書も難しい?

こすぎ法律事務所(川崎市)の北村亮典弁護士は、「DVの程度が激しい場合、まずは被害から逃れることを考えなければなりません」と話す。しかし簡単に仕事を辞められないことも多いため、避難施設にかくまってもらうのは難しそう。

北村弁護士も「行政の相談窓口も設けられていますが、男性の場合はシェルター等の避難できる場所が女性と違ってかなり限られています」と指摘。現実的には、実家に逃げるか、会社で寝泊まりするという手段をとらざるを得ないのが実情のようだ。

そもそも実家が近い距離にあるか、会社に理解がなければ無理な話だろう。業務以外で会社に寝泊まりするのは、トラブルを抱えた問題社員として立場が悪くなる可能性もあるし、出世の妨げにもなりかねない。

また、妻が暴力を振るってきたとしても、夫が本気で防御すれば、けがを負うことはないかもしれない。「一般論として、女性は男性に比べて腕力等が弱いので、女性の暴力によって男性が傷害を負うということは考えにくく、診断書の取得や、そのほかの手段も含め立証には困難を伴うことが予想されます」(北村弁護士)。

また、さらに困った一面もあるようだ。それは……

■妻も夫のDVを主張してしまうことがある!

「妻からのDVを理由とした離婚事案では、夫側に多くの困難が伴います。一番の難点はやはり『妻からのDVをどう証明するか』という点になります」と続ける。夫が妻の暴力で重傷を負って入院や警察沙汰になったときなどのよほど極端なケースでない限り、やっかいなハードルが待ち受けているという。

なぜなら夫が妻からのDVを主張するような事案は、妻も夫からのDVを主張していることが多いからだ。その場合、立証によっては妻側の言い分の方が認められる場合も想定されるとのこと!

結論として、夫が被害者の場合は、妻からの暴言、暴力に耐えながら地道に材料を積み上げていくのが賢明。「証拠確保の手段としては、スマートフォンやICレコーダーで録音・録画したり、親族・知人、警察への随時相談などで可能な限り客観化しておくことが対策の一つになります」と北村弁護士。離婚に踏み出すには、粘り強く戦うしかないようだ。

●専門家プロフィール:北村亮典
札幌市出身。慶大大学院法務研究科卒業。横浜弁護士会に弁護士登録後、横浜市所在の弁護士法人に勤務。2010年4月1日、こすぎ法律事務所を開設。

(武藤章宏)

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)

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