【妻からのDV】「稼ぎが少ない」「お父さんはダメな人」妻から夫へのDVが増加

2017/10/28 20:02 教えて!gooウォッチ

【妻からのDV】「稼ぎが少ない」「お父さんはダメな人」妻から夫へのDVが増加 【妻からのDV】「稼ぎが少ない」「お父さんはダメな人」妻から夫へのDVが増加

妻から夫へのDVが増えているそうだ。体格や腕力に勝る夫がか弱い妻を虐げている様子は容易に想像できるが、逆のケースになると、今ひとつピンと来ない人が多いのではないだろうか。「教えて!goo」に「旦那に対してDV?」という相談を寄せた女性は、自らの行為がDVに該当するのか分からずに不安を募らせている。DV被害者の相談窓口となる専門機関に具体的な事例を挙げてもらった。

■割合が増えてきた男性被害者

警察庁が発表した昨年1年間における配偶者間DVの対応状況をみると、寄せられた相談約7万件のうち、男性が被害者である割合は15%だった。まだまだ女性の方が虐げられているわけだが、平成24年と比べて男性の割合は3倍になっている。

夫たちはどういった被害を訴えているのか。男女間の暴力に関する相談を受け付けている、かながわ男女共同参画センター(神奈川県配偶者暴力相談支援センター)に代表的な事例を挙げてもらった。

■事例1:「稼ぎが少ない」「お父さんはダメな人」

妻から「役に立たない」「稼ぎが少ない」などと否定される。子どもがいても構わず本人を罵り、「お父さんはダメな人」といったことを子どもにも言う。何が不満なのか、きちんと話をして解決したいのだが、一方的な物言いで責められ、こちらが何か言うと、さらに責めるように言葉が激しくなり、話し合いにならない。

小遣いも充分渡されず、食事も満足にとれない。長時間妻の言い分を聞かされることもあり、深夜に及ぶと翌日の仕事に差し支えるほどである。睡眠が充分とれず、心身ともに疲れている。このままではいけないと思うし、一緒に生活していくのは難しいかもしれない。ただ、子どものことを考えると、いますぐ別れる決心はつかない。

■事例2:罵倒から暴力へ「怒らせる夫が悪い」

妻は気に入らないことがあると、殴る、蹴る、物を投げつける等の暴力や暴言になる。家事や育児を分担しているが、「全然できていない」「なんでできないのか」と夫を責める。「私だけが頑張っている」と主張するなど、最初のうちは言葉だけだが、興奮が収まらないと暴力へ。

妻は「怒らせる夫が悪い」と言い、怒りが激しくなっていく。夫の親にも夫の悪口を言い、親の責任だと矛先を向ける。これまで大怪我を負うような暴力はないが、怒りの度合いがエスカレートしているように思われ、身の危険を感じるようになった。これから先、どう対応していけばよいか苦慮している。

■相談しない夫たち

言葉や暴力で虐げられたり、睡眠を妨害されたり、義理の両親にも怒りの矛先が向けられたり、周囲も含めて心身共に深刻な状況に陥っていることが伝わってくる。これらの被害者は相談に訪れることで、事案を把握できたわけだが、自分から相談に訪れる男性は多くないようだ。

内閣府男女共同参画局が平成27年3月に発表した「男女間における暴力に関する調査」によると、配偶者から何らかの被害を受けた人のうち「どこ(だれ)にも相談しなかった」のは、女性44.9%に対し、男性は75.4%となっている。

複数回答可の「相談しなかった理由」をみると、女性と比べて男性の割合が目立って多かったのが「相談するほどのことではないと思ったから」(男性64.2%、女性47.0%)と「相手の行為は愛情表現だと思ったから」(男性5.0%、女性3.4%)の2つ。

被害に遭っている自覚がないまま、手をこまねいて状況が改善しない様子がうかがえる。
動き出さない夫たちの心境が気になるところだ。

●かながわ男女共同参画センター

(武藤章宏)

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)

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