犬のしつけで叩くのが良くないとされている5つの理由

2017/10/23 17:00 わんちゃんホンポ

犬のしつけで叩くべきでない理由

怒る犬

犬を飼うに当たってしつけは非常に重要な課題です。飼い主が1番始めにぶつかる壁がしつけと言っても過言ではないでしょう。ですが、しつけをする際、つい「どうしてできないの」と感情的になってしまい、犬を叩いてしまう人がいます。

実はこの行為、しつけとしては逆効果となってしまうこともありますし、程度によっては犬にとってデメリットが大きいしつけ方法でもあります。ここでは、なぜしつけで叩くことは良くないとされているのか、理由を説明いたします。

1.飼い主に対して恐怖心を抱く

怖がる犬

まず大きな理由として、しつけの際に叩くなどの暴力行為を行ってしまうことで、犬は飼い主に対して大きな恐怖感情を抱いてしまうことが挙げられます。

「こういう事をすると怖いことが起こってしまう」という仕組みを利用してしつけを行うこと自体は悪い事ではありません。しかし、感情に身を任せ、叩いてしまうということは、「こういう事をすると怖いことが起こる」の「怖い」という部分が飼い主として認識されてしまいます。

つまり、飼い主=怖い存在としてインプットされてしまうため、今後家族としての信頼関係を築いていく上で障害となってしまう可能性が考えられるのです。

もしも叩いたことで「言うことを聞く犬」となったとしても、それは本当の意味でのしつけとなっていないことが多く、ただ単に飼い主が怖いから大人しくしていようという心理状態が大人しく言うことを聞く態度となって現れているに過ぎないのです。

2.叩かれた理由を犬は理解していない

困惑する犬

そして犬の多くはなぜ叩かれたのかという意図を正しく理解していません。「悪い事(その直前に起こした問題)に対して叩かれたのだから、考えたらわかるはず」というのは人間のエゴに過ぎません。

もちろん、中には「これをしてしまったから叩かれたのだ」と理解している子もいるでしょう。しかし、それは問題行動をしてしまったタイミングと叩かれたタイミングが絶妙なタイミングでマッチしているからなのです。

多くは叩いたタイミングが遅すぎており、結果として犬は「なぜ叩かれたのだろう」という疑問だけが残り、納得のいかない結末を迎えるのです。

したがって、叩かれたことが自分の起こした問題行動に対して起こった出来事だと認識していないため、飼い主への信頼度が下がってしまうのです。

3.防衛本能が強くなってしまう

歯をむき出す犬

しつけとして叩かれすぎたために、飼い主への恐怖感や「理不尽だ」という思いから、防衛本能が強くなってしまい、常に警戒心を剥き出しにしてしまうという子も少なくありません。

防衛本能が強くなってしまうとどのような問題が起こるのでしょうか。まず飼い主と犬との関係性を深めるために重要とされているスキンシップが難しくなるという問題が挙げられます。

飼い主側としては撫でてあげようと犬に手を近付けたにもかかわらず、犬からすると「また叩かれるかもしれない」と勘違いしてしまい、怯えるような態度をとるようになってしまったり、エスカレートすると唸り声をあげるようになってしまいます。

このように防衛本能が強くなりすぎることで関係性を築くことが難しくなると、結果的に「しつけのために行っていた行動」が「しつけを難しくする原因」となってしまいます。

4.問題行動が増えてしまう可能性

ソファーを破壊する犬

しつけをする際に「叩く」という行為を行うことで、しつけをしようとしていたはずが逆効果となってしまい、問題行動に繋がってしまう可能性も考えられます。

これは先ほどお話しした「防衛本能が強くなってしまう」に繋がってきますが、防衛本能が強くなってしまうことによって、飼い主が触れようとすると唸るようになってしまうという例をご紹介しました。

しかし、中には元々攻撃性の強い性格の子もいるため、そのような子は飼い主を敵と見なし、噛みつくといった攻撃に出る子もいるのです。

さらに飼い主に愛されていないと感じる事で、そのストレスを紛らわそうと吠え続けてしまったり、家具を破壊したり壁やカーテンを噛むといった破壊行為に及ぶ子もいます。

5.「反省」ではなく「反抗」してしまう

怒る犬

先ほど攻撃に出る子もいるという話がありましたが、そのような子の場合には反抗に出ている可能性も考えられます。元々飼い主と犬との信頼関係がなり立っている場合にはこのような事は起こりません。

犬は叱られることによって落ち込むことはあっても反省することはありません。こう言ってしまうと言い方が悪いと思われてしまうかもしれませんが、反省という概念自体がないのです。

「でも叱ると反省したような態度を見せてくる」という方もいるかもしれませんが、それは飼い主に怒られたことによって気持ちが沈んでいたり、「もしかしたら嫌われてしまったかも」という不安感から出ているものです。

もちろん、そこから以降、同じ行動を止めるということはありますが、本来私たちが思っている反省とは違った感覚なのです。

したがって、本来ならば叱られることによって落ち込み、飼い主さんに怒られたくない、嫌われたくないと思うところ、叩かれてばかりいる犬は飼い主が好きという感情が他の犬よりも薄く、攻撃性が高まっていることがあるため、攻撃という形で反抗に出てしまうのです。

まとめ

笑顔でこちらを見る犬

いかがでしたでしょうか。このようにしつけをする際に暴力的な行為を続けてしまうと、愛犬との間に亀裂を生んでしまい、信頼関係を取り戻すことが難しくなってしまいかねません。

しかし、しつけを行う際はできるだけ違う方法で「これをすると怖いことが起きる」と思わせたり、「これができたら褒めてもらえる」とポジティブに覚えさせるなど、工夫を取り入れて根気強く行うことが大切です。

しつけは問題行動を直す以外にも、愛犬との信頼関係を築く大切な家庭の1つでもあります。信頼関係を壊すようなしつけ方法ではなく、信頼関係を築けるようなしつけ方法を選ぶようにしましょう。

このネタ読んでどう思う?

投稿ありがとうございます。
よかったらログインしてコメントも書きませんか?閉じる

このネタへのコメント15

コメントを投稿するにはログインが必要です。

ログインしてコメントを書く

カテゴリ別アクセスランキング

トップ