病気をして「悔い改め」 川崎通り魔の都合が良すぎる懺悔

2017/10/13 09:26 日刊ゲンダイDIGITAL

送検される鈴木洋一容疑者(C)日刊ゲンダイ 送検される鈴木洋一容疑者(C)日刊ゲンダイ

「刑務所を出たら、またやってしまうと思った」――06年に川崎市宮前区で起きた通り魔殺人事件で神奈川県警に逮捕された、服役中の鈴木洋一受刑者(37)は自白に至った理由について、そう供述しているという。

 また、昨年1月に獄中から県警に送ったはがきには、脳梗塞を患って体調を崩し、「病気をして悔い改めたくなった」などと記してあった。

 その後の任意の聴取では「(英国の)切り裂きジャックに憧れていた」「女性に虐待された経験があり、女性を刺したい気持ちになった」などと話したという。

 “告解”と受け取れなくもないが、鈴木受刑者を知る関係者は懐疑的だ。

「鈴木受刑者の同級生らの話によると、鈴木受刑者の女好きは有名で、高校1年の頃にも友達の彼女にちょっかいを出し、袋叩きに遭ったことがあるそうです。鈴木受刑者は内弁慶でDV癖があり、外ではニコニコ、家では親に暴力を振るっていたと聞いています。事件当時、会社員だった鈴木受刑者には妻と2人の子供がいて、近所では『子煩悩で家庭的なお父さん』で通っていましたが、実際には連続通り魔だったわけですからね」

 そんな二面性がある男が服役したとはいえ、いきなり“懺悔”しても、にわかには信じがたいというわけだ。

 そもそも鈴木受刑者は、懲役10年の判決を受けた07年川崎通り魔事件で、事件の約1時間後に自ら宮前署に出向き、「自分は犯人と格闘して負傷した目撃者」などと“偽証”。逮捕されても「自分は被害者。なぜ容疑者扱いされるのか」とうそぶき、公判でも一貫して無罪を主張し続けていた。

「鈴木受刑者は来年1月に刑期満了を迎えます。病気を抱えたままシャバに出るのが急に怖くなっただけで、『悔い改めた』とか虐待の話は情状狙いじゃないか、都合が良すぎるとみる関係者もいる。凶器の包丁は、どうやら結婚の記念に贈られたものだったようです」(捜査事情通)

 せめて心の底から悔い改めなければ、被害女性も遺族も救われない。

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