今すぐ持ちたい、普段使いできる防災アイテム4つをプロに聞いてみた

2017/10/11 11:31 ネタりかコンテンツ部

地震や火事などの自然災害。ニュースで聞くたびに「日頃から備えておかなきゃ」とは思いつつも、実際のところ何をしておけばいいのかわからないという方は多いのではないでしょうか。

 

でも、普段からできることをしておくと、いざというときに大きな助けになってくれるもの。

 

ということで今回は、防災の専門家である高荷智也(たかに ともや)先生に「普段から持ち歩ける防災アイテム」や、「災害に備えこれだけでもしておきたいこと」を聞いてきました!

 

写真:本人提供

 

平時・災害時に兼用できる便利アイテム4つ

ーー 普段から気軽に持ち歩ける防災アイテムってあるんですか?

 

あります。そういった防災アイテムは、平時・災害時に兼用できるものを選ぶことが大切です。特別なものを揃えるにはお金もかかりますし、平時に使わないと邪魔になるので、持ち歩くのが嫌になってしまいますからね。

 

私が実際に365日持ち歩いているグッズのうち、皆さんにも特に真似していただきたいのは以下のアイテムです。

 

・レインウェア(カッパ)

・LEDライト

・水筒

・モバイルバッテリー

 

防災グッズの重要度にランキングを付けた際は、常に上位にくるというアイテムばかりです。これらすべてを持ち歩くのが理想的ですが、少しでも参考にしていただきたいですね。

 

ーー なるほど。すでに家にあるようなアイテムばかりですね。では、災害時にはこれらをどう活用すればよいのでしょうか?

 

レインウェアは災害時にそのまま防寒具として使えるので、生死を分けるアイテムとなります。本格的なものでなくとも、使い捨ての安くて小さなレインウェアでいいのでバッグに忍ばせておきましょう。

 

LEDライトは、普段は暗い道を歩くときや夜に鍵穴を探すときなどに使う小さなライトであり、懐中電灯として役立ちます。バッグの取り出しやすいところに紐でくくりつけたり、キーホルダータイプのものをつけておいたりなど、すぐに使える状態にしておくことが大切です。

 

 

また、災害時は一箇所にとどまっているとは限らないので、移動時に水分を携帯できるアイテムとして水筒が役立ちます。(コップ付きの水筒なら直接水分に口をつけずに済み、清潔さを保てるのでおすすめ)

 

 

モバイルバッテリーはご存知のとおり、スマートフォンなどの携帯端末の充電に使用します。今やスマートフォンは災害時の重要な情報源。電池が切れてしまっていては意味がないので、バッテリーもセットで常に携帯しておくとよいでしょう。

 

ーー ちなみに、他にも普段から持ち歩くべき重要なものはありますか?

 

視力が低い人であれば、予備のメガネやコンタクトレンズは持っておきましょう。持病がある方は薬を服用分より多めに用意し、おくすり手帳のコピーを持っておくのも大切です。

 

小さなお子さんがいる場合は、おむつやおしりふき、ミルク(使い切りの液体ミルクなどが便利)、着替えといったマザーバッグセットは必須です。

 

女性であれば、常に生理用品は持っておいたほうが安心です。下着をなかなか替えられない状況になることもあるので、パンティライナーもあると便利です。

 

 

また、避難所ではメイクをすることが困難なため、お化粧をしないことに抵抗がある方はマスクを持っていると、ある程度顔を隠せるので便利です。

そして男女ともにいえることですが、マスクは避難所での病気やガレキの塵などの吸い込み防止にも役立ちます。

 

防災グッズを揃える前に、まずは「死なないための環境」を作ろう

ーー 最後に、それでも防災になかなか意識が向かない人のために、すぐにできる「はじめの一歩」となる防災はなんでしょうか?

 

今日ご紹介したように、「防災=グッズを準備」と考える方が多いと思いますが、防災グッズが役立つのは「災害で死ななかった人」だけということをどうか忘れないでください。

 

倒壊した家屋に潰された、オフィスで転倒してきたスチールキャビネットに潰された、帰宅難民となり徒歩で帰宅途中に火災に巻き込まれた……など、危険はどこにでも潜んでいます。

 

だから防災でまず実施すべきは、「死なないための環境」を作ることなんです。

 

ーー 具体的に言いますと……?

 

・地震で倒壊しにくい家に暮らす(建築基準法改正以前である1981年6月以前に建てられた家に住まれている方は引っ越しなどをおすすめします)

・家具や家電が転倒しないように固定しておく

・「○○市 ハザードマップ」などの言葉でWeb検索を行い、自宅や外出先周辺のハザードマップ(災害地図)を見て、巻き込まれる恐れのある災害を把握し、安全な避難場所を認識しておく

 

このようにまずは自宅や職場などで、危険な家具や危険な状態になっているものが身の回りにないかを確認しておくことが大事です。

その上で避難に役立つ道具、避難所で生活する際に必要な道具をひとつでも多く備えておくことが、私たちの身を守る最初の一歩になりそうです。

 

ライター・写真 雨宮美奈子/編集・プレスラボ

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