奥会津の「炭酸場」で天然炭酸水をヤカンですくって飲んでみた

2017/10/9 19:01 ネタりかコンテンツ部

 

福島県奥会津地方、金山町。

只見川沿いにある豪雪地帯のこの町には「炭酸場」と名付けられた、天然炭酸水が湧き出る場所がある。

 

 

古くから薬泉であると評判だった炭酸場。

でかでかと炭酸水と書かれた木の看板が目印だ。

 

 

深さ4mほどの井戸の底で、コポコポコポと音を立て、水面から勢いよく泡が飛び出ている。泡の音を聞いてるだけでも心地いい。

ヤカンをスルスル降ろして炭酸水を汲む。

 

 

ヤカンいっぱいに炭酸水が入っているので、けっこう重たい。

 

 

コップに注いで飲んでみると、確かに炭酸だ。

ウィルキンソンの強めの炭酸水ばかりを飲んでいるので、比べてしまえば刺激はかなり弱め。だが、プチプチと口の中で炭酸がはじけている。

鉄の味がするのは、湧き水の成分だろうか。

 

 

説明を読むと、歴史のある炭酸水だと分かる。

古くから湧きあがる天然炭酸水で、明治10年には旧会津藩士が白磁のビンに詰め「太陽水」という名前で販売していたとか。

 

▲太陽水のビン

 

明治36年には隣接した工場も建てられ、ビン詰めされた炭酸水は「芸者印タンサンミネラルウォーター」としてドイツに輸出されていた。

銀座にも直営店があったが、交通が不便であまりにも輸送費がかかり、しばらくの間は休業していたそうだ。

 

 

平成16年に工場が再建された。

 

 

ボトル詰めされた商品は、道の駅などでも販売されている。

一般的な天然水は加熱殺菌するが、天然炭酸水の場合は炭酸が抜けてしまう。

そのため雑菌はおろか微細なウィルスまでも通さない、きめの細かい特殊フィルターで殺菌しているそうだ。

 

 

こちらの工場では殺菌処理した炭酸水が飲める。

さきほどのヤカンですくった源泉よりだいぶ飲みやすいので、飲み比べてみるのも面白い。

 

 

◎文:松澤茂信(Twitter)観光会社「別視点」の代表。「東京別視点ガイド」(外部サイト)を書いてます。

◎写真:齋藤洋平(Instagram)観光会社「別視点」(外部サイト)の副代表。観光カメラマン。

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