レトロブームを牽引する「ファミコン」というカルチャー

2017/10/7 11:31 ネタりかコンテンツ部

今や世界を席巻するレトロゲームブーム。

もちろんそのブームを牽引するのが「ファミコン」にまつわるカルチャーです。

非売品のゲームや開発途中のゲームにはトンデモナイ高値がつくこともたびたび話題となりますが馴染みのある作品の中にもプレミア化しているものはあるのでしょうか。

今回はレトロゲームやゲーム音楽のカルチャーに精通するtanotさん(https://twitter.com/tanots

にお話を伺いました。

 

▲tanotさんからいただいた『源平討魔伝』(ナムコ)グッズ

 

―イベント用など特別に作られたカセットではなく、普通に売られていたカセットの中にも高値がつくものはあるのでしょうか。

tanot:少し前に『ゲゲゲの鬼太郎妖怪大魔境』(バンダイ)のバージョン違いが話題になりました。カセットを差し込み、スイッチを入れたスタート画面に「M1」と表示されなければ希少なバージョンとなり、通常バージョンの10倍を超える高値で取引されることもあります。スタート画面を見るまで判別できないので「鬼太郎ガチャ」と呼ばれていますね。

 

—なぜ稀少バージョンが生まれたのでしょうか?

当時さまざまな理由から出荷時期によって修正が施されたバージョンが世に出回ることがあったんです。ロムに違いが発生していたのでしょう。

 

 

手元にあったもので「鬼太郎ガチャ」を試すと……

 

 

「M1」の表示が。見事にハズレです。

 

―押入れに眠っていそうなカセットで「レアモノの可能性が高い」作品にはどのような特徴がありますか?

tanot:ファミコン本体の生産終了近くで発売されたソフトは高騰するケースが多いですね。

『暴れん坊天狗』(メルダック)や、『サマーカーニバル’92烈火』(ナグザット)といったファミコン本体の持つグラフィック・サウンド等のスペックを限界まで引き出した作品は後に高評価され、中古価格が跳ね上がっています。

また、拡張音源を搭載したカセットも人気も高いです。ゲーム音楽マニアやチップチューンファンもいますので。もちろん全てにおいて箱や説明書などの付属品が揃っていると、さらに高値となりやすいです。

 

▲箱付き『スプラッターハウス わんぱくグラフィティ』(ナムコ)には9,800円の値をつけるショップも

 

―ゲームジャンルとして人気の高いものはありますか?

tanot:いつの時代でもじっくりと遊べる謎解き系アドベンチャーゲームや、有名人の名前が入ったカセットは人気な傾向にあるようです。

少しジャンルは違うかもしれませんが、専用の周辺機器がないとプレイできないソフトも周辺機器とセットであれば高値になることがありますね。

 

▲光線銃シリーズ

 

▲ファミリートレーナー用タイトルと付属のマット

 

―値段の高騰が話題になることが多いですが、逆に下がってしまうケースもありますか?

tanot:最新ゲーム機やスマホ向けに移植度の高い復刻版タイトルが発売されたりすると、高値だった実物のカセットが値下がりするというケースがあります。

それでもカセット自体は元々流通量も少ないうえに一時期海外へ大量に流れてしまったので、今後も希少であることに変わりはないと思いますよ。

―ありがとうございました。

 

最後に我が家の押し入れに眠っていたカセットをtanotさんに見ていただいたところ、当時の定価を超える値段でショップに並ぶものもいくつか確認されました。

みなさんの押入れにも思いがけないお宝が眠っているかもしれませんよ。

 

(取材/文:ニポポ、編集:ドワンゴ)

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