「不倫の恋」はうまくいくの?知っておきたい「不倫の心理学」

2017/9/13 17:00 恋サプリ

「妻子が居る人を好きになってしまった」「ダメだとわかっていても、不倫関係を止められない…」道ならぬ恋に苦しんでいる人の数は決して少なくありません。

でも実際に不倫から現在の家族と離婚し、お互いに結婚等の「恋の成就」に至る率は非常に低いもの。 また、いわゆる「略奪愛」で結婚したカップルは、5年以内の離婚率が通常の夫婦関係に比べると高い傾向にあるようです。 なぜ、不倫の恋は成就させるのが難しいのでしょうか?

ここでは心理学的な側面から「不倫の恋」の奥にある心を探っていきましょう。

 

1. 「家族がいて不倫する人」の心理とは?

 

夫・妻が居る状態で、家庭の外に恋愛感情が芽生える最初のきっかけは「家庭(配偶者)への不満」にあることがほとんどです。 「男として/女として見られていない」「冷遇されている」「大切にされていない」等、表現は様々にあるもの。 しかし多くの場合に共通しているのは、配偶者との関係において「役割ステップ」への移行を拒否している状態であるということです。

二人の男女が恋愛関係になると、まずは「刺激ステップ」という段階を踏みます。 お互いを知り、ドキドキしたりときめいたりする状態ですね。 次にお互いの内面等を見せ合う「価値ステップ」を踏み、通常の場合には長期的な愛情関係へと至る「役割ステップ」へと進んでいくのです。 役割ステップとは「二人が現実的に生きていくための家族の役割分担」とも言えるでしょう。

ところが、不倫をしやすい人はこの「現実的な役割」が「愛情の一つの形である」と認識しづらい傾向にあります。 子供ができると子供に嫉妬する、妻からの疎外感を味わうというのも「父親という役割」に満足できていない状態…というわけですね。 この不満状態のストレスを長期間受けると、人は「逃避」という形で別の刺激や自分の価値を満足させてくれる場を望みます。 これが「家庭の外の恋愛=不倫」を産む原因となるのです。

 

2. 「家族がいる人を好きになる」心理とは?

 

年長者の男性が恋愛対象になりやすい女性の心の奥には「頼りがいのある男性に甘えたい」という心理が隠れている傾向にあります。 幼少期の両親の離婚、父親の多忙や不在、厳格な父親等によって「父親から条件抜きで愛された」という承認記憶が無い・少ない場合、「父親的」な男性を求めやすいのです。

また「家族がいる男性ばかりを好きになる」という恋愛傾向がある女性の場合、その根底に「母親への憎悪・復讐心」が隠されていることもあります。 専業主婦の母親が自分の自立傾向を認めてくれなかった、趣味嗜好等を否定された、虐待を受けた等の心理的外傷が「幸せな妻である女性(母親)から男性を奪い取りたい」という欲求を生み出すこともあるのです。

この他、自己承認をする力(自分の価値を認める力)が弱い傾向も見られ、「見放されること」を極度に恐れるために「元々自分の手に入らない人」を敢えて好きになろうというケースも少なくありません。

 

3. 不倫の恋はなぜ燃え上がりやすい?

 

不倫の恋とは元々最初に「片方・もしくは両方が結婚している」という大きな障害を伴います。 ところがこのような障害は、恋愛の初期状態において却って「恋心を燃えさせやすい」ものなのです。

心理学ではこの「障害があればあるほど恋心が強くなる」という心理傾向を、シェイクスピアの有名な悲恋物語から『ロミオとジュリエット効果』と呼んでいます。 モンタギューとキャピュレットという2つの敵対する家に生まれたロミオとジュリエットは親や周囲から禁じられた恋愛をしますが、この恋が燃え上がるような激しいものだった理由には「反対される恋愛相手である」という環境も影響を及ぼしていたというわけですね。

 

4. なぜ「不倫の恋」は成就しにくい?

 

恋愛関係において「妊娠・出産」を無意識に考慮する女性に比較すると、男性の方が長期的展望・未来予測をすることを著しく苦手とします。 特に「逃避と刺激」を求めている男性の場合、「今が良ければ良い」という対症療法的な考え方をしがちです。 そのため不倫関係にあるカップルの場合、多くは男性側が現在の状況を維持しようとし、女性の側が疲れきってしまうことになります。

もうひとつは障害を乗り越えて配偶者と離婚・不倫相手と再婚した場合です。 不倫カップルはその恋愛関係に大きな影響を与えていた「ロミオとジュリエット効果」を無くし、お互いを冷静に見ることになります。

配偶者と離婚した側は、父親(母親)・夫(妻)という責任(役割)を苦手とする元々の傾向は変わりません。 反対に独身だった方は「甘える側」から「諭し、支える」というパートナーの役割を担うことになり、その状況に不満を生じさせやすくなります。

また成就以前には過小評価していた離婚時の慰謝料、子供が居た場合の養育費の問題等が現実味を帯びることで正常評価となり、金銭的な問題が生じることもあるでしょう。 これらの問題がお互いへの不満を膨れ上げさせやすいことは念頭に置いておくべきと言えます。

 

おわりに

「人を好きになる」という感情はごく自然なものであり、その心を留めることは難しいもの。 しかしモラル的な問題ではなく、心理学的な側面から見た場合「不倫を成就させるのはかなり難しい」と言わざるを得ません。

もしも「苦しい恋愛にピリオドを打ちたい」「でも自分だけでは何ともできない…」と悩んでいる人がいたら、一度カウンセリングで相談をしてみることをおすすめします。 自分の心のうちにあるものに気づくことで、「もっと幸せな恋愛」を掴む可能性は高くなるはずですよ。

著者プロフィール

cotree

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