世界で活躍するコスプレイヤー、ユリコ・タイガーが見る日本のコスプレ

2017/9/9 11:31 ネタりかコンテンツ部

2017年8月。愛知県名古屋市で「世界コスプレチャンピオンシップ2017」の決勝が開催され、世界34の国や地域の代表チームがコスプレパフォーマンスでしのぎを削り話題となりました。

コスプレという文化は日本発のカルチャーとして世界中に知られているのですが、馴染みのない方にとっては、未知なる部分が大きいという一面もあります。

そこで今回は、世界の共通言語としての認知が広まる「コスプレ」について、世界で活躍するコスプレイヤーはどのような思いを抱いているのかお伺いしました。

 

 

お話を聞いたのはイタリア出身コスプレイヤーとして日本をはじめ、世界中で大活躍するユリコ・タイガーさん。

 

コスプレを始めたきっかけ

―コスプレを始めたきっかけを教えてください。

ユリコ:幼いころから日本のアニメやゲームが大好きで、14歳のときにミラノで開催されたコスプレコンテストに出たのがきっかけでハマりました。

その時のコスプレは“涼宮ハルヒ”だったのですが、コスプレ用の衣装なんて当時のイタリアでは売っていなかったので、手作りで挑みました。

 

―世界の国々でコスプレの楽しみ方は違ったりしますか?

ユリコ:やっぱり国によって違いますね。コスプレが1つのチームになっている国が多い気がします。

衣装を作る人、カメラマン、小物制作の人、メイクさん、コスプレイヤーと役割がしっかり分かれていたり。お金持ちの趣味としてコスプレが認知されている国も多いですね。

 

 

―かなり大掛かりなんですね。参加するのにハードルを感じたりしなかったですか?

ユリコ:なかったです。特に私は、パフォーマンスが好きなので。歌ったり演じたりコメディーだったり。ステージに立ちたいから出ているという感じです。

パフォーマンスを見て欲しいから出ているので、「絶対に勝つ!」とか「勝てないから出ない!」とかではなくて、コンテストに出て楽しむことが目的になっているんだと思います。

 

日本のコスプレが持つ課題とは

―日本のコスプレとの違いはどのような点がありますか?

ユリコ:日本のコスプレは写真を撮って終わり、という人が多いのでもったいないと思います。もっとステージやコンテストを増やしてパフォーマンスをさせて欲しいです。

日本にきて、一番驚いたのは「コンテストの少なさ」でした。日本はこれだけアニメやコスプレの文化が発展しているのに、コンテストがあまりないんですよ。

 

 

―他に日本が抱える課題は、なにかありますか?

ユリコ:日本には素晴らしいアニメがたくさんあるし、コスプレのレベルも高いので、自分たちでハードルを高くしすぎているところがあると思います。

もっと余裕を持ってもいいと思うんです。コスプレは“コスチュームでプレイ(遊ぶ・楽しむ)”なので、もっと楽しみたいです。

 

日本はもっと自信を持っていい

―日本のアニメカルチャーについて海外の方はどのような印象を持っていますか?

ユリコ:日本のクリエイターは天才ばかりだと思っています。素晴らしい作品を作っていて、世界中の人が憧れているんですよ。

シナリオの作り方やアートワークだって日本がスタートですよね。日本人にはすごい力があるんだから、もっと自信を持って作品を作り続けて欲しいです。だから、スタッフとのトラブルで制作を投げ出すのだけはヤメてください!(笑)

 

―では最後になりますが、日本のアニメやコスプレがさらに飛躍するには何が必要でしょうか?

ユリコ:日本人はもっと自分の力を信じてほしいです。自分はもっとできるんだ! って自信を持っていい。そうすれば自然とリスペクトの気持ちや、見守ってあげる余裕や優しさが生まれるんだと思うんです。

―ありがとうございました。

 

 

今回、ユリコ・タイガーさんのお話をお伺いしましたが、日本のアニメやコスプレの現状について、「もったいない」「もっと自信をもってほしい」という言葉が節々にありました。

それは、新しい文化を世界にひろげた日本への深い敬意と、それ故のもどかしさからくるものなのだと思います。

我々日本人もアニメ・コスプレカルチャーへの自信と誇りをもち、世界へ向けて新たな発信を行うタイミングがきたのかもしれません。

 

(編集:ドワンゴ)

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