「ものしりな人」は、何故ものしりなのか? 3名の「賢人」に聞いてみた

2017/7/31 20:08 ネタりかコンテンツ部

ライターの榎並紀行です。

みなさんの周りにもいないだろうか? 豊富な話題で場を盛り上げ、何を聞いても打ち返してくれる、いわゆる「ものしり」な人が。

彼らはいかにして、その膨大な知識を身に付けたのか? どんな本を読み、どんなことに気を配って情報をインプットしているのだろうか?

改めて知りたい。「ものしりな人」は何故ものしりなのか? 

筆者が尊敬してやまない3名の「ものしり」に話を聞き、その秘密を探ってみることにした。

 

1人目:草彅洋平さん(編集者、株式会社東京ピストル代表取締役)

 

 1人目は草彅洋平さん(41歳)。雑誌やウェブコンテンツの企画・制作、広告のブランディングやプロモーション、さらには飲食店の運営まで手掛けるクリエイティブカンパニー「東京ピストル」の代表取締役だ。「人知を超えた知識量」「トークのイチロー」などとも称される、次世代型編集者である。

東京ピストル:http://tokyopistol.com/

 

むさぼるように本を読んだ結果「インテリやくざ」になりかける

その知識の土台になっているのは、異常なまでの読書量だ。

 

草彅「特に20代前半ですね。冊数にして1日3~4冊は読んでいました。表参道の会社に行く時も歩きながら読んでいたので、『青山の二宮金次郎』と噂になっていましたね」

 

―― まさに、むさぼるように読んでいたわけですね。普通はそこまで集中力が続かないと思うのですが、草彅さんは子どもの頃から読書習慣があったんでしょうか?

草彅「両親ともに出版社で働いていて、子どもの頃から雑誌や漫画に囲まれていたというのは大きいかもしれません。母は少女漫画雑誌『りぼん』の編集部にいて、父も集英社に勤めていたので、文字にふれる機会に恵まれていた。ただ、本格的に『読書をしよう!』と思うようになったのは21歳の時ですね」

 

―― それは何かきっかけがあったんでしょうか?

草彅「大学3年生になると、周囲のみんなが突発的に就職活動を始めたんですよ。アホだった友達が突然将来の目標や夢を語り出すんです。一方、僕はそういうものが何もなく、ちゃらんぽらんに生きていたので、『これはマズい!』とビビってしまったんです。僕は不安神経症的なところがあるので、いったん危機感を持つと何かに打ち込んでその不安を打ち消したくなるんです。結果、追い込まれたように読書をして理論武装をするという方向に走ってしまいました。夢の中にドストエフスキーが出てきて、『草彅くんはスゴイ! がんばっとる!』とか言われたりして、ドストエフスキーも応援してくれているからもっともっと読もう! みたいな(笑)。でも、今思えばあれは失敗だったなあ……」

 

―― 失敗なんですか?

草彅「当時はなまじ知識があるばかりに、恐ろしく生意気な若造にモンスター化してしまったんですね……。年長者に対しても『ゲーテはこう言ってますよ』なんて鼻で笑ったりして。完全に“インテリやくざ”みたいになってましたね。周囲の人がみんなバカに思えて……そうとうヤバいやつですよ! じつは自分が一番バカでキモイのに、気づいていないという黒歴史ですね(顔を伏せながら)」

 

―― とはいえ、その時に積み上げた知識がベースになって、現在の仕事に役立っている部分はあるんじゃないですか?

草彅「もちろん、それはあると思います。が、ほとんど忘れてしまいましたね……」

 

―― 当時はどんなジャンルの本を読んでいたんですか?

草彅「最初は文学から始まりましたが、そのうち社会学、民俗学、歴史学とかも面白いぞってなって、だんだんノンジャンルになっていきましたね。さらにゲーム、漫画、映画、アニメとか、もはや文学を超えてしまいました」

 

―― 読書を積み重ねて知識が増えるとともに、興味の幅も広がっていった感じですかね?

草彅「というよりも、一つの本をきっかけに派生していく感じですね。たとえば池波正太郎や山口瞳は色々なお店を食べ歩いている。そういう店がまだ残っていることを知ると、作品に出てくる蕎麦屋に行ってみようとか、実際の行動につながってくる。そこからその店がある街に興味が出てくる、とか。作家と一心同体になりたいという願望から、ご遺族にお願いして江戸川乱歩がかけていたメガネを復刻して販売するなど、マニアゆえに広がっていく感じですね」

 

―― 読んでインプットするだけじゃなくリアルな体験と結びつけると、記憶としても定着しそうですね

草彅「そうそう。いかに情報摂取量が多くたって、誰かに話してアウトプットしたり、リアルな体験に置き換えたりして『咀嚼』しないと忘れちゃうんですよ」

 

▲草彅さんがプロデュースする「BUNDAN COFFEE & BEER」。店内には2万冊を超える書籍があり、全て閲覧可能。そのほとんどが、草彅さんの私物だ

 

「同じ店には行かない」「人から薦められたものは必ず買う」

―― 読書以外では、知識を身に付けるために役立っていることってありますか?

草彅「毎日知らない場所に行ってみること。それから、人からおすすめされたものは買ってみること、ですかね。知らない場所はたとえば飲食店。毎日昼に外食したとしても、行けるのは1年で365軒。大した数ではありません。もし同じ店に行ってしまったら、情報は極度に狭くなってしまいます。僕は毎食、なるべく行ったことのないお店に行くようにしていますが、これはマガジンハウスの『POPEYE』編集部にあったというルール『同じ店には行かない』と同じです。新しいお店に行き、新しい人や料理、空間を知るのは、一冊の本を読むのと同じくらいの発見や情報量があるんですよ」

 

―― なんというか「一食にかける意気込み」がスゴイですね

草彅「結局は毎日をどれだけ大切に生きているかっていうことだと思うんですよね。編集者って、そこの差が圧倒的に出る仕事だから油断はできないんですよ。僕の場合、食事は特に大事なものなので、ないがしろにしたくないんです」

 

―― ただ、僕なんかは食に対して保守的なので、おいしいお店を見つけるとそこにひたすら通ってしまうんですよ。失敗したくないので……

草彅「もちろん、ハズレのお店にあたることもありますよ。でも、それすらも経験になります。ヤバイ店長がいるとか、『ラーメン二郎』のような店の独自ルールがあるとか、街にはネットに落ちていないネタがいっぱい転がってる。ただ、それでも失敗したくないなら『詳しい人』におすすめを聞く。食ならこの人、映画ならこの人って、いろんなジャンルで『この人のおすすめなら間違いない』っていう友達がいるといいですよね」

 

―― 先ほど「人からおすすめされたものは買ってみる」とおっしゃっていましたもんね

草彅「僕は信頼できる人からおすすめされたお店には必ず行くし、本や映画も絶対に見る。そして、それを薦めてくれた人と感想をシェアするってことをやっています。すると、めちゃくちゃ話が盛り上がるので記憶にも残りやすいし、より仲良くなれる。特に信頼できる3人の友人と『最近見たものや買ったものをおすすめしあう会』を年に3~4回やっているんですけど、その日は10万円くらい使いますからね」

 

▲とにかく「人と会って話をすること」を心がけているという草彅さん。知識を詰め込むだけでなく、それを好きな人と共有して盛り上がるという「体験」に落とし込むことで記憶に深く刻み込んでいる

 

―― 10万円とは豪儀ですね。しかし、それだけ友人の方々が薦めるものに対して信頼感があるということなんでしょうね

草彅「さすがに一人で全部のジャンルは追いきれません。たとえば音楽だったら、詳しい友達に『ここ半年でよかったもの』をおすすめしてもらって一気に聞く。詳しい人が熱烈にハマっているものって、やっぱり面白いんですよ。誰かが何かについて熱烈に語り出したら、受け流さずに耳を傾けて、自分でも試してみるってことが大事で、それをするだけである程度の知識は身に付くんじゃないですかね」

 

草彅さんが「ものしり」な理由 まとめ

・20代前半に1日3~4冊、むさぼるように本を読んだ

・行ったことのない場所、初めて行く店に意識的に足を運ぶ

・人から薦められたものは必ず体験し、その感想を熱く語り合う

 

 

2人目:林雄司さん(ウェブ編集者・ライター、デイリーポータルZ編集長)

 

2人目は林雄司さん(46歳)。月間ページビュー平均1500万の人気ウェブサイト『デイリーポータルZ』(以下、デイリー)の編集長だ。自ら執筆も行い、「進化の順番で寿司を食べる」「ペリーがパワポで提案書を持ってきたら」など、数々のヒット記事を生み出し続けている。

デイリーポータルZ:http://portal.nifty.com/

 

編集者・ライターとしての実力はよく知られているが、編集長として企画会議などを取り仕切る際には、その博識をもってブレストを盛り上げる。特に雑学に長け、社会生活には役立たないこと、世間一般には「どうでもいい」ようなことまでよくご存じだ。(そういうものを面白がってコンテンツ化するのが、林さんの真骨頂でもある)

お伺いしたのは林さんのご自宅。ワークスぺ―スには壁一面の書棚があり、人文書、哲学、ビジネス、エッセイ、実用、サイエンスなどなど、ありとあらゆるジャンルの本が無造作に押し込まれていた。

 

▲林さんの書棚。特にジャンル分けなどはされず、ありとあらゆる本が詰め込まれている

 

「ネタになるかも」で増え続けるムダ知識

―― 『断片的なものの社会学(岸政彦)』『アー・ユー・ハッピー?(矢沢永吉)』『正しいパンツのたたみ方(南野忠晴)』『猛毒動物 最恐50(今泉忠明)』……ざっと見ただけでも見事にジャンルがバラバラですね。

「ジャンルに特にこだわりはなくて、誰かが紹介してたりすると、わりと買っちゃう。ただ、面白そうって思って買って、全く理解できない本とかもありますけど。『よくわかる素数』って本とか、全然わからなかった」

 

―― イチかバチかで買ってみる感じですか?

「反射的に買っちゃうんですよね。そこに『怪獣の描き方』って本がありますけど、こんなの読んだって急に描けるようになるわけない。でも、こういうハウツー本とか、『〇〇の作り方』とかは、できるようになりたいっていう憧れもあってつい買ってしまいます。

この『ヒーロースーツ』とかは、いつかデイリーでやろうと思って買いましたが、結果的にやらずに要らないものが増えていく。『デイリーのネタになるかも』っていうのが、無駄遣いをする理由になっちゃってますね」

 

▲偏った知識を得られるのが本の良さだと林氏。偏ってはいるが、本になるほどの著者の圧倒的な熱量が面白い。自らのサイトも、そうありたいという

 

―― ただ、ネタにならなくても知識として蓄積されますよね。だから、林さんは“ヘンなこと”をよくご存じなんですね。ちなみに、定期購読されている雑誌などはありますか?

「『Newton』(ニュートン)と『NATIONAL GEOGRAPHIC』(ナショナルジオグラフィック)は毎号家に届きます。Newtonは絵のキモさがいいんですよ。この号に“テコの原理”の説明があるんですけど、テコで地球を持ち上げている絵がおかしいなって思って。絵本みたいな読み方ですね。これは情報収集のためというより、エンターテインメントとして読んでます」

 

▲『Newton』と『NATIONAL GEOGRAPHIC』。林さんの愛読紙

 

運動ができなかった少年時代。反骨心から「おかしな本」を読むように

―― ところで、インターネットではネタ探しをしないんですか?

「ネットは自分で調べないと出てこないから。衝突する出会い、みたいなのがないんですよね」

 

―― 本のほうが思いもよらない発見があると

「たとえば、この『英語 迷信・俗信事典』って本なんか面白いですよ。『カタツムリが家に入ってくると、それは死の兆候である』とか、『花嫁と花婿が帰宅する時に、ギャロップで駆けるほど縁起の悪いことはない』とか、世界中の迷信とか昔の言い伝えを集めた本。1万円したんですけど、迷信、つまりウソしか書いていない。でも、『僧侶が寝泊まりに使う家は赤く塗られている』っていう迷信は、ネットではなかなか出てこないですから。本って、こういうのを教えてくれるのが有難いんですよね。それで興味を持ったら、ネットで詳しく調べるという感じですね」

 

▲『英語 迷信・俗信事典』。1万円と高額なため「さすがに迷った」というが、後悔はない

 

▲読み終わった本は電子書籍化。サイエンス系や心理学系のジャンルも多い

 

―― みんなが知らない情報にふれたい、ニッチな知識を得たい、といった欲があるんですかね?

「そうですね。たとえば、歴史本とかも江戸時代はみんな読んでいるので、そこは避けて。室町時代とか縄文時代とかにいく。ひねくれてるのかな。BuzzFeedみたいなメディアの王道じゃなくてデイリーポータルZをやっているのも、そこがブルーオーシャンだから。誰もいないところだとやりやすいし、目立てますからね」

 

―― ちなみに、子どもの頃から知識を得ることに貪欲だったんでしょうか?

「本は好きだったと思いますよ。体育のできない子どもだったので、代わりに本を読んでいた。高校くらいになると、体育ができない上に勉強も同級生に遅れをとるようになってくるんですよ。進学校はみんな勉強できるから。しまった、おれ勉強もできなくなった、って思った時にサブカル的な知識を蓄えて、そっちでアイデンティティを保とうとしたんでしょうね。そこで、『難しい本とか、おかしな本を読んでるおれスゴイ』みたいな」

 

―― 思春期の反骨心から?

「そうですね。フロイトとか、ウィトゲンシュタインとか読んでみたり。こういうのを読んでるのがイケてるって思っていた気がします。内容は全然分からないんですけどね」

 

―― 運動や勉強で挫折した時は、不良にならずに本を読めばいいのかもしれませんね

「それで、大学もそのテンションで、そういうのを勉強しようと入った。教養学部のコミュニケーション論っていう、なんでもありみたいな学問だった。本を読んで理屈っぽいことを書く授業で、面白かったんですよ。ただ、それは授業だからそれまでのように雰囲気で読むんじゃなくて、ちゃんと理解しないといけない。そこで、いろんな本をしっかり読むようになりました」

 

―― まじめな学生だったんですね

「そうなんですよ、まじめだったんですよ」

 

林さんが「ものしり」な理由 まとめ

・「ネタ」のために本を買い続け、ネタにならなくても知識が増える

・運動と勉強に挫折し、本を読むことで自我を保った

・まじめな大学生だった

 

 

3人目:石田知之さん(フリー校閲者)

 

3人目は石田知之さん。フリーランスの校正・校閲者。フリーマガジン『R25』の創刊当初から校正・校閲を担当し、以降、数々の雑誌、ウェブ媒体で活躍。1ヶ月で読む原稿の本数が400本を超える時も。筆者の知る限り、最も幅広いジャンルの知識をカバーしている一人。

 

ライターのあやふやな情報で書かれた不確かな原稿に対し、鋭く赤を入れる石田さんは、そのバックボーンとなる知識をどのように身に付けたのだろうか?

 

校閲者として「今のままじゃまずい」危機感から年間300冊を読破

石田「僕の場合は、やはり職業柄というのが大きいですね。校閲という仕事は、ライターからの原稿という形で情報が自然と集まってくる。特に雑誌やウェブニュースって一つのジャンルに限定されているわけじゃなく、政治・経済から芸能まで多種多様です。それらの原稿の事実関係を毎日繰り返し調べていくうちに、自然と知識として刷り込まれていくのだと思います」

 

―― なるほど。ただ、仕事を始めた当初はその蓄積がない状態ですよね。何か特別なインプットをされていたんでしょうか?

 

石田「そうですね。今の仕事を始めてすぐくらいの頃、当時は『R25』の編集部に常駐していたんですが、今のままじゃまずいな、知識が足りていないなと危機感を覚えて、意識的に読書量を増やしたんです。特に政治・経済が弱かったので週刊東洋経済やニューズウィークを定期購読し、日経メディカル、農業経営者、日経サイエンスのほか、外交関連の論文誌もとっていました。

本は1日1冊のペースで。当時、片道2時間の電車通勤でしたし、仕事以外の時間もずっと読んでいましたから、1冊くらいなら読めてしまうんですよ。一番読んだ2007年が年間300冊くらいで、その時期に一気に知識を溜め込んだ感じです。そうやってある程度のベースをいったん作ってしまえば、あとは日々新しく入ってくる情報をチェックしてアップデートしていけばいい。今は当時ほど読んでいませんが、仕事上で困ることはなくなりましたね」

 

―― そのベースを作るための300冊がすごく大事な気がしますが、当時はどんな本を読んでいたんでしょうか?

 

石田「やはり、最初は各ジャンルの入門書が多かったです。金融とか経済についても、まずはひたすら入門書。科学の本なども、一般向けのポピュラーサイエンスを乱読して基礎知識を叩き込みました。中身についてはあまり取捨選択せずに、気になった本を片っ端から手にとっていましたね。本屋に行ったら毎回10冊くらい買っていました」

 

―― 知識が増えていくのは楽しかったですか?

 

石田「知らないことを知るのは楽しいですよね。好奇心はすごく強いほうだと思います。何かについて1つ知ると、その先の分からないことが3つ4つと出てくる。知れば知るほど新たに分からないことが出てくるんです。それを、もういいかなってところまで追いかけると、相当なところまで突っ込むことになります。『これくらい知ればいい』っていうその基準は、かなり深めに設定していると思いますね」

 

▲本だけでなく趣味も、一度興味を持つと短期間ですごくのめり込んでしまうという。化石掘りにはまり、アンモナイトを探しに地方へ遠征したこともあるそう

 

「自分は何も知らない」ということを知る

―― 石田さんと会話していると、どんな話題に対しても的確な答えを返してくるので「この人って知らないことないんじゃないかな?」と思うことがあります

 

石田「ものしりだって言われることは確かに多いんですけど、自分の実感としてはそうは思わないんですよね。むしろ、知らないことだらけ。たとえば、そうだな……榎並さんは『ドラえもん』ってどう書くかご存じですか?」

 

―― えっと……「ドラ」がカタカナで、「えもん」がひらがな……でしたっけ?

 

石田「そう、正解です。でも、断言できない時点で、それは『知っている』と言っていいレベルではないと思えてしまうんですよ。あくまで僕の場合は、ですけど。不安だから人より本を読むし、より調べるし、より慎重に判断する。『知ったつもり』になっているのが一番怖いんですよね。特に校閲って、これは自分が詳しいジャンルだから調べなくても大丈夫とか、その道の専門家のコメントだから間違いないだろうとか、そういう予断を持ってはいけない仕事なんです」

 

―― まず「自分はものを知らない」と自覚することが、ものしりになるための第一歩という感じですかね?

 

石田「自分が知っているつもりのことを、本当に分かっているのか疑ってみることですね。その疑い方が足りないと、あやふやだったり、うわべだけの知識になったりしてしまうから。僕はここ20年くらい、自分の知識を疑い続けています。

さらに言うと、『自分は何を知らないのか、何を理解すべきなのか』を自覚すること。それを意識せずに本をやみくもに読んだからといって知識が身に付くかというと、必ずしもそうではないと思います。たとえば参考書だって、自分が分からないところを引いて読むから身に付くわけですよね。僕が1年で300冊読んだというのも、自分にとって足りないものがたまたま300冊という量だっただけで、人によってはその半分でいいかもしれないですしね」

 

石田さんが「ものしり」な理由 まとめ

・年間300冊の読書で、知識のベースを作る

・好奇心が強く、一度興味を持つと短期間でのめり込む

・自分の知識を「疑い続けている」

 

まとめ

「ものしりな人」は、何故ものしりなのか?

そこに至るまでの道のりは三者三様だったが、共通していたのは人一倍の好奇心と読書量。挫折や焦り、こじらせなど、何かをきっかけに知への欲求が目覚め、いつしかそれがとめどもなく膨らんでいった、ということらしい。

 

なお、草彅さんは知識があることの利点として「人と接続できること」を挙げていた。相手が好きなこと、興味を持っていることを知っていれば「共通言語」ができ、より深くつながれる。知識の幅が広がれば、リアルな世界にも広がりが生まれるのだ。

 

取材・文:榎並紀行(やじろべえ)

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