30歳、高校生の悩み相談に乗る 第7回「会話が続かないんです」

2017/6/12 07:31 ネタりかコンテンツ部

「30歳になったものの、あまり大人になった実感がない」と話すライター・カツセマサヒコさん。「若い子の相談に乗ってみたら、少しは大人の実感が湧くのでは?」というネタりかコンテンツ部からの提案により、男子高校生の悩み相談に乗る連載を始めることになりました。

男子ならではの悩みや思春期あるあるまで、ちょっとしたラジオDJ気分でさまざまな悩みに答えていく本連載。第7回は前回に引き続き、高校2年生・いそやま君の相談!

 

<前回はこちら>

 

高校生らしくない高校生

 

ーー さっきも話に出たけれど、高校2年生にして、教育ベンチャーでウェブデザイナーのインターンをしてるんだよね? 将来は、その会社で社員になる方向??

 

高校生:ちょっと迷っているんです。僕、写真も好きなんですよ。だからカメラの勉強とかもしたくて。

 

ーー ウェブデザイナーとフォトグラファー、両方やれたらたしかに強いねえ。

 

高校生:そうなんです。大学行くか、就職するか、専門行くかってところで迷っていまして……。

 

ーー じゃあ一般企業に就職する気は、ほぼないでしょ?

 

高校生:そうですね。行くならベンチャーか、もしくはフリーで。

 

ーー 全然高校生らしくねえなあ、君は(笑)

 

高校生:いや、普通の高校生ですよ、本当に(笑)

 

ーー じゃあ普段どんなことして遊んでんの? 絶対に恋とかしないでしょ。

 

高校生:んー、彼女はいないですけど、休みの日は友だちと自転車に乗って、どこまで遠くに行けるかとかしてます。

 

ーー それはするのか!(笑) よかったよ高校生の面影があって!!(笑)

 

コミュニケーションがうまくとれない

 

ーー そんないそやま君の悩みって、何なの?

 

高校生:あの、コミュニケーション力というか、あんまり人と上手に喋れなくて……。

 

ーー 君、ここまでかなり上手に喋っていると思うんだけど?

 

高校生:いや、ひとつの話題が終わって間が空いたときに「なんだこの時間!? 何話したらいいんだ!?」ってなるんです。

 

ーー ああ、それはねえ、大人になってもあるやつだねえ。

 

高校生:そうなんですか?

 

ーー でも、大人になると、鈍感力が身につくというか、お互いに「ああ、気まずいね」って感じたときの対処法が身についていたり、耐性がついていたりしていくと思うんだよね、良くも悪くも。

 

高校生:なるほど。

 

ーー 僕もいまだに会話の相性が悪い人とかはいて、どうしよう? って思うけれど、一個だけ間を持たせる方法は持っているかな。

 

高校生:え、なんですか?

 

ーー その場にあるもの、いま目の前に映るものを話題にすること。

 

高校生:その場にあるもの?

 

ーー あまり親しくない人との会話は、「共通の話題」を見つけることで、間を持たせることができると思うのね?

 

高校生:はい。

 

ーー でも、あらかじめ共通の話題を用意しておける機会なんて、なかなかないわけですよ。

 

高校生:そうですね、確かに。

 

ーー だから、この場にあるものや、立っている場所についての話題を振ると、お互いに一番身近な話題になりやすいと思っているわけ。

 

高校生:ああーなるほどー。

 

ーー 社会人は話題に詰まると天気の話をしたり、「次の休みは何するんですか?」って話を振ったりするんだけど、そのふたつはもう「話すネタがなくなりました」って降参宣言してるのと同じだと思うのよ。

 

高校生:はい。

 

ーー でも、その土地のこととか、その場所、建物、看板、そのほか目につくものであれば、いくらでも話題を作ろうと思えば作れる気がしない? 

 

高校生:うーん、ほかの話題よりは、作りやすい気がします。

 

ーー だからそれについて話す、っていうのが一番スッキリしたテーマになると思うんだよね。

 

高校生:なるほどー。

 

自信をつける方法

 

高校生:あと、僕、自信がないからか、あんまり自分から発信できないんですよね。インターン先の会議とかでも、全然喋れなくって。

 

ーー それは、本当に自分に自信がないからなのかなあ?

 

高校生:違いますか?

 

ーー むしろ、プライドが邪魔していると思うんだよね。「変なことを言って、間違っていたらどうしよう」とか、そう思うから発言できないと思うのよ。

 

高校生:あー、確かに……。

 

ーー 会議でいえば、空気を読まないこと、媚びないことが大事だと思うけどな。素人なら素人なりの目線で、サービスやプロダクトがよくなるための意見を言うことはできると思うし、「周りに批判されたらどうしよう」って怖がることは、会議において、とくにアイデア出しの段階ではナンセンスだと思う。

 

高校生:それはそうかもしれないですね。

 

ーー あと、そのうえで自分に自信をつけるには、さっさと手を動かして実績を作るのが一番だって思うよ。

 

高校生:はい。

 

ーー 決意だけしていても何も変わらなくてさ、さっさとモノを作っちゃったり、行動したほうが、「ホラ、俺、やれんじゃん!」って自信がつくと思うんだ。完成度60%でもいいから世に出しちゃうほうが、得られるものは圧倒的に多いなって思う。

 

高校生:なるほど。

 

ーー 実際、いそやま君も勢いでMacを買っちゃって、そこからデザイナーの道が強引にはじまったわけじゃん?

 

高校生:はい。

 

ーー そうやって走り出してから慌てて準備するくらいのスピード感のほうが、結果は出やすいし自信もつきやすいと思うんだよね。

 

高校生:たしかに。どんどん自分で動いてみるようにします。

 

ーー うん、応援しています。頑張って!

 

 

「彼が大きく成長して、いつかラクに稼げる仕事をたくさん持ってきてほしい」と悪い顔をして言うカツセさんに若干引いたスタッフ一同でしたが、カツセさん自身もライターになったのは「ブログを書きはじめたら人脈ができて、そこからこの業界に引っ張りあげてもらったから」とのこと。「決意よりも行動することが大事」という経験則を高校生に伝えることで、エールを送っていたようでした。それでは、次回もお楽しみに!

 

 

<前回はこちら>

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