老犬のための「ターミナルケア」とは?よりよい毎日を過ごすには

2017/5/19 12:00 わんちゃんホンポ

老犬のための「ターミナルケア」とは?

ソファーの上の老犬

治すことのできない病気になり末期状態になったときに、少しでも毎日を苦痛なく過ごして欲しいですよね。ターミナルとは「末期」という意味で使われます。ターミナルケアとは毎日の生活に苦痛が伴わないように管理することで、人間の場合「末期医療」や「緩和ケア」と言うこともあります。
苦痛を伴い病気を良くするよりも、痛みや苦痛を和らげることに重点を置いたケアのことを指します。
老犬になると体が弱ったり、病気になることも多くなります。体力がない場合も多く、治療が苦痛になるケースもあります。そんなときに無理をせず穏やかに余生を過ごすためにケアする道を選ぶ方もいるでしょう。
少しでも愛犬の痛みや不安をやわらげるために、どのようなことが役に立つかご紹介していきます。

自宅でのターミナルケア

水を飲む老犬

病院でなくてはできないケアはたくさんありますが、愛犬の過ごしやすさを重視した場合、やはり自宅でのケアが基本となります。
自宅でターミナルケアをする際に注意しなければいけないのは以下の点です。

寝たきりになった場合は床ずれに注意する

寝たきりになるとマットや床と長時間体が接触し、圧迫されることで血流が悪くなり床ずれになってしまいます。
体の同じ位置が長時間圧迫されることを避けることが必要です。体圧分散マットを使ったり、タオルなどで体の位置を調整してあげてください。
また2時間程度を目安に寝返りをうたせてあげると良いでしょう。

フードを温める・流動食にするなど工夫する

老犬になるとあまりご飯を食べなくなることがあります。原因やケースも様々なのでまずは獣医さんに相談してみて下さい。
病気ではない場合は、フードを温めて柔らかくしたり、老犬介護用の流動食などを使ってみるのも良いでしょう。
お湯で柔らかくすると香りが出るので、食欲を刺激する効果もあるようです。

室内の温度管理を気をつける

年を取ってくると自分で体温調節が上手くできなくなります。エアコンや暖房などで体温調節を助けてあげてください。
しかし、エアコンや暖房を一定の温度でつけっぱなしにすると調子が悪くなってしまことがあります。温度には気をつけて、こまめに様子をチェックしてください。愛犬の様子を見て温度の調整をしましょう。

静かでゆっくり休める場所を作る

愛犬が休むスペースは、静かな場所が良いでしょう。
飼い主さんの目が届く範囲で静かなスペースを作ってあげることが一番ですね。
寂しいだろうとそばに置きたくなる気持ちもわかりますが、飼い主さんが好きだからこそ気配を感じるとそわそわとしてしまいます。
また、テレビやドアの近くも人の気配や物音で落ち着かなくなるので、少し離れた場所に休むスペースを作ってあげてください。

顔周りや排泄物のケアなど衛生面に気を使う

寝たきりだったり、上手くトイレに行けず粗相をしてしまったり、顔周りを自分でケアできない場合には、飼い主さんがケアしてあげなければなりません。
排泄の時にお尻の毛が汚れてしまうときには毛を少しカットして、汚れにくくすることもできます。
汚れたときにはウェットティッシュや温めたタオルなどで軽く拭き取るようにしてください。汚れがひどい場合には洗面器やバケツなどにお湯をいれて、軽く洗ってあげると良いでしょう。

飼い主さんのためのポイント

横を向く老犬

できることを探す

日に日に弱っていく愛犬を見るのは辛いことです。このまま何もしてあげられないのか、と思ってしまうこともあります。
ですができることを、できる範囲で、できるだけやってあげてはいかがでしょうか?
小さなことでも構いません。少し体を触ってあげる、マッサージをする、体を拭いて清潔にする……できることはたくさんあります。
ケアを難しく考えるのではなく、ペットのために何ができるのかをひとつひとつ考えていくことが大切です。

話を聞いてもらう

頑張っていても心と体が疲れてしまうときだってあります。頑張っているからこそ疲れてしまうのかもしれませんね。
そういうときは誰か信頼できる人や親しい人に話を聞いてもらうのも良いかもしれません。
ケアしていく中での不安や負担、感じる心の痛みなどを理解してくれる人がいるだけで気持ちは大きく変わります。ひとりで抱え込まないことが重要です。

無理をしない

ケアしていく中で忘れがちなのが飼い主さん自身の体調です。睡眠不足や食欲不振などになってはいませんか?
飼い主さんが倒れてしまっては愛犬のケアもできなくなってしまいます。
疲れてしまったときには、マッサージやアロマの力を借りてリラックスしてみましょう。家族やペットシッターなどに愛犬を少しの時間だけ預けてみるのもいいかもしれません。
少しの時間でもゆっくり眠ったり、自分の時間を持つことでまた頑張ろうという気持ちにもなれます。

まとめ

芝生の上のゴールデン・レトリバー

愛犬のターミナルケアはもちろん愛犬のためですが、飼い主さん自身のためにもなります。
ゆっくりと時間をかけて死と向き合うこと、そして悔いのないケアをすることがペットロスを防いでくれます。
犬はどこまでもあなたの力になりたいと思っています。そしてあなたも犬のためになにかしてあげたいかと思います。
今ある時間を一緒に大切に過ごすことが一番大事なのかもしれません。
大きなことではなくても、小さなことを少しずつしてあげられるといいですね。

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