隣席の肥満客に押し潰され14時間のフライト 豪男性、アメリカン航空を訴える

2017/5/8 18:25 Techinsight

隣が肥満体型の乗客だった男性、AAに損害賠償を請求(出典:http://www.news.com.au) 隣が肥満体型の乗客だった男性、AAに損害賠償を請求(出典:http://www.news.com.au)

クリスマス直後の満席のフライトで、隣に座った2人の乗客が肥満体型だったために14時間もの苦痛を強いられたオーストラリア人の男性。しかも持病を悪化させたとして、アメリカン航空に損害賠償を求めていることが豪『news.com.au』や英『The Telegraph』などで伝えられた。

豪ニューサウスウェールズ州ウロンゴン在住のマイケル・アンソニー=テイラーさん(67歳)は2015年12月28日、シドニーから米ロサンゼルスへのフライトのためにアメリカン航空機に乗り込んだ。

エコノミーの3列並びの座席で窓側に座ったテイラーさんは、並びのシートに2人の肥満客が座ったことで体を押し潰されるという苦痛を味わった。テイラーさんは「彼らも同じように航空券を購入しているから、隣に座った人に悪意を持っているわけではないが、彼らの身体が私の座席のスペースを奪ってしまった」と話している。

テイラーさんは別の座席に座らせてほしいとCA(客室乗務員)に再三リクエストしたものの、310席ある機内は満席だったためにCAはその要求を拒否した。終始押し潰される感覚を味わったテイラーさんは、頻繁に座る位置を変えたり、立ったりしゃがんだり、また体を前に曲げたりしながらも14時間のフライトに耐えなければならなかった。

テイラーさんは脊椎が異常に湾曲する「脊柱側弯症」を抱えており、このフライトでその持病が悪化してしまったという。その後も腰痛や首の痛みなどに悩まされていることから現在、アメリカン航空側に10万豪ドル(約830万円)以上の損害賠償金の支払いを求める訴訟を起こしている。

テイラーさんの弁護人トーマス・ジャンセンさんは「テイラーさんは痛みを軽減させるために、何度もCAに座席の移動をリクエストしていました。別の座席に移動させてほしいと言ったりCAの座る席に座らせてほしい、もしくはトイレに座らせてほしいとまでお願いしたにもかかわらず、CAはその都度テイラーさんの要求を拒否しました。アメリカン航空は、テイラーさんに実行できる代替案を提示するという配慮も行わなかったのです」と話している。

狭いエコノミーの席で肥満体型の乗客と隣り合わせになり、自分の座席にまで幅を取られてしまうとあっては誰もがうんざりすることだろう。しかし最近、アメリカン航空の新しいボーイング737マックス機では3列並びの座席を通常より最大で5cm狭くし、従来の160席から172席へと座席数を増やすことを発表した。さらに他の航空会社も1人でも多くの集客を図ることを目的として、エコノミー座席の幅や足元のスペースを狭くして座席を増やす計画を立てており、世間から非難の声も寄せられているようだ。

ジャンセンさんは「そうした試みは、テイラーさんのようなケースが増加することに他なりません。もしテイラーさんが勝訴となれば、今後は同じような理由で航空会社を訴える人が増えるでしょう」と述べている。

なお、テイラーさんから訴えられたアメリカン航空側は「テイラーさんの申し立てに関して、事実を再調査中」としている。

出典:http://www.news.com.au
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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