婚約者を20回刺したDV女、11年の懲役刑(英)

2017/5/6 23:16 Techinsight

凄まじいDV被害を男性が明かす(出典:http://metro.co.uk) 凄まじいDV被害を男性が明かす(出典:http://metro.co.uk)

DV被害に遭っていながら声を出せないのは女性だけではない。このほど度重なるDV被害に遭い命を落とす寸前だった男性が、英紙『Mirror』や『Metro』で「僕のような立場にいる男性たちに、事態が悪化する前にDV被害から抜け出してほしい」とメッセージを伝えている。

英ランカシャー州クリーブレイズで、婚約者の女から壮絶なDV被害を受け続けていたのはマーティーン・ブラウンさん(29歳)だ。

2児の父親でもあるマーティンさんは、学生時代から顔見知りだったハリエット・シャープ(25歳)と昨年2月に共通の知人を通して再会し、交際を始めた。最初のうちこそ幸せな関係であったが、半年後に状況が一変する。

昨年10月頃にハリエットと母親が住む狭いアパートに引っ越したマーティンさんだったが、ハリエットからDV行為を受けるようになってしまった。飲酒すると大抵は口論に発展し、ハリエットは同月にマーティンさんを刺したという。

マーティンさんは、自身が男性の身でDV被害に遭っていることを誰にも話せなかった。コントロール好きのハリエットはマーティンさんを友人から孤立させ、暴力を振るい、12月にもまた刺している。事が明るみに出たのは、今年1月11日だった。

その日、近所の人たちと飲んでいたマーティンさんとハリエットだったが後に口論となり、カッとなったハリエットはマーティンさんの肩、腹、背中、太もも、額、左胸などをキッチンナイフで刺し重傷を負わせた。そしてハリエットは腹痛を装って救急車を呼ぶも、マーティンさんには「怪我のことを黙っているように」と口止めしたという。

マーティンさんが血だらけで床に倒れていることに気付いた救急隊員は、その怪我を見て「あと1時間遅ければ命はなかった」と言うほどであった。肺破裂をはじめ全身に刺し傷やひっかき傷、噛み傷があったという。その後、病院に搬送されたマーティンさんは、更なる内臓損傷を確認するために腹部切開手術を行わなければならなかったそうだ。

これまで何度も死の危険に晒されていながらDV被害を訴えなかったことについて、マーティンさんは「彼女が僕にしていたことをとても恥じていたため、口にすることができなかった」と話している。しかし「もう自分は死ぬのかと思った」という恐怖を感じたマーティンさんは、1年続いたハリエットからのDV被害から逃れるために結婚予定を白紙に戻し、別れを告げた。

20回も婚約者を刺し、マーティンさんの後の人生にトラウマを与えたハリエットは、プレストン刑事法院で11年の懲役刑が科せられた。裁判でロバート・アルサム判事は「被告は被害者を常にコントロールし、飲酒した後は途方もない暴力に出た。被害者に与えた無数の怪我は致命的になりかねず、被害者はPTSD(心的外傷後ストレス障害)に悩まされている。被告は危険以外の何物でもない」と述べた。

このニュースを知った人々からは「男性は女性に暴力を振るわれても、男としての恥ずかしさがあるために被害を訴えることは少ない。この事件で『訴えることは恥ずかしくないんだ』ということを被害者男性に知ってもらえることになればいい」「DV被害に遭っている人は、外に言えない弱さを抱えている。でも、それは女も男も同じ。マーティンさんが今後幸せになってくれればと思う」「被害を公にしたマーティンさんは勇気あるよ。これまで彼がDVに耐えて来た辛さは想像以上だろうね」といったマーティンさんへの同情と励ましの声が多々寄せられている。

出典:http://www.mirror.co.uk
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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