伊野尾慧、岡田将生にも愛されまくる藤原竜也の男子力

2017/4/21 18:00 messy

 『BARFOUT! 194 藤原竜也』幻冬舎 『BARFOUT! 194 藤原竜也』幻冬舎

 皆さん、ごきげんよう。アツこと、秘密のアツコちゃんです!

 今クールのドラマで早くから注目度の高かった藤原竜也さん主演の『リバース』(TBS系)は見たかしら? 原作は“イヤミス(=読んで嫌な気分になるミステリー)の女王”こと湊かなえさんだからハズレなし! と踏んで、アツもずっと前から楽しみにしていたのよね。今までも同枠では湊さんの作品『夜行観覧車』や『Nのために』を放送して毎回話題にもなってたしね。今回も初回視聴率10.3%と出だしは上々。湊さんが「どうしたらあの“衝撃的なラスト”をお届けできるか考えながら、まさにリバース書きをしていったんです」と言ってらしたから、先に原作を読みたくなる衝動を必死で抑えつつ、集中してドラマを見てみたの。

 ストーリーは藤原さん演じる地味なサラリーマン・深瀬が、10年前に事故死した親友の“死の真相”を突き止めていく究極のヒューマンミステリー。共演は戸田恵梨香、YOU、小池徹平、片平なぎさ、市原隼人、門脇麦、三浦貴大、趣里(水谷豊の娘!)、村井國夫、玉森裕太、武田鉄矢という、とってもとっても濃いメンツ。謎だらけの湊マジックにハマってすぐに作品に引き込まれていったんだけど、深瀬の亡くなった親友のお母さんを片平さんが演じてらして、愛する息子のお葬式で悲しみにくれるシーンが流れた瞬間、不覚にも片平さん主演の大人気ドラマ『赤い霊柩車シリーズ』(フジテレビ系)を思い出してしまって……。皆さん思い出さなかった? 大村崑さんや山村紅葉さんを探さなかった?

 さらに事件の謎を解くべく深瀬たちにしつこくつきまとう元刑事のジャーナリストとして武田鉄矢さんが出てきた時は、もうまんま『3年B組金八先生』(TBS系)が降臨していて、今にも髪をかき上げるんじゃないか? かき上げる髪の毛はないけど……と気が気じゃなかったわ。とはいえ、ドラマ自体は上質でみどころ満載。これからの展開がすごく楽しみなんだけど、どことなく漂うデジャブ感……そういえば1年前、藤原さんの主演ドラマ『そして、誰もいなくなった』(日本テレビ系)も同じようなテイストのミステリーだったなぁなんて思い出しちゃったのよね。2016年と言えば、偉大なる演出家・蜷川幸雄さんが亡くなって、蜷川チルドレンの代表格でもある藤原さんがむせび泣きながら読み上げた弔辞が感動的で、あの姿がいまだに忘れられないのよね~。

 ……って、またまた話があっちへこっちへで、前置きがなが~くなっちゃったけど、今回は藤原竜也さんとの思い出をちょっとだけリバースしてみようと思うの。

 えっと、アツが藤原さんを初めて取材したのは、今から20年前の1997年頃。藤原さんが蜷川さん演出の舞台「身毒丸」に出演して、華々しいデビューを飾り、連ドラにも少しずつ顔を出し始めた頃だったわ。新人俳優として世に出たばかりの彼はまだピッチピチの(!?)15~16歳。蜷川さんの推しメンだし、「天才俳優、現る!」なんて評判も聞こえてきてたから、とある連ドラ出演中に東京郊外のロケ地へと足を延ばしたの。

 八重歯が可愛いよなぁなんてワクワクしながら、まずはマネージャーさんにご挨拶。すると、女性マネージャーさんから挨拶もなしに「撮影なんですが、藤原は疲れているので歩かせないで欲しいんです」と、初対面でいきなり不思議な先制パンチを食らったのよね。当時駆け出しだったアツは、頭の中は“?”でいっぱいだったけど「芸能界ってこんな感じなのか」と納得させて、とりあえずカメラマンさんにその旨を報告したところ「オ~イ! それ、ど~ゆ~ことだよ? 十代の男子が歩けないってケガでもしてるのか?」と案の定叱られてしまい、もう一度マネージャーさんに確認してみると「ケガはしていませんが、舞台稽古とドラマの撮影で疲れ切っているので、歩かせたくないんですっ!」とにべもないお返事で、緑多い地にやってきたというのに、無機質なビルの中でのちょっと味気ないグラビア撮影になってしまったのよね。あれから20年、後にも先にも「うちの俳優を歩かせないでください」なんて言われたことはないから、よっぽどのことだったのかしらね?

 で、撮影後にインタビューをしたんだけど、その時点でアツはかなり腰が引けちゃってたのよね。なんたって撮影のために10mぐらい歩かせちゃってたし、もうビクビクしながら「お疲れのところ、すみません」って謝ったら、不思議そうな顔をして「えっ? 大丈夫ですよ」と言ってくれて。勝手に怖がってしまったけれど、本人はいたって自然体で「お疲れですか?」の問いにも「う~ん、稽古がちょっとキツくてね」と苦笑いしつつも穏やかな口調で話し始めたのよね。なぜかインタビューにはマネージャーさんは同席せず、気がつけば畳の部屋に2人っきり……。ただ足が痛そうだったのは確かで、畳の上に直に座るのはちょっと苦痛だからと、笑点のように座布団を何枚か重ねて座り、自分だけ高い位置に座るのはきまりが悪いとのことで、私にまで座布団を何枚か渡してくださって「ちっともワガママ少年じゃないのね!」と拍子抜けしちゃったのを覚えているわ。

 そのインタビューで「最近は稽古着しか着ないから、ずっとシャカパンで過ごしてる」という話になって、“シャカパン”を知らなかった私に「ナイロンとかのパンツなんだけど、動いたりするとシャカシャカ音がするから“シャカパン”って言うんだよ」と履いていたシャカパンを触らせてくれて「ホラ、シャカシャカ音がするでしょ? 洗濯しても乾くのが早いし、すごく楽なんだ」って無邪気に話していて、天才新人俳優の素顔があまりに普通だったことや、つたないインタビューにも丁寧に壁を作らずに答えくれる姿にすっかり魅了されちゃって、マネージャーさんの「歩かせたくないんです」発言にも「きっと大切に育てたいんだろうなぁ」なんて同調しちゃって。恥ずかしながら「藤原竜也は絶対来るね!」と勝手に宣言しながら、気が付けば早いものでかれこれ20年……。舞台はもちろん映画やドラマでの活躍は、今さら話すのもおこがましいほどの名俳優よね。

 この20年間、藤原さんはいつ会っても自然体で、いつも周囲には多くの人が、しかも男性がいっぱいいるの。話を1年前にリバースすると、恩師の蜷川さんが亡くなって、人目もはばからず泣き崩れていた藤原さん。慟哭の深さにこちらまで胸が詰まったわ。

 でも、蜷川さんの葬儀のすぐ後から主演ドラマ『そして、誰もいなくなった』の撮影が入っていて、翌日は取材日だったの。取材陣もどう接していいかちょっと迷っていたんだけど、現場に現れた本人はしっかり気持ちを切り替えていて「メソメソなんかしてたら蜷川さんに怒られるから。それこそ昔はよく『秩父に帰れ』って言われてたんだけど、本当に秩父に帰らなきゃいけなくなるよ。今ちゃんとやんなきゃ、後で何言われるかわからないもん」と八重歯を光らせて笑いながら話す彼の姿を目のあたりにして、人間としても役者としても「この人は一流なんだな」と改めて感じたのよね。

 今までいろんな現場で彼を見てきたけど、どの現場でも後輩たちからは「頼れる兄貴分」として慕われ、ベテラン俳優さんたちからは「可愛い弟分」と目をかけられていて、取材では役者論ももちろん真面目に話してくれるんだけど、大抵の場合、最終的にはお酒の話で落ち着く……ってのが相場なのよね。

 たとえば『ST 赤と白の捜査ファイル』(日本テレビ系)の時は、岡田将生くんとタッグを組んでいたんだけど「セリフがいっぱいあって、当然のことながら覚えなくちゃいけなくて、毎日必死だったんだ。でも、休みの前日『今日だけは一杯だけ飲んで帰ろう! 絶対に一杯だけにしよう』って岡田くんと話しながら飲みに行って。夜の11時ぐらいになってさぁ帰ろうと思ってたところに(共演者の)渡部篤郎さんや田中哲司さんから『飲んでるから来いよ』って電話があって。先輩たちに誘われたら行かないわけにはいかないし、一杯飲んで帰ろうと思ったんだけど気付いたら朝で、家に帰って寝て起きたら夕方だった。セリフ覚えなくちゃいけないのに、もう俺たち何やってんだって話なんだけど」と、岡田くんとの“お酒の失敗談”を話すのが常。バラエティ番組でもよく話しているけど、気づいたらお酒の話になってるの。すごく人間臭くていいわよね。

 岡田くんも「竜也さんと飲むのが楽しくて楽しくて。不純な動機なんだけど、うまいお酒を飲むために頑張って仕事した(笑)」って言ってたわ。このドラマで共演した窪田正孝くんは、その後『デスノート』(日本テレビ系)への出演が決まって、「何より竜也さんに話さなくちゃと思ってまずメールしたんだ。でもその夜に返信がなくて、『ヤバイ、まさか怒ってる? ど~しよ~』って思ってたら翌日『ごめんごめん、昨夜は飲んでたから今メールに気が付いた。俺のことなんて気にせず思いっきりやりなよ』って言ってくださって。もう感動したよ。僕も竜也さんみたいな人になりたい!」って感激してたわ。

 『そして、誰も~』の時も、旧知の仲の玉山鉄二さんと飲みに行く約束をしてたし、初共演となる伊野尾慧くんがモジモジしていたら「伊野尾くんは飲めるの?」と緊張を解きほぐすお得意の“魔法のひと声”をかけていて、伊野尾くんもすっかり大好きモードに突入。現在放送中の『リバース』でも、人見知り王子の玉森裕太くんが「ベテランの人たちに囲まれて、最初はめちゃくちゃ緊張したんだ。でも竜也さんがさりげなく気遣ってくれて。俺たちにも分け隔てなく壁を作らずに自然体で接してくれて。ホントすごい人だなって思った」と、玉ちゃんもすでに竜也マジックにハマってるひとり。同業者のみならず、男性アイドルからも絶大な支持を受ける藤原竜也って、ホント何なんだろう?

 余裕があるというのか、何なのか。蜷川さんはある意味“とんでもない優良モンスター”を発掘してしまったのかも知れないわね。まもなく一周忌を迎えるけれど、蜷川さんは今、どんな顔をして役者・藤原竜也を、そして自身が亡くなった1カ月後にパパとなった藤原竜也を見守っているのかしら? まだいっぱいダメ出ししているのかな? これから年を重ねてどんな役者になっていくのか。私たちもしっかり&じっくり観察していかなくちゃね。

 ちなみに藤原さんはお母様のことを、お名前に「ちゃん付け」で呼ぶの。いい意味で私たちの想像を軽~く裏切っていく藤原竜也さん。これからもガッツリ追い続けるので、どうぞ末永く宜しくお願いしま~す!

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