褒め方が「スゴイ!」「エライ!」ばかりになっていませんか?

2017/4/21 21:14 mamatenna

子どもにはついつい「スゴイ!」「エライ!」とひとまとめに褒めてしまう親も多い。「ほめて育てる」が頭にあるからだろうが、きっと他のほめ方もいろいろあるはずだ。でもいざ子どもを目の前にすると、なんて言っていいか分からない。そこで悩めるママに向けた書籍「いい親よりも大切なこと~子どものために“しなくていいこと”こんなにあった!~」著者である小竹めぐみさんと小笠原舞さんを取材した。

●ほめるよりも認めてあげる

よく子どものことを見ないで「すごーい!」「えらーい!」と簡単に褒めてしまうことがある。しかしこればかり言うと、大変なことになる可能性もあるという。どんなことが起こるのか?

「よく知る保育園で、うまく折り紙ができた子に対して“スゴイ!”とほめたことがありました。すると折り紙が作れない子のことを『あいつはすごくない。ぼくはすごい』と優劣をつけることを言い始めたんですね。子どもは素直です。信頼する大人の言うことを信じます」(小笠原氏)

大人の基準を子どもがそのまま取り入れてしまうことには、危険性があるのだ。では、「すごい」「えらい」を言わないでほめるとなると、どうしたらいいんでしょうか?

「たとえば、子どもがとても真剣に書いた絵があったなら、ぜひ“目の前の事実”を言葉にして欲しいのです。『ずいぶん細かく描いてるね』『雲を大きく描いたね』と言ってみてください。きっとあふれんばかりの笑顔になると思います。子どもは大雑把に「すごい!」とだけ言われるよりも『あなたの太陽は緑色なのね』などと具体的に見てくれた方が嬉しいのです」(小竹氏)

確かに大人でも料理を普通の「おいしい」と言われるよりも「しっかり出汁がとってあるね」とかもう一声あったら嬉しいが、それと一緒だそうだ。そのままの事実を伝えるなら、簡単で疲れているママでも簡単に出来る。

また「ダメ」だけでも子どもに通じないことがある。そんな時は、“やってほしい行為”を言うことが有効だという。

「子どもが急に走り出した時、『ダメ!走らないで』と注意してしまうかと思いますが、こんな時『走らないで』と言われただけでは、大人のように『止まる』か『歩く』という選択肢はありません。そこで『走らないで』ではなく『歩こうね』と子どもにしてほしいことを具体的に教えてあげるのです」(小笠原氏)

●言い訳の中にこそ真実が!

またついつい「だから言ったでしょう!」「なんでそういうことするの?」と強く聞く親がいるが、こんな時やってしまいがちなことがある。頭に血が昇っているからこそ、覚えておいてほしいこととは?

「子どもがいたずらや失敗をした時に『なんでそういうことするの?』と聞く大人がいますが、大人が質問しておきながら、子どもに言い分を言う時間を与えなかったり、一方的に叱っていたりする光景はよくあります。たとえ子どもでも言い訳の中にこそ、真実が隠れています。それに言い分を聞くだけで、子どもは自分の思いを受け止めてくれたと思い、安心します」(小竹氏)

子どもが一生懸命話している時は、途中で遮らないでほしいという。話を“聞ききる”ということも大事なキーワードだと2人は言う。忙しい毎日の中でもきちんと“聞く”ではなく“聞ききる”という愛情表現をぜひ試してみてほしい。

(取材・文/谷亜ヒロコ)

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