壊滅的に字が下手な男が学んだ「ホワイトボードにきれいに字を書く方法」

2017/2/22 19:01 ネタりかコンテンツ部

とある会議中、ホワイトボードに映る文字に対して上司は言いました。

 

「お前のその字、どうにかならんのか!」

 

その字を見た他の先輩がたからも、「芋虫みたいな字だね」「鉛筆握ったことある?」なんて野次を飛ばされ、僕はとても落ち込んでしまいました。

 

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確かに言われてみれば「汚い」という言葉があてはまるかもしれません。

 

自分で書いたメモも、たまに読めなくて焦ることがあります。

字が汚いのは、生まれつきでしょうか。

それとも、学校の授業をまともに受けてないからなのでしょうか。

いや、僕は、“字の書き方”を知らないだけなのかもしれない。

 

「字が汚い」をコンプレックスしないために

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初めまして、ライターの石川優太です。

 

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今回は、自分の字の汚さに対するコンプレックスを解決すべく、書道ペン字筆ペン教室の『myMOJI』から萩原季実子先生にお越しいただきました。

 

ーー 先生、さっそくですが字をきれいにするためのコツを教えてください!

 

萩原先生:はい。その前にまずは、石川さんの字を見せていただけますか? 

ホワイトボードに、

1)名前とふりがな(石川優太)

2)連絡先 090-1234-5678

3)ホワイトボードのきれいな書き方のコツ

4)会議室に集合してください

と、書いていただけますか?

 

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……というわけで、ささっと書いてみました。自分的には丁寧に書いたつもりです。

 

萩原:なるほどなるほど。おそらく、ちょっと工夫をするだけであっと驚くような字がかけるようになると思いますよ。今日は字を綺麗に書くためのコツはもちろん、全体的に「見やすい字を書く」ということを重点的に紹介したいと思います。

 

ホワイトボードの性質を知る

萩原:実は1)〜4)の情報量だけでも、ひらがな・漢字・カタカナ・数字を書くうえで重要なことが詰め込まれているんです。字を書くコツを紹介する前に、まずはホワイトボードの性質を踏まえた書き方から紹介しますね。

 

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萩原:まずは利き手の小指でホワイトボードに置いて支えるようにしましょう。それだけで、安定した字が書けるようになります。

 

小指を支えにするだけでも全然違うとのこと。字の綺麗なコツは、ペンの持ち方にあるようです。

 

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萩原:次に大切なことは、自分のおへそよりも上に書くことです。身長が高い方には難しいと思いますが、かがんで文字を書いてしまうとバランスが取りづらくなってしまうので、注意が必要ですよ。

 

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これがNGの書き方です。

 

ーー 文字を書くときの姿勢も大事なんですね。

 

萩原:そうなんです。石川さんが3)と4)を書くときにかがんでしまっていたので、斜めに傾いてしまってますよね。

 

ーー 確かに。でも、そうなると3)と4)がホワイトボードに収まりきれないと思うのですが……。

 

萩原:はい。その場合は、ホワイトボードを分割して書くようにしましょう。

 

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萩原:このホワイトボードのサイズだと、2分割で十分です。おへそよりも下に文字を書くことになれば、右半分のスペースに繰越しましょう。書き手にとっても書きやすく、見る人にとっても見やすいですよ。

 

ーー 僕、いまのところ全て間違えた書き方してますね。

 

見やすい文字を書くための具体的なコツ

萩原:次に、文字を書く際に工夫すべきことを紹介します。書道のご経験がある方はご存知かと思いますが、日常的に書く文字には2つの種類があります。石川さん、「楷書体」って聞いたことはありますか?

 

ーー かいしょたい……?

 

萩原:普段は耳にすることはないと思うので、落ち込まなくて大丈夫です(笑)。私たちが日常的に書く文字は、2種類に分けられます。続けて書く「行書体(ぎょうしょたい)」と、一画一画をていねいに書く「楷書体(かいしょたい)」です。ホワイトボードに文字を書く場合は、この楷書体を意識しておくといいんですよ。

 

ーー 具体的に、どういう書き方をすればいいのでしょうか?

 

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萩原:たとえば「ワ」や「会」や「議」のような漢字・カタカナの場合、「ワ」や「口」の箇所が丸字になりやすく、ハッキリとした字に見えなくなってしまうのです。焦らずに、直線をはっきりと書きましょう。

 

ーー ふむふむ。できるだけ丸字にならないように、直線を意識すればいいんですね。

 

萩原:はい。ただし、ひらがなは丸みが大切です。数字も同様に、しっかりと止めて終わることを意識するだけで全然違って見えますよ。特に「1」と「7」のような文字は、最後に払いがちなので、注意が必要です。

 

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ーー 上の「1・7」は、はらっている字。下はしっかりと止めて終わる字。印象が全然違いますね。

 

萩原:復習すると、漢字は直線、ひらがなは丸み、数字は止めること。この3つを意識するだけで、読みやすい字になると思います。石川さんのお悩みにもありましたが、会議中などは「いかに早く書けるか」も求められるかと思います。ただ、何も考えずに書くのではなく、このポイントを意識すれば、見やすい字は書けるようになりますよ。

 

学んだことを踏まえ、もう一度書いてみた

萩原:最後にもう一度、最初に書いた1)〜4)を書いてみましょう。これまでお伝えしたことを意識するだけで、まったく変わった字になると思います。

 

ーー ありがとうございます! なんだか緊張するなぁ……。

 

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というわけで、書いてみました。あれ、なんだかきれいになったのでは……? 

 

最初に書いた字と見比べてみましょう。

 

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こちらが、何も知らずに書いた字です。

 

おお……比べると、驚くほど丁寧ではっきりした字になってませんか? 芋虫のような字が、ポイントを意識するだけで一気に見やすくなりました。

 

まとめ

最後に、今回ご教授いただいたことをまとめました。

 

1)ホワイトボードに文字を書くときは小指を支えに用いる

2)おへそよりも上に書く。書けなくなったときのために、ボードを分割しておく

3)漢字・カタカナは直線、ひらがなは丸み、数字はしっかりと止めることを意識する

 

この3つを意識するだけで、誰が見ても「見やすい字」をして書くことができますよ。もうこれからは、「芋虫みたいな字を書くやつ」と呼ばせない。

 

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記念に先生とホワイトボードの3ショットを撮っていただきました。

 

あとは自分で何度も何度も書いてみて、自分にとっても相手にとっても見やすい字を書く工夫をこなしていきたいと思いました。

 

僕は「ライター」という職業柄、誰かに何かを伝えるために精いっぱい頭を使うことがあります。

そして「文字を書くこと」も同様に、見やすい文字を書くためにどう工夫するのかを考え、自分なりに意識しておく必要があるな、と。こんな調子で、僕の文字書き人生はリスタートを切ったのでありました。

 

字が汚いことにコンプレックスを抱えるみなさんも、ぜひ実践してみてください。

 

【取材協力】

書道ペン字筆ペン教室 myMOJI 萩原季実子

1985年生まれ。約8年間、会社員・営業職として勤める。独自の営業ツールとして「一筆せん・お礼状・封筒の宛名」を使い、きれいな字を意識して手書きすることを徹底する。結果、「年間売上No.1/MVP賞」「新規顧客開拓No.1」の営業成績を多数獲得。2014年7月に副業として書道ペン字教室をスタートし、その後、独立。2年間で650人の生徒に指導。これまで多数メディアに出演し、「一回のレッスンで上達する美文字のコツ」を紹介。

(実績:フジテレビ「ノンストップ!」/日本テレビ「NEWS ZERO」/BS朝日テイバン・タイムズ/日本経済新聞/光文社「CLASSY.」/集英社「Myojo」他多数)

http://mymoji.jp/

 

(ライター・石川優太/編集・プレスラボ)

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