スープ1杯に100匹分のコオロギ出汁?コオロギラーメンがうまい

2017/1/21 19:01 ネタりかコンテンツ部

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▲半そでの篠原祐太氏とダウンジャケットの私

 

4歳のころから山のなかで昆虫をたべていたという「地球少年」こと篠原祐太さん。

自宅には4千匹の生き物を飼っていて、日本に昆虫食を広めるべく活動をしている。

 

写真は昨年3月に撮ったもの。

この夜は冷えこんだ。気温は5度にもかかわらず、彼は半袖半ズボンでやってきた。

「寒さが心地いいんです。慣れたら半袖でも問題ありません」という。

野性味あふれる人間である。

 

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2017年1月15日、日曜日。

そんな地球少年が1日だけ150食限定で、“コオロギダシ100%のコオロギラーメン”を販売するという。

しかも、濃厚な煮干しダシで有名なラーメン屋「凪」とのコラボだ。

実力派ラーメン屋と手をくみながら昆虫食への間口を広げて、次の領域にもっていくのが狙い。

 

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▲コオロギラーメン、コオロギワンタンなど見たことも聞いたこともないメニューだらけ

 

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▲テーブルやカウンターには昆虫食にまつわる本がおかれている

 

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▲「凪」西口分店の店長さんと地球少年・篠原さんが開店のご挨拶

 

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コオロギからダシをとったラーメン。

めったに食べられる機会がないラーメンなだけに、各方面からお客さんが殺到していた。

11時の開店前にはなんと50名以上の行列ができていた。

 

●スープ一杯にコオロギ100匹!

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ダシをとる乾燥コオロギ。

味と香りが強いフタホシコオロギと、上品な旨味のイエコオロギをブレンドしている。

 

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下処理をしたのち、寸胴鍋に投入する。

 

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コオロギをいれたら1時間ほど煮こむ。

牛骨などの大きな食材ならば長時間煮るのが一般的だが、コオロギぐらい小さいものなら1時間ほどで充分ダシがとれるそうだ。

 

前述のとおり、コオロギダシ100%。スープ1杯あたり100匹のコオロギを使用している。

コンブやかつお節、ショウガやネギなどいっさい使っていない。

「コンブを使ったらもっとうまくなりそうなんですが、今回は篠原さんのやりたいことも考えて、100%コオロギダシにこだわりました。」

と店長さん。

 

地球少年・篠原さんいわく

「いろいろ入れてしまうと、なにが美味いか曖昧になってしまう。

今回は、コオロギだけで表現できる味の限界を追求したかった。

ごまかしのきかないなかでどこまで評価してもらえるのか」

という。

 

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トッピングの揚げコオロギは、生のコオロギを素揚げにしたもの。

 

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ラーメンにトッピング。

 

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▲コオロギラーメン1,000円

 

できあがったコオロギラーメンがこちら。

名前から想像されるゲテモノ感はいっさいなく、見るからにうまそうなキレイなラーメンだ。

揚げコオロギ、コオロギワンタンのほかに、チャーシュー・三葉・しょうが・木の実がトッピングされている。

「コオロギがコンセプトなので海のものはつかわずに、山のものでまとめました」とのこと。

 

●コオロギラーメン、ウマい! ウマすぎる!

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▲コオロギラーメンを実食

 

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ウマい。文句なしにウマい!

食べられる食べられないの範疇は余裕で超えていて、単純に食べ物としてウマいのだ。

事前説明がなければ、昆虫が使われているなんて気づけるはずがない。

 

100%コオロギからとったダシに、塩だれをブレンドしたスープ。

一般的なラーメンでいえば、煮干しダシのスープに近い。

コオロギから染みでた味わいなのか、すこしばかり後味がスモーキーだ。

 

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▲コオロギワンタン

 

コオロギワンタンは鶏むね肉1:粉末コオロギ1にネギをたして、塩コショウで味つけしている。

「なるべくコオロギの味がするようにシンプルにつくった」とのこと。

匂いはすこしエビっぽいのかな。これもまたウマい。

コオロギラーメン、ほんとにアリじゃないか!

 

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▲コオロギめし 350円

 

コオロギめしも頼んでみた。

粉末にしたコオロギでダシをとって、みりんなどと一緒に炊いたもの。

コオロギの甘露煮をのせて完成だ。

あっさりとした上品な炊きこみごはんで、コオロギラーメンとの相性もいい。

 

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▲殿様プリン 250円

 

締めのデザートは殿様プリン。

トノサマバッタの粉末をまぜたプリンなのだが、これもウマいの。

トノサマバッタの草の香りが、緑茶や抹茶に近いかんじ。プリンと合わせたら和風な味わいだ。

虫料理食ってウマいウマいって書いてたら「ほんとかよ?」とおもわれるかもしれないが、マジでうまいんだからしょうがない。

 

▲コオロギラーメンはこうやってつくられる

 

今後の展望を、篠原さんはこう語る。

「ひきつづきコオロギラーメンの開発には力を入れていきます。

虫は意外にも味のクセが強くないので、どんな料理とも合わせやすい。過去には、虫フレンチ、虫和食定食、虫中華も販売してきました。

ラーメンにかぎらずあらゆる可能性に挑戦してゆきたいので、興味ある方は気軽に連絡いただけたら嬉しいです!」

とのこと。

新しいことに挑戦した飲食関係者の方々、昆虫食はいかがでしょう。

 

◎取材・文:松澤茂信(Twitter)

「東京別視点ガイド」「世界別視点ガイド」の編集長および観光会社「別視点」の代表。各種専門家をガイドに、体験型タモリ倶楽部みたいなツアーを月5~6本運行してます

 

◎撮影:齋藤洋平(Instagram)

観光会社「別視点」副代表。観光カメラマン。

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