秋葉原のど真ん中!ビルのなかでサバゲーをやってきた

2017/1/14 19:01 ネタりかコンテンツ部

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▲歩行者天国してる中央通りから、ちょっと脇道にはいったビルの2階だ

 

秋葉原駅に大きなサバゲ―フィールド「ASOBIBA」があることをご存じだろうか。

オープンは2015年2月。障害物に隠れひそむサバゲープレイヤーがごとく町にうまく同化していて、つい最近その存在を知った。

歩行者天国をしてる中央通りからすこし脇道に入ったところ。駅前から歩いて5分もかからない好立地。ビルの2階を1フロアぶちぬきで使っているインドアフィールドだ。

 

筆者も過去に1度だけサバゲ―をやったことがあって「こりゃあおもしろい!」とおもいつつ、フィールドのほとんどが郊外で遠く、面倒臭くて数年間やらずじまいであった。

こんな秋葉原のど真ん中でやれたのか。

 

●秋葉原のビルの中に現れた戦場!

 

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▲ASOBIBA担当者・正嵜さんからお話しをうかがった

 

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▲マスクをつけているだけで、極限状態での取材といったムードになる

 

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▲障害物で奥まで見通せないが、フィールドは20m×40mとけっこう広い

 

フィールドの広さはおおよそ20m×40m。

ビルの内部といっても、1フロアぶちぬきで使っているのでかなり広い。

自分自身は広範囲に狙えるが、敵からは見つかりづらい”強いエリア”を常連さんが見つけてしまうので、ちょくちょく配置換えをしているそうだ。

 

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▲弾の威力でべニアはボコボコだ

 

立地が立地なのでコスプレをしてくるお客さんも多いとか。

ラブライブのファンが集まり、ラブライブの音楽をかけて撃ち合う「サバライブ」という企画もある。

ASOBIBAでの企画ではないが、銃をあまり撃たずに斧をふりまわす「世紀末サバゲ―」、銃を持たずに旗だけもってラッパを吹いて突撃「全員やられて撤退するショートコントみたいなサバゲ―」も外では開催されているらしい。

サバゲ―って、こんなに独自進化してたのか……。

 

 

●「あだなが”神”の常連さんがいます」

 

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▲マスクをはずした担当者の正嵜さん

 

-サバゲ―フィールドって郊外のだだっ広い野原とかのイメージだったんですが……

 

正嵜さん(以下、正):実際、そういうところが多いですよ。全国180ヵ所ほどあるフィールドのうち、50ヵ所ほど千葉にかたまってるんです。千葉はサバゲーの聖地ですね。

広くて楽しいんですけど、遠いし車じゃないと行きづらいのがネックです。

 

-わたしがはじめてやったのも千葉の山の中でした。

 

正:わたしもそうです。いまの代表に誘われて、4年前に初めてサバゲーやったらどっぷりハマってしまって。

「いっそ近場で作ったら好きなだけ楽しめるよね」とサバゲー友だち6人で、東京八重洲にあるビルを1ヵ月半の期間限定で借りました。

 

-いきなり東京駅ですか!

 

正:大門でビルを借りたときもそうなんですけど、取り壊しがきまっていたり、期間限定だったり、ほかの借り手がつきにくいところを探していたんですよ。

サバゲーフィールドだとそれほど設備投資が必要ないので、すぐにはじめられるし、すぐに撤退できますから。

 

-なるほど。

 

正:大門駅の銀行が入っていたビルは、取り壊しまでの4か月間だけ借りましたね。設備をそのまま使って、銀行強盗戦やってました。

 

-カウンターとか本物ですもんね! めちゃくちゃ面白そう!

 

正:この秋葉原のビル1階には、アイドルが歌って踊る施設が入っていたので、音が気になりがちな一般的な会社のオフィスとしては使いづらい。でも、私たちにはうってつけの条件だったわけです。

こちらもうめき声や雄たけびをあげてしまいますから。

 

-どういうお客さんが多いんですか?

 

正:半分くらいがはじめてサバゲ―やる方ですね。女性のお客さんも比較的多くて2割ぐらいですね。

アクセスがいいので、はじめての女性を連れてくるのにちょうどいいでしょうね。

 

-プライベートでもサバゲーをやりに行くんですか?

 

正:スタッフもプライベートで遊びにいきますよ。そういうときは、軽装でいくんです。

 

-え? なんで軽装?

 

正:当たっても死なない人をサバゲ―界隈では”ゾンビ”っていうんです。

当たったのがわかってゾンビになる人もまれにいますけど、たいてい服の厚いところに当たって気づかないんですよ。

でも、われわれフィールド運営者がよそでズルしてると思われたらマズイので、なるべく軽装でいって気づきやすいようにしてるわけです。

 

-ああ、自分がゾンビにならないための対策なんですね!

 

正:逆に敵が当たってることに気づかないなら、首など当たるとわかりやすい薄手の場所を狙うんです。

 

-ガンシューティングにあるヘッドショットってほんとに有効なんですね。

常連さんのなかに半端じゃなく強い人もいるんですか?

 

正:あだ名が「神」の常連さんがいますよ。ケタ違いに強い。指さし確認ぐらいの気楽さで、敵を一発で仕留めていくんです。

体の出し方も薄いですし。

 

-薄い?

 

正:障害物から身をのりだして撃つんですけど、その出る幅が少ないと「あの人、薄いなー」というんです。敵から狙われにくいんですよ。

反対に出る幅がデカい人は「ガバガバ」もしくは「ガバ出」とかいわれますね。

 

-ガバガバっておもわれたくない。

 

●フリー参加戦で知らない人たちと戦闘しよう!

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▲フリー参加戦のルール説明をしてくれる

 

めいめい集まった参加者たちを、2チームにわけて戦う「フリー参加戦」にもまざってきた。

フリー参加戦は16時~22時まで最大6時間遊びつづけることができる。

 

まずはルール説明。

フィールドエリアではマスクを必ずつけるなどの安全説明から、「敵が気づいてない状態で肩を2回たたいてフリーズといえばHIT扱い」などのゲーム説明まで一通り教えてくれる。

 

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▲レンタルした装備一式

 

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がっちり迷彩服を着こんで戦闘意欲があがってきたが、「初心者のほうが上下レンタルで迷彩服を着てる。私服で軽装の人のほうが逆にヤバい」のだそうだ。

「軽装組はファッションを楽しむより勝ちにいってるし、どうせ弾当たらないから軽装で平気と思っている」とのこと。

軽装組に気をつけよう……。

 

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使い勝手のいいハンドガンをレンタルした。

マシンガンや散弾銃も使用しても大丈夫だが「弾数は100発まで」というルールなので、複数の武器にうまく振り分けるのが重要。

 

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銃だけじゃなく手りゅう弾やクレイモア(地雷)もあるんだね。

 

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初心者向けにスタッフさんが銃の使い方から講習してくれる。

 

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「当たったらHIT!と叫んでフィールドから出てください。じゃあやってみましょう」と2人1組で弾をあてる練習。

この記事の撮影をするカメラマンと組んだ。

「痛くないようになるべくお腹を狙ってあげてくださいね~」とスタッフさんが説明していたのだが、おもいっきり顔面を撃たれ”意志”を感じた。

 

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▲説明をメモする姿が通信兵っぽい。

 

●いざ、戦闘開始!

 

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ルール説明、射撃訓練が済んだら、さっそく実践投入だ。

フィールドエリアに進んでいく。

 

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▲銃をかまえスタートを待つ味方たち

 

計40名ほどの参加者を2チームにわけ、敵陣の電子フラッグを奪いとる「フラッグ戦」だ。

1ゲームの時間は5分間。時間内にどちらもフラッグを取れなければ引き分けだ。

 

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自陣の一番奥におかれた電子フラッグ。ボタンを押すと音が鳴る。

むりやり走りこんで奪いとれないように、栓のある箱にしまわれている。

 

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スタートの合図とともに、障害物の陰にかくれて敵の配置を確認する。

個人の力より連携が大事なフィールド設計なので、味方でじりじりラインをあげていくのが基本的な戦略。

横からの攻撃に弱いフィールドなため、1人だけ突出しても横から撃たれてしまうそうだ。

 

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交戦中の味方たちが「真ん中、ドラム缶うしろに1人!」「左板に1人!」などと把握した敵の位置を伝えあっている。

攻防ともに敵がどこに潜んでいるかの情報が重要だ。

 

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ダッシュやローリングはNGなので、ゆっくりじわじわ敵陣にちかづく。

 

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おおむね敵の配置がわかったので、勇気をだして立ちあがり、一気に敵陣へと距離をつめたが……

 

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あっさり撃たれて「HIT!!」とさけび退散。

どこから撃たれたのかすら分からなかった。

 

室内で大きな動きはしないとはいえ、1時間半ほど遊んだらけっこう体が疲れていた。

気楽にサバゲ―を楽しみたいなら、秋葉原のビルでいかがでしょうか。

 

 

 

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◎取材・文:松澤茂信(Twitter)

「東京別視点ガイド」「世界別視点ガイド」の編集長および観光会社「別視点」の代表。各種専門家をガイドに、体験型タモリ倶楽部みたいなツアーを月5~6本運行してます

 

◎撮影:齋藤洋平(Instagram)

観光会社「別視点」副代表。観光カメラマン。

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