観光にピッタリ!? ベトナムのゲーセンは中古ゲームの宝石箱や〜!

2017/1/5 19:01 ネタりかコンテンツ部

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みなさま、こんにちは! ベトナム在住ライターのネルソン水嶋です。

 

え、銃を構えるなんて物騒だって? 違うんですよ~。みなさんお察しかもしれませんが、これは……、

 

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ゲームです!

 

このゲームは、1999年に稼働した「サイレントスコープ」! スナイパーになりきって、敵を狙撃していくガンシューティングです。高校生の頃に毎日のように遊びました。

 

隣でずっとヤンキーっぽい兄ちゃんに見られていて、「人生初のカツアゲか……!?」と違う意味での緊迫感のなかでプレイした後、「めっちゃ上手いやんけ~!」と褒められたことも良き思い出です。

 

さて、2017年の今、どうしてそんな昔のゲームがあるかというと……、

 

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ここがベトナムのゲームセンター(以下、ゲーセン)だからです!!

 

 

ベトナムのゲーセンは中古ゲームの宝庫!?

実は、ベトナムにはゲーセンはあるもののアーケードゲームが国内で製造されておらず(未確認なだけで例外はあるかもしれませんが)、店舗には日本や中国のゲーセンの入れ替えで型落ちとなった中古ゲームが並んでいるのです。

 

そのため、ゲーセンに入り浸った時期もある私にとって懐かしいゲームがたくさんあります。

 

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1998年に稼働開始した「タイムクライシス2」も!

 

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2005年に稼働開始した「ザ・キング・オブ・ファイターズ XI 」も!

 

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2009年に稼働開始した「頭文字D ARCADE STAGE 5」も!

 

活躍した時代はまばらながら、日本のゲーセンから消えたゲーム機は、こうして海を越えて異国の人々を楽しませていたというわけですね!

 

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17年間現役となると、筐体(フレームを含めた外装)はもうボロッボロ。銃を構える際にヒジを置くところがバッキバキに割れています。何千、何万ものヒジがここに置かれてきたのでしょう。

 

 

かつてのゲーセン戦士たちが集結

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左から、タケさん、なべさん、たぶさん

 

これだけ懐かしいゲームがあるのなら遊ばない手はない! ということで、ベトナム在住の「元ゲーセン戦士」たちに集まってもらいました。

 

私「昔、どんなゲームで遊んでましたか?」

なべさん「もっぱら『鉄拳』ですね」

タケさん「私も『テッケナー』です」

私「テッケナー?」

タケさん「あぁ、鉄拳好きのことをテッケナーって言うんですよ」

私「なるほど。たぶさんは?」

たぶさん「俺は単純におもしろそうだからついてきただけ」

私「エピソードないのかよ!」

 

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なお、ベトナムでは硬貨が流通していないので(存在はするが使われていない)、ゲーセンでは専用のコインを購入して使います。店舗にもよりますが、どこも1枚当たり3500ドンから4000ドン(およそ18~20円)で、ほとんどのゲームが1プレイ2枚。つまり、1プレイ40円程度です。うーん、安い!

 

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私「あ、ストツー(ストリートファイターII)だ」

タケさん「違います。それ、スパフォー(スーパーストリートファイターIV)」

 

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ちょうど少年がプレイしていたので、対戦してみることに。

 

ゲーセンのアーケードゲームをプレイしたことのない人のために説明しておくと、格闘ゲームなどは店内にいる相手と対戦できたりします。

 

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タケさんが少年に勝負を挑む。しかしながら、少年の巧みなザンギエフ(キャラ名)さばきに……、

 

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あえなくKO!!

 

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めちゃ見てる。

 

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めちゃあおってくる。

 

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タケさん「次は負けませんよ。大人として世間の厳しさを思い知らせてやりましょう」

 

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やっぱりKOされた!!

 

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そしてグイグイとあおってくる!

 

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タケさん「少年と同じくザンギエフをチョイスしましょう。今度こそは叩き潰す……!」

 

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しかしながらやっぱりKO!!

 

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さっきからおめーあおりすぎだろ!! ひょうきんか!!

 

 

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このあと少年にいろいろレクチャーしてもらいました。言葉は通じていませんが、ゲームを通して国際交流に華が咲いた瞬間です。

 

 

ゲーセンにまつわる思い出

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私「ゲーセンにまつわる思い出とかあったりします?」

なべさん「僕は地元の阿佐ケ谷のゲーセンに行ってたんですけど、いつもいる人とは、あまり会話はしなくても顔見知りになってましたね」

タケさん「わかるわかる」

なべさん「全然喋ったことないのに、プレイ後に名前呼ばれて『お疲れ様です』って缶コーヒーもらったり(笑)

私「え、なんで喋ってないのに名前わかるんですか」

なべさん「プレイヤー名ですね、カードに登録するので相手の画面に表示されるんですよ」

私「ほー、そんな仕組みになってるんだ。おもしろいなぁ」

タケさん「あとは、遠出したら必ずその土地のゲーセンでスコアをチェックしてましたね。その土地のレベルを調査すると楽しいんですよ」

なべさん「他のテッケナーのプレイをうしろから覗いて、『これなら勝てるな』とか思ったりするんですよね!」

タケさん「そうそう!」

私「話についていけないわ」

 

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ゲーセンの入口には、少しでも独自色を出そうと提灯がぶら下げられていました。

 

なべさん「あとはゲーセンに行くと彼女に怒られるとか。だから彼女の目を盗んで行くんです」

タケさん「仮に彼女と行ったとしても、1階までなんですよね」

私「なんで1階までなの?」

タケさん「1階にはプリクラやクレーンゲームがあるから! 女性でも入りやすい」

なべさん「2階から上は、アーケードゲームに熱中する野郎たちの世界ですからね

私「そういえば私も、よくやってたガンシューティングゲームが1階から2階に移動させられて、格下げを感じて悲しくなったことがある。階が変わると別世界になるのは全国共通なのかな」

 

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バスケのゲームもあった。私がプレイしたところ、壁の反対側まで投げてしまった。

 

タケさん「テッケナーの世界では、『木人(モクジン)を使う人はめちゃ上手い』っていわれてるんですよ」

私「モクジンって何?」

タケさん「木人は『木彫りの人形』なんですけど、他のキャラのモノマネができるコピーキャラなんですよ。で、どのキャラの動きや技をコピーするかはランダムで決まるんです。だから、全キャラの操作を把握している人しか使いこなせない」

私「なるほど、おもしろ……!」

なべさん「自分が使うキャラの操作をマスターしたら、あとはほかのキャラのコンボをいかに覚えるかが重要」

タケさん「最終的には、1フレーム(1/30秒または1/60秒。つまり一瞬)の読み合いになってくるんですよね!」

なべさん「そうそう!」

私・たぶさん「全然分かんねぇー」

 

 

ベトナムのゲーセン珍百景!?

人によっては懐かしい思いに浸れるベトナムのゲーセンですが、それ以上に、日本ではお目にかかれなさそうな発見がたくさんありました。控えめに言っても8つあったので、ざっと紹介したいと思います!

 

【珍百景1】マッサージチェアがある

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保護者向けに、ゲーセンの近くには必ずマッサージチェアが常設してあります。

 

 

【珍百景2】1台で400以上のゲームが楽しめる

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これは表示言語から察するに中国からの輸入品だと思いますが、

 

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400タイトル以上のゲームが選べちゃう……!!

 

 

【珍百景3】筐体と中身が一致していない

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一見、「バーチャファイター」なのだが……、

 

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中身はパズルゲーム……?

 

 

【珍百景4】おそらくアウトなぬいぐるみがある

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ピカチュウがいました。そっくりさんかもしれない。

 

 

【珍百景5】細長いチケットが出てくる

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メダル落としをやってみると……

 

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やたら細長いチケットが出てきました。

 

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メダルゲームはプレイ回数に応じてチケットが発券されるらしく、これを景品コーナーに持っていくと……、

 

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消しゴムをもらいました。

 

 

【珍百景6】壊れている

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私にとって懐かしいガンシューティングもありましたが……、

 

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ここしか撃てない!!

 

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信じてもらえないかもしれませんが、このクレーンは開きませんでした。

 

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これはガンコントローラを収納するパーツがなかったためか、

 

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無理やり開けたと思われる穴に「直挿し」でした。

 

 

【珍百景7】うさぎのお尻が超セクシー

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ゲーセンの入り口にいたうさぎのお尻が超セクシー!

 

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大阪のビリケンさんの足裏ばりに触っておきました。

 

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そのほかにも内装がいろいろと謎めいていた。

 

 

【珍百景8】◯ッキーが拘束されている

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世界的に有名な「この方」ですが、

 

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腕が拘束されてました。

 

 

以上、珍百景8連発はいかがだったでしょうか?

 

このように、タイムトラベルに浸れるだけじゃなく、いろいろと楽しめるベトナムのゲーセン。ベトナム旅行の際に「よし、ゲーセンに行こう!」なんて思わないかもしれませんが、好きな人は好きなはず!

 

現地の大型デパートに入っていることが多いので、ぜひ行ってみてください~!

 

 

後日、テッケナーのお2人は……

結局一番思い入れのある鉄拳ができなかったテッケナーのお2人は、後日……、

 

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ゲーセンで鉄拳のゲーム機を探し当て、ひとしきり対戦にふけったようです。見上げた執念……!!

 

(おわり)

ネルソン水嶋+有限会社ノオト

ベトナム在住のライター。現地のマニアックな魅力を伝えるウェブマガジン「べとまる」(外部サイト)で活動中。そのほか、ガイドブックやイベントなども企画。

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