バンギャの男版「ギャ男」って何者なの? 本人に聞いてみた

2016/12/22 19:01 ネタりかコンテンツ部

こんにちは、三十路バンギャのひにしです。

 

突然ですが、問題です。

 

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ヴィジュアル系バンド(以下、V系)が好きでライブなどに通う女性ファンのことを「バンギャ」や「バンギャル」と呼びますが、では、V系好きの男性ファンのことをなんと呼びますか?

 

正解は……

 

 

 

 

 

ギャ男」でした。

 

ギャルなのか男なのかよくわからない呼称ですね。ただ、一口にギャ男といっても、実はその定義付けがなかなか難しいのです。

 

V系が好きなだけではギャ男ではなく、V系バンドをやっているからといってギャ男というわけでもない。「じゃあ、ギャ男ってどんな人?」と聞かれると、なんとも説明が難しい……。

 

でも確実に「あの人、むっちゃくちゃギャ男だな〜」という人はいるのです。う〜ん、もどかしい!

 

というわけで今回は、ギャ男の定義を明確にすべく、ギャ男に直接会って話を聞いてきました! はたして、納得のいく定義は完成するのか……!?

 

 

そもそも、バンギャが思うギャ男のイメージとは?

まずは、私の周りのバンギャたちに「ギャ男のイメージ」を聞いてみました。

 

最近では、髪型や服装をV系バンドのメンバーに寄せている完成度の高いギャ男もいます。が、そういう人たちではなく、ファンの男性たちを見渡していて多いと感じるギャ男の特徴を集めてみました。結果はこちらです。

 

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外見に関するイメージがほとんどですね。

 

「これに5つ当てはまれば、どこに出しても恥ずかしくないギャ男だね〜!」と、ひとしきり盛り上がりました。バンギャのみなさんには共感していただけるのではないでしょうか……!?

 

 

イメージどおりのギャ男を探す

ギャ男を判別する一番のポイントは「見た目」だとわかりました。

 

そこで次は、バンギャの友人数名と「これぞギャ男!」という人がいないか、インターネットを駆使して画像を収集することに。すると、あることに気づきました。

 

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同じ男性の写真ばかりだ……!

 

ご本人がTwitterをやっていたので連絡を取ってみたところ、直接お話を聞かせていただけることになりました。懐が深いぞ! ギャ男!

 

 

お話を伺ったギャ男さんはこちら!

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ゆらさん@vykcprsay

 

【ゆらさんのプロフィール】

23歳。学生時代から全国津々浦々のライブに参戦しており、年間のライブ参戦本数は60本を超えることも。「V系は生き甲斐! 酸素! 存在理由!」と語る。

●V系好きになったきっかけのバンド:Acid Black Cherry(以下、ABC)

●初めて行ったライブ:ABCの大阪城ホール

●現在の本命のバンド:AvelCain(アベルカイン) ※2016年7月27日解散

●好きな箱(ライブハウス):高田馬場AREA

●好きなファッションブランド:CIVARIZE、MIDAS、Xfrm、JURY BLACK

 

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ゆらさんがいつも洋服を購入しているという、渋谷の「109MEN’S」前にて撮影。「ギャ男はどこで服を買っているのか」という疑問が1つ解消されました。

 

ひにし「そういえば、yasu(Janne Da Arc / ABC)が109MEN’Sの大きなポスターの広告になっていたことあるなぁ……。というかABCのライブって、いわゆるギャ男っぽい人が多いイメージあるわ」

 

 

今日のコーデのポイントは?

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ゆら「レザーパンツとライダースですね。真冬の大雪が舞う北海道の遠征もこれで行きましたね

 

ひにし「やっぱりレザー! ゆらさんってオバンギャの私がイメージするギャ男そのままの格好をしていらっしゃるんですよね」

 

ゆら「でも、僕ってギャ男の王道ではないと思うんですけど、この企画大丈夫ですかね?」

 

ひにし「個人的には見た目は王道ど真ん中のギャ男だと思うので大丈夫です。まずはいくつか質問させてください」

 

 

ギャ男に対する疑問をぶつけてみよう

【疑問1】ライブハウスの後ろの方で、腕組んでライブを見てる?

 

ひにし「ギャ男って、ライブハウスの後ろの壁にもたれかかって腕組みしてステージを見ていたり、控えめに拳を上げたりするイメージなんですが、ゆらさんもやっぱりそんな感じですか?」

 

ゆら「僕は真逆で、最前につっこんでいくし、咲くし(※1)、本命の麺(メンバー)にはハートも飛ばすし(※2)、振り付けも完璧なタイプです」

 

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(※1)咲き……推しているメンバーの方向に手を広げる。好きなメンバーが動けばその方向に体の向きを変えたりする

 

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(※2)ハート飛ばし……好きなメンバーに向けて、手でハートマークを作る

 

ひにし「咲いてハートも飛ばすって、それはもう『バンギャ』ですよね。男だけど……」

 

ゆら「ワンマンライブとかで後ろの壁にもたれて腕組んで見ているギャ男は、正直意味わかんないですね。対バンイベントでそれをやるのはまだわかるけど……」

 

ひにし「なるほどね……。ゆらさんが、ギャ男の王道ではないって最初に言った意味がわかった気がする……」

 

 

【疑問2】チェキは買うの?

ゆら「僕はめっちゃ買いますね。本命だと50枚(1枚500円前後)とかは余裕で買っていると思います」

 

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ゆらさんの私物のチェキ。バンドにとって大切な収入源となるチェキ販売は、V系だけでなく、アイドルなどにも文化が根付いてきている。チェキはくじ引きのように箱の中から選ぶため、好きなメンバーのチェキを引けるとは限らず、ギャンブル要素も高い。Twitterなどで「チェキ交換」が頻繁に行われている。

 

ゆら「チェキだけじゃなくて、ファンレ(ファンレター)も書くし、インスト(※3)もむちゃくちゃ回りますよ」

 

(※3)インスト……インストアイベントの略。レコード店などの敷地内で行われるイベントのこと。新譜が出ると、バンドメンバーが同じ日に複数の場所でイベントを行うため、ファンも一緒に行脚することが多い。場所によって購入特典が異なるため、ファンたちも分刻みのスケジュールでイベントをめぐる。

 

ひにし「なるほど……。ますますバンギャだ……」

 

ゆら「ライブで咲いたり、ハートを飛ばしたりってのも含めて、僕はギャ男の中ではすごい少数派だと思います。こんなやつは5%もいないんじゃないでしょうか(笑)」

 

ひにし「たしかに。ということは、裏を返せば95%以上のギャ男は後ろで腕組んでライブを見ているし、チェキとかはあんまり買わないってことですよね。イメージ通りなのかな」

 

 

【疑問3】バンドはやりたくないの?

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ひにし「V系ファンの男性はバンドを組んだりギターを始めたりするイメージがあるんですが、その辺はどうですか?」

 

ゆら「僕の場合、大学時代に一時期バンドを組んでました。the GazettE(ガゼット)の戒くんに憧れて。ドラムでしたね」

 

ひにし「あ、そうなんだ。バンドは今でも続けているの?」

 

ゆら「すっぱり辞めました

 

ひにし「なんで辞めたの?」

 

ゆら「自分のバンド活動が忙しくなったせいで、僕の好きなバンドのライブに行けないことが続いてしまって。そんなさなかに、その好きなバンドが活動休止しちゃったんですよね。バンドはナマモノだから、行けるときにライブに行くことは自分のバンドを続けることよりも大事だと気づきました。僕はバンドをやるんじゃなくて、追いかけていたいんだなと」

 

ひにし「聞けば聞くほど、ゆらさんがバンギャと同じ思考回路ということはよくわかってきました」

 

ゆらさんを見た目で判断してギャ男の王道だと思ったのに、中身は超バンギャな人でした。

 

 

ゆらさんのギャ男ポイント

●ライブではカラコン装用で行く

●カラコンの大きさは15mmがベスト。アメ村の地下の店で買っている

●シルバーアクセではなく、ブラックシルバーアクセを愛用

●V系以外は聞かない

●洋楽は聞かない(何を言っているかわからないから)

●EXILEは嫌い

●タバコと香水は、本命の麺(メンバー)と同じもの

 

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ゆらさんのライブ参戦時の服装。

 

ひにし「いやー、ゆらさんがこんなにもバンギャなギャ男だったとは予想外だったけど、逆にすごく希少な人に話を聞けた気分です。でも、最初に話したような王道のギャ男が多いのは確かなんだよね?」

 

ゆら「そうですね。最初に断っておきましたけど、僕、一般的なギャ男じゃないですよね?」

 

ひにし「たしかに。でも、要所要所はすごいギャ男な感じでしたよ!」

 

 

まとめ

今回取材してみて、ギャ男には大きく分けて2つのタイプがいると感じました。

 

【タイプ1】音楽のジャンルとしてV系が好きなギャ男

→麺(バンドのメンバー)になるか、とりあえず楽器をやる(ギターが多め)

 

【タイプ2】V系が人生になっているギャ男

→ファンとしてバンドに熱狂する

 

ゆらさんは完全に後者だったのでしょう。そして、バンギャの多くも後者。だから、ゆらさんは“バンギャみ”があふれていたのだと思います。

 

今回、バンギャが思うギャ男のイメージを本人に直接ぶつけてみて、イメージどおりで納得したり、逆に意外な点も知れたりしました。直接対話するって大事ですね。今度は壁に寄りかかっているギャ男にもお話を聞きたいところ!

 

ちなみに、ゆらさんにはまったくそのつもりはなかったそうなのですが、我々オバンギャ世代にとって「ゆら」と聞くと、Psycho le Cému(サイコルシェイム)のドラムの「ゆらさま」ことYURAを連想してしまうので、脊髄反射で何度も「ゆらさま~」と呼びそうになりました。

 

私、骨の髄までバンギャが染み込んでいるわ。

 

 

(おしまい)

 

ひにしあい(Twitter:@sunwest1 )+有限会社ノオト

本業はSEOの非常勤ライター。好きな本は路線図、好きな音楽はビジュアル系。特技はカラオケ芸。嫌いなものは犬好きを装う女。スクールカーストは常に2軍。女ならではのあるあるを試し続ける人。トゥギャッチ(外部サイト)や、コネタ – Excite (外部サイト)で活動中。個人サイト「hinishi.com 」。Twitter IDは@sunwest1 

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