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ファッションの「今年の流行色」ってどう決まるの?日本流行色協会に聞く

2016/11/18 19:01 ネタりかコンテンツ部

ファッション雑誌などを見ていると、よく今年の流行色やトレンドカラーが出てきますよね。でも、流行色って誰がどうやって決めているんでしょうか。

「一般社団法人 日本流行色協会(JAFCA)」さんにお話を聞きに行って来ました。季刊誌『流行色』の編集長で、広報担当の大野礼子さんに、「世にいう流行色とは何か」を根掘り葉掘り聞いてきましたよ。

 

流行色は2年前に決まっている?

── 「流行色(トレンドカラー)」は誰のためのものなのですか?

そもそも流行色の選定というのは、ファッション業界に向けて始められたものです。春夏、秋冬のコレクションに合わせて、年に2度、トレンドカラーが選定されます。私どもは会員制の組織ですから、JAFCAの会員の方が製品を作る際の拠り所にしていただけるように、カラーの方向性を提示しているわけです。最近は、ファッション業界だけでなく、物作りをされているさまざまな業界に会員が広がっています。

 

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── 「流行色(トレンドカラー)」は、いつ決まるのですか?

流行色の選定は、その年の2年前に行います。ファッション業界は、糸⇒布地⇒縫製⇒販売という一連の流れが、「川上から川下へ」という川の流れに例えられるように、糸から作り始めて、製品が一般消費者の目に触れるまでには、ある程度の時間が必要なので、それぐらい前に始めるのです。今はまさに2018年の秋冬の流行色選定のための準備をしているところです。

 

── 「流行色(トレンドカラー)」は誰が決めているのでしょう?

まず、シーズンの2年前に、世界16カ国の代表が集まった「インターカラー(国際流行色委員会)」で、それぞれの国が「流行色」を提案し、共通項を探って、一つの情報としてまとめます。

その後、「インターカラー(国際流行色委員会)」で選定された色を基に、デザイナーや企画、マーチャンダイザーなどの専門委員が、日本の市場を考慮したうえで、いくつかの方向性の「国内市場向けカラー(JAFCAカラー)」を選定、会員に発信します。これがシーズンの1年半前。世界各国で素材の展示会が開かれるのもこの頃です。川の一番川上にあたる部分ですね。

 

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── ファッション雑誌でよく見かける「今年の流行色」と、国内市場向けカラーは違うということなのですね。

シーズンの1年前頃になると、「国内市場向けカラー(JAFCAカラー)」を参考に、商品が企画、商品化されます。どの色をどう使うかはデザイナーの腕の見せどころですね。シーズン半年前には、各国でコレクションが開催されます。

それを見た記者やファッションブロガーさんなどが、あちこちの媒体で「今年は赤が新鮮」や「プラダで出していたピンクがすごくいい」など、具体的に「流行色」を絞り込んでいくんですよ。今回お尋ねの「流行色」は、このレベルのことだと思います。

私どもが発信するのは、一般の方に向けてというよりは、あくまでも、もの作りをされている方に参考にしていただくための流行色の方向性です。

 

── 2年後に流行る色がわかるのですか?

その色を提示する2年先の時代の人びとが、どのような気持ちでいるか、どのような志向を持っているかということを、現状を踏まえながら考えています。

色は人の心に直接訴えかけるので、人の気持ちに沿っていないと、受け入れてもらえませんからね。 例えば、ニューヨークで同時多発テロが起きた頃のトレンドカラーは、80年代調の過激で派手な色だったんです。しかし、テロ後のニューヨークコレクションでは、そのトレンドカラーを使わず、白一色の作品を発表したデザイナーがいました。これは、色が人の気持ちにダイレクトにつながっている一例だと思います。

とはいえ、あくまでも「流行色(トレンドカラー)」ですから、そこには、何かしらの新しさも必要になります。

 

生活に流行色を取り入れるには?

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── 一般のひとは、どのように「流行色(トレンドカラー)」を生活に取り入れていけばいいのでしょうか?

色には、白・黒・紺・茶色・ベージュというベーシックカラーとアクセントカラーがありますから、それを上手に組み合わせていけばいいと思います。 白や黒をベースにする場合は、濁りのないきれいな色が合いますね。茶色をベースにするなら、ちょっとくすんだオレンジ系の色が合わせやすいです。

以前、ビタミンカラーが流行りましたが、たとえば、全部をその色にするのに抵抗があるなら、小物などにビタミンカラーを取り入れればいいと思います。 また、同じ黒でも、素材が変われば、表情も変わります。2016年の秋冬でも、改めて黒を見直そうとさまざまな黒を提案しています。

よく、「選択肢が狭められるので、決められた流行色に乗りたくない」という声を耳にしますが、私たちは常に「今、市場にない色や組み合わせ」を提案しています。つまり、選択肢を狭めるのではなく、逆に選択広げているということになると思うんです。 皆さんにもうまく流行色を取り入れていただきたいですね。

 

── ありがとうございました。

 

まとめ

現在、「一般社団法人 日本流行色協会(JAFCA)」さんのWebサイトには、レディスウェア、メンズウェア、プロダクツ&インテリアの3分野で、2016年秋冬のカラートレンドの方向性が掲載されています。この情報を基に、それぞれの企業が、商品を企画、商品化し、それを、業界の記者やブロガーさんたちが、「今年はこの色!」と、さまざまなメディアで発信しているというわけ。私たちが見聞きするのは、なるほどここなんですね。

すでに会員向けには、2018年の春・夏の流行色(トレンドカラー)が届けられているそうです。そして、一般向けには、2017年の春・夏の情報も発表される頃。どんな色がどう組み合わされているのか、どのように商品に活かされていくのか、今から楽しみです。

 

(たなかみえ)

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