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終わりなき女子会にピリオドを打つため、哲学者をぶち込んでみた話

2016/9/29 19:01 ネタりかコンテンツ部

ライターの熊谷(@kumagaimanato)と申します。いつも喫茶店で仕事をしながら、どこからか聞こえてくるキャピキャピした女子会トークに人知れず聞き耳をたて、一人ニヤニヤしながらヨダレを垂らしています。女性の皆さんは、喫茶店に座っているニヤけ面で気持ち悪めのアラサー風男性には気をつけて下さい。私です。

 

 

ところで「女子会」って、何だか凄いと思いませんか? いつもいつも同じようなテーマで話している気がするんですが、あのエンドレス感、どういう構造なんでしょうか?

ひたすら同じテーマで同じメンバーで話していたら、どこかで「結論」めいたものが出てきて、議論の「終わり」が訪れるような気がするのですが、なぜ終わらないのでしょうか? 一体全体、何を議論をしているのでしょうか?

 

 

というわけで今回は、未曾有の体力を誇る女子会というディベートマラソンに「結論」という名の紋所を叩きつけ、エバーラスティングエンドレス無限インフィニティとも思われるオシャベリに「ピリオド」を打つ。

そんな意味不明なミッションを達成するため、考えうる限り最も強力と思われる助っ人を呼んでみました。

 

最も強力な助っ人・哲学者

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人物紹介:大竹稽(おおたけ けい)

東京大学医学部(理科三類)に入学するも、「血が怖い」という理由で中退。医学の道を逸れ、哲学者となる。専門はフランス思想史。

 

 

熊谷:先生、今日は宜しくお願い致します。東大理三を経て哲学の道を歩んだ力を存分に発揮し、是非とも終わりなき女子会に対し“哲学的観点から”鬼の一撃を喰らわせ、明確な「結論」を出し、ピリオドを打ってください。

 

哲学者:はい、お任せ下さい。素晴らしい試みですね。哲学的な結論を叩きつけて息の根をとめましょう。いつもお寺に籠って哲学の授業をしており、若い女性と話すのが久しぶりなもので、大変に興奮しております。

 

 

OL:こんにちは〜♪

 

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人物紹介:OL 3人衆(おうえる さんにんしゅう)

渋谷の肉横町を中心に活動する典型的なOLの3人組。週に2回ほど仕事後に3人で集まり、男の愚痴や仕事の愚痴に始まり性生活から結婚観に至るまで怒濤の女子会トークをエンジョイしている。

 

 

(あ、現れた……感じる、ビシバシと伝わってくる……間違い無く相当な実力……)

 

 

(女子会レベル……MAXだ……)

 

 

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OL:哲学者の先生の服装がキマり過ぎててウケるんですけど〜!

 

OL:ね、どんな人かと思ったら、超ジェントルマン風〜!

 

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哲学者:え? いや、あ、そうですか……?(照)

 

 

(かなりデレデレしているようだが、大丈夫なんだろうか……?)

 

 

(……)

 

 

本日を以て終止符を打ちたいテーマ其の一:どこからが浮気なのか

 

哲学者:さて、まず最初の議題なんですが、皆さんはこのテーマについてどのように考えられていますか? どこからが、浮気になるんでしょうか?

 

OL:哲学者の方が、いきなり真面目な顔で「どこからが浮気になるんでしょうか?」って聞いてくる光景が、まずちょっとウケるんですけど(笑)

 

OL:ね、なんかシュール(笑)

 

哲学者:いえ、私は大真面目ですよ? 大真面目です。

 

OL:浮気かあ〜

 

OL:まあ、手をつながれるのは、嫌だなあ!

 

OL:手は嫌だね、確かに〜

 

OL:お酒のノリでキス、とかは最悪許せるけど、確かに手をつながれるのは嫌かも。

 

OL:え、許せる?! それも無理だわ(笑)ただ、手をつながれる方が嫌なのは間違いない!

 

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OL:手って、普通に、つなぐ必要ないもんね! 勢いで唇と唇が触れ合うのは仕方ないけど、手って何秒も握ってないとつなげないし(笑)

 

OL:いや、仕方ないことはなくない?!

 

OL:どっちもアウトだわ(笑)

 

 

哲学者:なるほど。難しいですが、少なくとも、気持ちが入っているかのようなシグナルがあると、「よりダメ」なんですね。

では、手をつながずに2人でどこかに出かけるのはどうですかね?手は、全くつなぎません。

 

 

OL:まあ、それはいいんじゃない?

 

OL:いいけど、どこに行くかによるんじゃない?

 

OL:確かに、どこに行くかによる気がする。仕事終わりに2人でご飯食べるとかなら、友達かもしれないし許せるけど、さすがにサイパン行ってきますとか言われたら殺すしね(笑) 

 

 

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OL:確かに、場所によるよね〜

 

OL:まあ、いきなり女友達とサイパン行く彼氏はいないと思うけど(笑)

 

哲学者:「手をつながなくても、場所によってはダメ」なんですね。なるほど、これは非常に奥が深いです。研究のしがいがあります。では、「新宿」に2人で出かけるのはどうなんでしょうか?

 

OL:先生の質問と眼差しが異様にピュアで、なんか面白いんですけど(笑)

 

哲学者:学者としてお声がけ頂き、アカデミックな結論を出しにここに来てますので。こちらは、かなり真剣です。教えて下さい。「新宿」は、どうなんでしょうか?

 

OL:新宿は、まあいいかな〜

 

OL:まあ、しゃあなしって感じだよね(笑)

 

OL:うんうん。まあ、何かしらの事情があるかもしれないし、新宿で2人くらいはありえるんじゃない?(笑)

 

 

哲学者:ふむ……。新宿は大丈夫なんですね。これは非常に貴重な情報です。「新宿」は大丈夫、と。

 

哲学者:一方、「横浜」はどうなんでしょうか?

 

OL:徐々に遠くなっていく(笑)

 

OL:ウケる(笑)

 

OL:横浜は、ちょっと嫌かも。

 

OL:なんかデート感あるもんね〜横浜。

 

OL:でもまあ殺すレベルではないかなあ?

 

OL:うん、ギリギリ生かす。

 

哲学者:……なるほど。微妙もしくはややアウトのラインが横浜……と。「横浜」であれば、殺すレベルではない。恐らく生き延びる、と。

 

哲学者:では、「熱海」はいかがでしょうか?

 

OL:熱海は絶対ない。

 

OL:うん、熱海はないわ!

 

OL:熱海になってくるともう、確実にない。

 

OL:ありえないよね! ってか何で熱海行くんだって感じ(笑) OL:私を連れてけよ、私を(笑) OL:マジそれ 

 

OL:横浜とはまたレベルが違うよね(笑) OL:っていうか、横浜も行くなよって感じではある。OL:うんそれ OL:ってか、誰と行くのかの方が問題なんじゃない? OL:確かにそれはある OL:完全に友達だったら、まあ許せなくもないかも OL:まあでも説明によらない? OL:分かる。こっちが納得する説明してくれよ、と思う(笑) 

 

OL:でも説明されたからと言って許せるわけじゃないこともあるけど OL:それね OL:うん、誰と行くにしても熱海はダメ OL:うん熱海はダメだわ(笑) OL:熱海に行く理由が分からない。 OL:ってかうちら「熱海」「熱海」言い過ぎじゃない? OL:マジそれなんだけど(笑) あwk」f@ぱkw」@pらうぇ:おふぁwかをえfかおwけふぉかおえfかおこかおえk」wlf@w@w、_あ;f、えらwmfら、l、えあlめklf!!fうぇ;ああじぇま:ねあw:まゔぇおわめあwm:えわえぱwl(以下文字数の都合により省略)

 

……

 

 

哲学者:……結論は出ました。

 

 

哲学者:このテーマを、哲学的な見地から哲学的に結論づけるのであれば、恐らくこうなります。

 

 

「どこからが浮気なのか」に対する哲学者の哲学的な結論:

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熊谷:……せ、先生、なんですかこのメチャクチャな結論は。わざわざ哲学者として来ていただいたのに、こんなテキトウな感じでいいんですか?!

 

哲学者:いいんです。変に議論をややこしくしたり小難しくしたりする必要はありません。熱海はダメとのことなので、もう、熱海はダメなんでしょう。熱海は、ダメ! 絶対ダメ!!

 

 

本日を以て終止符を打ちたいテーマ其の二:男女の友情は成り立つのか

 

哲学者:では次は、こちらのテーマ。さあピリオドを打ちましょう。皆さんは、このテーマについて、どのように考えられますか?

 

OL:う〜ん、成り立つんじゃない?

 

OL:うん、まあ成り立つと思う。

 

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OL:普通にいるよね、友情を感じる男友達。なんか、2人で旅行したり、一緒に寝たりしても何もないなっていう友達。

 

OL:うん、全然いる。なんかお互いに超フラットな関係で、金銭的にも性的にも何も求めないというか。

 

OL:いるけど2人で旅行は行かなくない?

 

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OL:まあ実際には旅行しないけど、仮に行ったとしても全く大丈夫、みたいな友達。いない?お互い、特に何も求めないみたいな。

 

OL:まあ、どっちかがリターンを求めだしたら終わりだよね、金にしろ性欲にしろ。 哲学者:あ OL:え〜分かる! OL:急にせまってくる、みたいな。 OL:そうなったらもう友情とは呼べないよね。 哲学者:つまりリター OL:うん、でもそういうことってある? OL:私経験あるかも、元々友達だと思ってたのに急に恋愛っぽく相手が迫ってくるみたいな。 OL:マジで〜 

OL:男子から、いきなりそうなることはあるかもね、女子からって無くない? OL:うん女子の方が、最初に「友達」と「恋愛対象」を分けるイメージ。 OL:あ、それあるかも OL:ってかさ、普段こんな男女の友情みたいな話するっけウチら? OL:いやしないと思うw OL:え、しないよねw OL:うん、まずテーマおかしい。 OL:逆に斬新だよねw OL:何なの、このテーマw わmわえあf:あ:え、あ:m:ゔぉえあ」えlぱ、え;ゔぁ:lめあwけ:おwkwwwっwwwwwwwっっwwっwwwっWwwっっwおこげwwいjふぁあおあけおふぁこpfかぽkふぉあkふぇぽあけ@わl@らwpかうぇ:cあw:kゔぁw」pっw(以下文字数の都合により割愛)

 

 

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哲学者:……ええっと。

 

 

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……

 

 

哲学者:……このテーマを、極めて哲学的な観点から結論づけると、以下のようになりそうです。

 

 

「男女の友情が成立するか」に対する哲学者の哲学的な結論:

 

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熊谷:……せ、先生、大丈夫ですか?! 真面目にやってますか?! こんなテキトウなこと言いまくって、今後の“哲学者としての”活動に、影響ないですか?!

 

哲学者:安心して下さい、大丈夫です。全く問題ありません。「どうでもいい」だって、立派な結論じゃないですか。金輪際、やめましょう! 男女の友情がどうのこうのと、謎に語り始めるのは!

 

 

本日を以て終止符を打ちたいテーマ其の三:女性が活躍する社会とは

 

哲学者:さて、お次は比較的真面目なテーマです。皆さんは、このテーマについて、どのように考えられていますか?

 

OL:ようやく学者さんらしい真面目なテーマがきて、安心しています。

 

OL:私たち、仕事は結構真面目にやってるっていうか、真剣に取り組んでるんですよね。

 

OL:3人でよく仕事の相談とか、悩みを共有したりとかしますね。今後、どういうキャリアを歩んでいきたいのか、とか。

 

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OL:3人とも職種は違いますが、仕事に対しては前向きに頑張っている方だと思います。

 

哲学者:皆さんの「仕事を頑張ろう!」っていうモチベーションは、どこからくるんですか? 「早く結婚して、寿退社したいな〜」とか思いながら働いている方も、世の中にはたくさんいると思うんですが。

 

OL:そもそも仕事が好きだから頑張ってるっていうところはあります。

 

OL:そうだよね〜。あと、普通にお金貰ってるから頑張ってる。

 

哲学者:なるほど。今の日本には、誤解を恐れずに言えば、「男性は仕事をする、女性は子供を産んで家庭を守る」みたいな一般的な考え方があるじゃないですか。

 

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哲学者:皆さんは、それに関してはどう思われているんですか?

 

OL:性別で、仕事に関するあるべき姿を決めるのが疑問です。正直、女性で働くのが得意な人もいれば、男性で家事が得意な人もいると思うんです。それは性別差というよりは、個体による差だと思うんですよね。だから、仕事に関して、女性だから男性だからっていう議論になるのは違和感があります。

 

OL:それは、凄い分かる。女性は子供産まないといけないから、その間は仕事ができないから、って言う意見もあるけど、結局子供が要因で本当に仕事できない期間って10ヶ月くらいだと思うし、今はリモートで仕事する環境も整っているから、実際問題として男性と女性でそんなに差はないと思う。

 

 

哲学者:なるほど。じゃあ皆さんは、基本的には男性と全く同じ土俵で戦いたいと思っていて、それも理論上可能じゃないかと思っている、っていうことですかね?

 

 

OL:そうですね……。

 

OL:時々思うのは、何て言うか、女性ならではの強みというか、女性にしかない強みを活かして仕事をしたいというのがあります。それが、何なのかは分からないんですが……。

 

OL:そういうのを考えることは、私もよくあります。男性の方が絶対に得意なことってあって、でもその一方で、女性が得意としていることだってありますよね。

 

哲学者:得意な領域の、差ですか……。凄く面白いポイントですね。

 

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哲学者:少しだけ真面目な話をすると、1949年にフランス人のボーヴォワールという人が『第二の性』という本を書いて、“女性がいかに男性的な価値基準の中で虐げられているか”ということを総括したんです。

 

『第二の性』の刊行以前にもフェミニズム運動はあったんですが、この本が多くの人の目を開かせたんですね。これ以降、男女の立場に関する様々な運動が、世界中で巻き起こります。

 

現在、我々が一般的に「良い」ことだと信じている「男女平等」という基本的なコンセプトは、そういう歴史的な流れの中にあるのだと思います。

 

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哲学者:ただ、「男女平等」という言葉は凄く響きが良いんですけども、そのコンセプトに突き動かされて何でもかんでも男性と女性を同じにしていこうっていうのは、どうなんでしょう。 突き詰めると、「子供を産む」というその期間以外は、男であれ女であれ、全く同じことを同じように求められるべきだと。皆さんは、そう思いますか?

 

OL:そう、それは、何かちょっと違うような気もするんですよね……やっぱ男女ってどこまでいっても違う部分があるって言うか……。

 

OL:うん。やっぱり、女性らしく働くとか、女性らしく輝くっていう、なんとなくの願いがあるよね。男性とは違う働き方、輝き方があるんじゃないかっていう思いが。

 

哲学者:では、仕事における「女性らしさ」とか、「女性ならではの強み」って、具体的に何なんでしょうか?

 

OL:なんだろう……

 

OL:色んな人と円滑にコミュニケーションする、とか?

 

OL:まあそれはあるかも。論理的に考えるのは男性の方が得意だと思うけど、なんとなく女性の方が相手のことを思いやったりとか得意な気がする。

 

OL:あと、女子の方が精神的に強いんじゃないかなって思うこととかは、ある(笑)

 

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哲学者:なるほど。僕も、何となくそんな風に思います。女性を、男性が創りあげてきた評価基準に照らし合わせて平等に評価するというのは、少しズレた男女平等なんじゃないかなと。単に女性を男性化させるのは、偽りのフェミニズムなんだと思うんです。

 

なぜならば、男と女には、良い・悪いではなく明らかな「差異」があるからです。

 

 

OL:なんか、言わんとすることは分かるかもしれないです。

 

 

哲学者:では、“女性の強みを生かして”“女性らしく働いて”“輝く”っていうのは、具体的に、どういう状態を指すと思いますか?

 

専業主婦になって家庭に入ることでも、男性と同じフィールドで同じようにバリバリキャリアを押し進めることでも無い、どんな状況のことを指すんでしょうか?

 

 

OL:なんか、分からないなあ……

 

OL:分からないけど、そういうモデルケースになるような人が出てくるのかなあ。

 

OL:女性として仕事頑張りたいっていう気持ちは本当に強く持ってるんですけど、キャリアとの兼ね合いとか、どうするのが女性として・人間として一番の幸せなのかっていうのは、本当に毎日考え続けちゃいます。答えが出ないんですよね。

 

OL:うん、仕事頑張るぞ!って思ってても、やっぱり大好きな人と子供産んで家庭持つのが一番幸せなのかな……とか揺れ動いてしまう夜もある。 OL:いやほんと分かる。 OL:分かるわ〜、結局これといった完全なる答えが持てないんだよね。 OL:仕事も子供も捨てられない OL:いえわあvkらえm;えわえ OLかwm:f、あwれ がえ、」あwp(以下文字数の都合により割愛)

 

 

哲学者:……結論は出ました。

 

 

「女性の活躍する社会とは」に対する哲学者の哲学的な結論:

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熊谷:先生、少し真面目なテイストに変わったかと思いきや、再びイイカゲンな結論で驚きました! これで、いいんですか?!

 

哲学者:いいんです。皆さんの葛藤、それ自体に意味があると思えればいいじゃないですか。きっと、今の世界にはない新しい何かが、出てくるんだと思います。思いましょう。

それにしても、今回はボーヴォワールという単語を出したことで、哲学者としての最低限の尊厳を保てて良かったです。

 

 

本日を以て終止符を打ちたいテーマ其の四:お金と愛、どちらの方が大切か

 

哲学者:では、次のテーマに移らせてください。お金と愛、どちらが大切なんですかね? 旦那さんに求めるのは、どちらですか?

 

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OL:両方です。両方、マストです。

 

OL:……私は、やっぱり愛かなあ。っていうか極論、お金は持ってなくてもいい。

 

OL:え〜、それは絶対嘘だよ。この会話が記事になるからって、好感度上げにきたでしょ?(笑)

 

OL:いや、そんなことなくて。友達に結婚して15年経つっていう女性がいて、その人子供も3人いるんだけど、最近喧嘩した時に旦那さんから「お前は1円すら稼いでないのに、俺の家に10年以上も寄生しやがって! フナムシ以下なんだよ!!」ってキレられたらしく。それ聞いて怖くなった(笑)

 

OL:なにそれありえない!

 

OL:やばいでしょ? フナムシだよフナムシ!

 

OL:ずっとフナムシだと思われてたってことだよね。

 

OL:怖過ぎる。

 

哲学者:喧嘩をしていたとはいえ、咄嗟に出た言葉が「フナムシ」なのは凄いですね。その時に思いついたというよりも、ずっとどこかで「この人はフナムシなんじゃないだろうか」という疑念を抱いていたのでしょうね。長い間。

 

OL:え〜超無理、本当につらい(笑)

 

OL:だからお金がなくても、愛がやっぱあって欲しいな〜。

 

OL:でもさ、お金がなかったら生活に困るから、やっぱり愛だって冷めるんじゃん?

 

哲学者:どちらの方が建設的な感じがするか、かもしれないですね。「お金が十分にある状態で、2人の愛を考える」のか、「2人の愛は十分にある状態で、2人でお金のことを考える」のか。

楽しいのはどちらでしょうか?

 

OL:なんとなく後者の方が楽しそう。

 

OL:まあでも、確かにそうなのかもな〜。愛が大前提で、2人でお金のことを考えた方がいいのかなあ。現実がわかってないと言われるかもしれないけど、やっぱ愛なのかな、時代は。

 

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OL:やっぱり最後は愛だよね!  

 

OL:うん、ほんとそんな気がしてきた。夢見がちって言われそうだけどやっぱり愛が大切な気がしてきた。 OL:愛だね、やっぱり。 OL:あああ〜恋したいなあああ〜 わたしの愛する人は、いったいどこ? OL:いやあんたあの人いんじゃんww OL:え?誰のこと? OL:え、ほら先週言ってたじゃん、t:えかwkgくぁplw波@ファl」kふぁうぇあ:え:あkpゔぁ:rがえlふぁwれ@あえ@らpkw@;えf@あ;;f、あうぇ_(以下文字数の都合)

 

 

哲学者:結論はこれです!!

 

 

「お金と愛、どちらの方が大切か」に対する哲学者の哲学的な結論:

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熊谷:……先生、なんだか楽しくなってきました! 議論ってこんな感じでいいんですか? ロジックも威厳もマウントも何もないようで、最高です!

 

哲学者:いいんです。何だか、愛があった方が楽しい感じがしてきましたよ、私も!

 

 

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そして残りの25テーマについてもダベりつくし、全てが終わった。

 

 

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OL:先生、ありがとうございました〜! 楽しかったです!

 

OL:いつもより盛り上がりました、ありがとうございます! なんかメチャクチャで、すみません〜! また今度、渋谷で飲む時、先生に連絡しますね!

 

OL:超楽しかったです、色んな発見がありました。哲学者の印象が変わりました!(笑) また、お酒飲みながらお話させて下さい!

 

 

哲学者:僕も色々と勉強させて貰いました。皆さん、有難うございました。

 

 

議論と、哲学

 

……

 

熊谷:先生、ありがとうございました。凄く楽しかったです。

 

哲学者:いえいえ、呼んでいただき有難うございました。至福のひと時でしたよ。

 

熊谷:しかし、女子会にピリオドを打つことはできなかったように感じます。また明日になれば彼女たちは、今日と同じようなテーマについて壮大な女子会を始める気がするからです。せっかく今日、こんなにたくさんの結論を出したのに。

これで、いいのでしょうか?

 

哲学者:いいんじゃないでしょうか。答えがどうなったって、明日変わったって、議論の過程が楽しければいいという考え方もありえるかもしれません。“答えが分かってつまらない”人生よりも、“答えが分からないけど楽しい”人生の方が、よっぽどいいじゃないですか。

 

熊谷:……。

 

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熊谷:先生、僕、自分が何か間違っていたんじゃないかと思います。「結論」や「普遍的な正しさ」を探すことに躍起になっていたのかもしれません。合理的であるとか論理的であるみたいなことを、無意識に高く評価し過ぎていたのかもしれません。

でもそれって、結局自分が息苦しくなるだけなのかもしれないなって、今日思いました。

 

哲学者:いいえ、熊谷さんは間違ってなんていませんよ。普遍的な正しさを追い求める姿勢だって、凄く尊いじゃないですか。きっと、それでもいいんです。

 

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哲学者:僕はこれからの時代、哲学っていうのは「哲学」として独立して存在するものじゃなくなるのかもしれないな、と思うんです。哲学として独自に考察が進められ、哲学的な観点から「何かに対して答えを出す」という在り方ではなくなっていくんじゃないかと。

他の学問の補助としての哲学、何かのちょっとした手助けとしての哲学。哲学自体をあれこれ考えるんじゃなく、「少しだけ掘り下げて考えてみる」「少しだけ哲学的に考えてみる」という哲学。そんな風に生き残っていく学問なのかもしれないな、と思っています。

 

「女子会にピリオドを打ってやる」と言って哲学者が現れて、蓋を開けてみたらいくつか質問して一緒に爆笑するくらいで、他には特に何もしない。

 

でも、それで彼女たちの女子会が、いつもとは少し違う視点から議論することができ、少しでも楽しくなるのであれば。極端な話、それだってある意味「哲学」の存在意義なんじゃないかな、って。

 

なんか、そんな風に思うんです(笑)

 

 

 

ダメですかね?

 

 

 

(取材・文:熊谷 真士 ブログ「もはや日記とかそういう次元ではない」

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