「ネタりか」終了のお知らせ

いつも「ネタりか」をご利用いただきありがとうございます。

この度「ネタりか」は、2019年10月16日(水)をもちまして、サービスを終了させていただくことになりました。

これまで長きにわたりご利用いただき、ありがとうございました。

【実録】「地方でも車なしで生活できる」と思いたかったけど、やっぱりちょっと無理でした

2016/9/6 19:01 ネタりかコンテンツ部

こんにちは、ライターの真崎(@masaki_desuyo_)です。ファミマの駐車場から失礼します。

 

new_14203191_1064696070287073_6696182948639103899_n

 

私は3か月ほど前に東京から沖縄へと引っ越した、いわゆる地方移住者です。移住前は大小さまざまな選択を迫られたのですが、移住後に最初に迫られた大きな選択は「車を買うか否か」でした。

 

「地方の生活では車が必須」というのは、よく聞く言葉です。しかしこれまでの人生において、東京・横浜・京都と、比較的都市部にしか住んだことのなかった私には、正直あまりピンとこない言葉でもありました。

だから、沖縄移住の際も「車がなくても何とかなるだろう」と思っていたのですが……結果、移住先で軽く死にかけました。

 

そこで今回は、「地方では車って必要なの?」という過去の自分に対し、今の自分からのアンサーとして記事を書くことにしました。結論は「はい必要です」になるのですが、そこに至るまでの経緯も含めてお伝えしていく所存です。

「地方移住の予定があり、自動車購入を迷っている」という方の参考になれば幸いです。

 

***************************
【備考:移住前の筆者ドライバー歴】

・2012年に普通自動車運転免許取得。
・その後住んだ横浜と東京では、基本的に電車移動。あとはバス、自転車、徒歩。
・免許取得後、運転回数ほぼゼロ。ペーパードライバー4年目。

****************************

 

地方で車が必要とされる主な理由

移住前から、沖縄に住む友人には「車なかったら生活キツいよ」と言われていました。また、別の地方(北海道・山口・群馬・茨城、いずれも各県の都市部ではない場所)に住む友人たちの意見も「地方の生活は車必須!」で一致していました。その理由は、やはり以下2点。

 

1)交通機関が都市部ほど発達していない

 

train

 

最初に注意されたのは「電車とかバスの路線数、駅の数、走る本数も、地方は東京よりめっちゃ少ない」こと、そして「“最寄駅まで10分”は、徒歩ではなく車が基準だったりする」こと。

ちなみに「沖縄では那覇市内を走るモノレール以外に電車は通っていない」という事実に気付いたのは移住を決意した後でした。

 

2)家の近くにお店や施設が揃っていない

 

shop

 

都市部では、コンビニ、スーパー、飲食店、書店、郵便局、病院、カラオケや漫画喫茶など、普段の生活に必要なお店や施設はほぼ徒歩圏内に揃っています。

一方、友人たちの話によると、地方では「コンビニまで歩いて行くのは不可能」「近くに遊べる場所はない」「最寄りの病院まで車で10分」という環境も珍しくないとのこと。買い物や遊びはもちろん、ライフライン全般で車がないと支障が出てしまいそうです。

 

それでも私が車を持たなかった理由

そんな話を聞いていながら、私は結局移住当初は車を購入しませんでした。その理由は、ぶっちぎりで「車持ってたらめっちゃ金かかりそう」だからです。

 

new_money

 

ネットの情報や友人たちの話から、めちゃくちゃざっくり算出した想定費用は以下の通り。(中古の軽自動車で想定)

 

***************************
・車購入代:150,000~250,000円
・保険代:40,000~50,000円/年
・ガソリン代:5,000~8,000円/月
・駐車場代:3,000~5,000円/月
・自動車税:10,800円/年
・車検代:30,000~40,000円/2年
***************************

 

……高い。購入費を除いても、年間で20万以上はかかりそう。他にも洗車、タイヤ交換、修理費用など、考え始めたらキリがなく軽く病みました。移住直後は生活困窮のためキャバクラに体験入店していた私にとっては、とてつもない費用です。

 

追い打ちで、沖縄では「潮風で車が錆びやすい」「強烈な台風で車が吹っ飛ばされてぶっ壊れるケースもある」といった情報が入ってきて戦慄。購入後すぐにそうなったら、私のメンタルも一緒に壊れそうです。

 

そんなことを思ってるうちに「まぁ車がなくてもなんとかなるだろう」と、半ば自己暗示的に考えるようになりました。

もともと私は散歩と自転車が大好きで、散歩でふらりと4~5km歩いたり、池袋~渋谷間(約8.5km)くらいなら平気で自転車移動したりしていました。だから移住後も「最悪自転車があればどうにでもなる」と考えていたのですが

どうにもなりませんでした

6月上旬に移住してから約1ヵ月は、沖縄で車を持たずに生活してみました。移動手段は、友人の送迎、バス、自転車、そして徒歩です。

私が移住した沖縄県中部・宜野湾市の家は、コンビニ、スーパー、郵便局、薬局などが徒歩10分圏内にあるため、日用品や食材の買い物で困ることはありませんでした。ただ、それでも精神的・肉体的にキツいことは多々あったのです。

 

キツかったこと1. 真夏の沖縄で自転車はマジで過酷

季節は真夏。直射日光をサンサンと浴びながら最寄りのスタバ(6km先)まで自転車で走るとどうなるか。到着後、凄まじい疲労によって全ての気力が奪われます。

 

tyari

 

(しかも、よりによってミニサイクル)

 

東京にいたとき気持ちよく走っていたのは、ビル影も多く道もわりと平坦だった(少なくとも45度の傾斜とかはなかった)から、と悟れました。

 

また、「数ある移動手段の中から自転車を選ぶこと」と「自転車しか選択肢がないこと」の意識差は、想像以上に大きいものが。「今日、自転車乗らなきゃいけないのか……」と思うと外出する気持ち自体が萎え、家に引きこもってしまう日も増えてしまいました。それほどまでに真夏の沖縄の自転車は過酷。

 

キツかったこと2. バスの本数が想像以上に少ない

東京の交通機関の感覚に慣れていたせいで、移住後にバスを利用しようとした際

 

zikoku

 

「あれ、あぁ、そんなになんだ……?」と震えました。

 

もちろん、東京と比べれば本数少ないというのは想定してましたが、予想よりまだちょっと少なめでした。

また、バスで最寄りのスタバまで行く場合、片道500円かかりました。毎日乗るには地味に痛い出費です

 

キツかったこと3. 送迎され続けるのは、とにかく申し訳ない気持ちになる

買い物や遊びに行くとき、友達に車で送迎してもらうことも多々ありました。ただ、当然ながら友達にもいろんな都合があります。そんな中、私のためにわざわざ時間を割いて送迎をしてもらうわけで、純粋に申し訳なさが募っていきます。

 

キツかったこと4. そして怒涛のスコール

これは沖縄特有の話ですが、つい10秒前まで晴天だったのに突然ドドドドドドドドドドドドドドと豪雨が襲ってくる現象(スコール)が、1日に2~3回くらい発生します。

 

ame

 

傘では防ぎ切れない豪雨です。当然自転車に乗ることなんかできません。スコールの中をスイスイ移動できる存在は、車と、開き直ってズブ濡れになった散歩者以外何も思いつきません。

 

……というわけで、都内感覚に基づく「いや、車なしでも大丈夫っしょ!」という仮説は、たった1ヵ月で「全然だいじょばない」という結論に至りました。

 

そして車を買いました

結局私は、夜な夜なネットで沖縄の中古車情報や「車譲ります!」という掲示板からお買い得情報を漁る存在と化してしまったのですが、7月の某日に沖縄の友達から連絡をもらいます。「もうすぐ県外移住する知り合いが車売ってくれるらしいけど、いる?」と。

 

スペックは以下の感じでした。

***************************
・車種:スズキ ワゴンR(4人乗りの軽自動車)
・製造年:2006年
・燃費:20km/L
・走行距離:8万キロ
・最終車検:H27年11月(次の車検まで約1年半)
・希望価格:20万円
***************************

そして、送られてきた写真がこちら。

 

car

 

「これ譲ってほしいです」と即レスしました。

 

購入のポイント

とにかく色と形。完全に私のツボでした。あとは

***************************
・走行距離10万キロ以下(10万以上はやめとけと、周囲から言われていた)
・分割返済(3万×5カ月、2万×1ヵ月)OK
***************************

というのが大きかったです。

また、お金が最大の理由で購入を見送っていた私としては、譲り主から年間33,000円の安価な自動車保険の存在を教えてもらえたのも、相当ありがたかったです。(申し込み時の一括支払いだったのが、当時の財政的にちょっと痛手でしたが)

 

車を買ったら人生(沖縄生活)が一変しました

そんなわけで、車を手に入れてから1ヵ月半が経った現在。

移住直後の不自由な日々に対する反動なのか、水を得た魚のごとく毎日必要以上に車を乗り回しています。

 

new_14199413_1064696066953740_5819978815072314468_n

 

new_14183952_1064696086953738_6089287418960722687_n

 

(自分のタイミングで行きたい場所に行けることがこんなに幸せなんて、初めて知りました)

 

今のところ、月々の車関係の費用は以下の通り。

***************************
・分割代:30,000円
・駐車場代:3,000円
・ガソリン代:8,000円~10,000円
・洗車代:400円

【合計】41,400~43,400円
***************************

(※無駄に乗り回しまくっているので、ガソリン代はちょっと高めです)

 

自転車とバスで移動していた時期は、1ヶ月の交通費は約5,000円でした。

しかし目に見えないダメージ(疲労・メンタル・仕事・もしかしたら人間関係に支障も)が大きかった分、車が私の暮らしに余裕と潤いを持たせてくれたことは、疑いようもありません。

また、自転車移動は家から半径5km圏内が限界だったので、自ずと「宜野湾市ヒッキー状態」になっていましたが、今は車のおかげで移動範囲が沖縄全体に広がりました。

北部にあるキレイな海や、離れた場所で開催されるイベントにも自由に行けるようになり、感無量です。

 

car2

 

1

 

new_syu13

 

bbq

 

sunset

 

車のおかげで、いろいろ楽しくなりました。むしろ、ようやく沖縄生活が始まった、と言えるかもしれません。

 

(※最後の1枚だけ、いい沖縄感を伝るためのイメージ画像です。)

 

まとめ

今回初めて地方に住んだのですが、とにかく車の必要性を痛感しました。ほんと、めちゃくちゃ必要でした。

 

もちろん沖縄にも、原チャリだけで過ごす人や、都市部(那覇市)でカーシェアリングを利用する人はいます。だから工夫次第では、車を持たなくても不自由なく生活することもできると思います。

ただ、私はちょっともう今の環境で自家用車のない生活は、考えられません。というか、わりと車にハマり気味で、彼氏はいなくても車があるので幸せなんです。(決して現実逃避ではない)

 

……というわけで本日は、長くなりましたが、いち地方移住者の実体験としての車所有感想を沖縄よりお届けしました。

来年訪れる各種お支払いイベント(自動車税、保険の更新、車検)に軽く震えつつ、今日も車で出かけてきます。

このネタ読んでどう思う?

投稿ありがとうございます。
よかったらログインしてコメントも書きませんか?閉じる

このネタへのコメント62

コメントを投稿するにはログインが必要です。

ログインしてコメントを書く

カテゴリ別アクセスランキング

トップ