信哉、薫、彪太郎……自分の名前の「漢字」、どう説明してる? 調査してみた

2016/5/31 21:05 ネタりかコンテンツ部

こんにちは、ひにしです。

 

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突然ですが、電話口で自分の名前を説明するの、もう何万回目だよ、めんどくせーなと思ったことはありませんか?

 

私の本名は、日西 愛(ひにし あい)。この名前とかれこれ30年以上の付き合いですが、相手に伝わりにくくて困っています。

そもそも苗字の「ひにし」が聞き取りづらい上に、あまりない苗字なので一発で分かってもらえず、「しみずですか?」「ひぐちですか?」なんて聞き返されます。最初から「にほんの日に、にしひがしの西で、日西です!」と言えたらどんなにラクな事か……!

でも、それだと変な人だと思われそうなので、結局「ひにしです」と言い、やっぱり聞き取ってもらえずに説明し直すの繰り返し……。もううんざりです!

 

また、名前の「愛」にも問題があります。

 

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子供のころから「愛するの愛です」と説明してきましたが、自分で「愛するの愛」とか言うのが超恥ずかしすぎる! ちなみに最近、「愛知県の愛」といえば恥ずかしくないことをようやく発見しました。

このように、私だけでなく、名前の説明には人それぞれに涙ぐましい努力によるブラッシュアップが行われているのではないかと思ったわけです。

 

というわけで、さっそくいろんな人に聞いてみました。パターンごとに紹介します。

 

 

有名人の名前で説明するパターン

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人名以外ではあまり使われない漢字が名前に使われている、などの理由から、有名人の名前で例える人が多いようです。

 

●隆行(たかゆき)さん

「隆」の文字が一般的には使われていないので、「西郷隆盛の隆です」と説明します。それ以外だとマジで通じないんですよ。これ以外でいうと「隆起」の「隆」もありますけど、「りゅうき?」って聞き返されますからね。

 

●円(まどか)さん

何円の「円」ですといっても、この字を「まどか」と読むことを知らない人だと「えっ?」と聞き返されるのが、微妙にツライです。ちなみに私は関西出身なんですが、関西圏だと「円ひろしの円(まどか」)で一発で通じます。「円ひろし」にはすごいお世話になってます(笑)。

 

●信哉(しんや)さん

僕の場合は「哉」の字ですね。いろいろと気恥ずかしさはあるのですが、「木村拓哉の哉です」と説明しています。この手以外に何かないか考えたんですけど、これが一番伝わるんですよね。「キムタクと比べられたら嫌だなぁ」と余計なことを考えてしまいます。

 

●啓子(けいこ)さん

「啓」の字が本当にどう説明していいやらで。母は「拝啓の啓です」と説明していたのでそれを引き継いでいたんですが、どうにも伝わりづらくて。ある日「谷啓の啓ですね」と聞き返されて以来、それが一番伝わることに気づいて「谷啓」を多用しています。ですが、最近の若い方は「谷啓」を知らないことも増えてきて、何かいい手はないかと模索中です。

 

ありふれた名前であっても、意外と説明に困るパターンはあるものなんだと再認識しました。たしかに、「哉」の字の説明のもどかしさ……わかる、わかるぞ!

 

 

漢字を分解して説明するパターン

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有名人の名前で説明しても通じない場合など、漢字を分解して説明するという方が多くいました。このバリエーションが最高におもしろいです。たとえば、男性の名前で「ひろし」や「○○ひろ」「ひろ○○」など、ひろのつく名前は多くありますが、その漢字がむちゃくちゃありすぎるので説明が大変のようです。

 

●弘道(ひろみち)さん

「弘」は「弓にカタカナのム」と説明します。ほかに説明のしようがなくって。簡単そうに見えて毎回、弓にムっていうのは面倒だなぁと思います。

 

●寛(ひろし)さん

「うかんむりに草かんむりに見るで、寛です」と説明することが多いですね。たいてい「うかんむりに草かんむり?」と、かんむりが2回続くことに若干の戸惑いを覚えられるのですが、「縦に!」と補足することで、だいたい通じます。他に説明のしようがないんですよ。

 

●友嗣(ともつぐ)さん

とにかく「嗣」の字の説明が厄介です。「口の下に、1冊2冊の冊で、右に司会の司」と説明しますが、まあ全然伝わらないですね。でもそれ以外に説明できないんですよ。毎回心の中でゴメンと思いながら伝えているんですけど、もはや自分でイライラしています(笑)。

 

●亮(あきら)さん

この漢字、人名以外ではほとんど使われないんですよ。強いて言うなら「谷亮子」さんの「亮」なんですけど、僕の場合は読みが「あきら」なので、いまいち伝わらないんですよね。なので「鍋蓋に口書いて、うかんむりっぽいの書いて、2本シャッシャッです」という無茶苦茶な説明をしています。途中で「あ~」と気づいてくれるけど、毎回これは面倒です。

 

●薫(かおる)さん

「草かんむりに重ねて、てんてんてん」と説明しますね。いろいろと試行錯誤をした結果、これが一番伝わることに気づきました。最後の「てんてんてん」で、電話口の人も「あ~」ってなります。実際は「てんてんてんてん」と4つですけど、まあそこはご愛嬌ということで……。

 

「かおる」という名前は他にも、「馨」「董」といった漢字の方もいて、説明の苦慮っぷりは想像以上でした。

 

 

一般的な単語で説明するパターン

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一番多いのが、「美しいの美です」といった一般的な単語で説明するパターンでした。ちなみに、「美」のつく女性は多いのですが、私の「愛」と同じように自分の名前を「美しい」って言うのはいつもこそばゆい〜との意見が大多数でした。

 

●芳助(よしすけ)さん

「よし」の説明に長年苦労してきたんですよ。一般的にあまり使われない漢字だし、「よし」とも読みづらいし……。「草かんむりに方向の方」と分解して説明していたのですが、試行錯誤の末にたどり着いたのが「芳香剤の芳です」と説明することでした。この字「芳香剤」以外で使わないですよね? なので、もうこの説明が鉄板です。

 

●秀彰(ひであき)さん

「秀」はまぁいいんですけど、問題は「彰」です。最初は「立つに早いで横にちょんちょんちょん」で説明していたんですけど、ある時電話口の人に「表彰状の彰ですね」と聞き返されて「それだ!」と。それ以来、「表彰状の彰です」と説明して一発で伝わるようになりました。あの時の電話のお姉ちゃんには感謝ですね(笑)。

 

このように、人から聞き返されて「それだ!」となる人が他にもいました。コールセンターで電話応対を専門とする職業の方々は、名前の漢字を説明するのがめちゃくちゃ上手いのかもしれない。

 

 

どうしようもないパターン

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まだ正解にたどり着いていない人もいました。

 

●博之(ひろゆき)さん

「之」の説明に苦労しますね。「ひらがなの『え』みたいな字です」って説明しますけど、まず伝わらないですね。芸能人でも有名な「博之」ががいないので、いつも苦労しています。なんかいい説明があるなら教えて欲しい!

 

●彪太郎(ひょうたろう)さん

なんといっても、「彪」ですよ。まず読めないですし、分解して説明しようにも「虎の最後を伸ばして右にちょんちょんちょん」と言っても全然伝わらないんですよ。電話相手がPCの前にいる場合は、「ひょう」と打ってもらって変換候補に「虎みたいな字はないですか?」と聞くのが鉄板。もう名前を説明するの嫌です(笑)。

 

 

調査結果「みんな苦労していた」

今回、名前の説明に苦労やブラッシュアップを重ねている人が多く見つかり、「みんな同じ気持ちを抱えている!」とうれしい気持ちでいっぱいでした。キラキラネーム世代は当て字が多そうなのでもっと大変なのかもしれない。

多くの漢字があり、その読み方も多様な日本だからこそ、名前の漢字の説明に苦慮する人が多いのかも。それもひっくるめてクールジャパンということにしておきたい。私も面倒くさがらずに、これからも「名前プレゼン」の最適解を探しつづけたいと思います。

 

ひにしあい(Twitter:@sunwest1 )+有限会社ノオト

本業はSEOの非常勤ライター。好きな本は路線図、好きな音楽はビジュアル系。特技はカラオケ芸。嫌いなものは犬好きを装う女。スクールカーストは常に2軍。女ならではのあるあるを試し続ける人。トゥギャッチ(外部サイト)や、コネタ –Excite(外部サイト)で活動中。個人サイト「hinishi.com 」。Twitter IDは@sunwest1

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